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幸せな旅の記憶で、また幸せになる。

今日はあまりに暑いので、夕方買い物ついでに、めったに入らないハンバーガーショップに思わず入ってシェーキを一気飲みしてしまいました。

飲み終わってボーっと涼んでいたら、すぐ横の壁に埋め込まれたいろいろな色のタイルが並んでいるのを見て、なぜか旅先でひと休みしている感覚に。。。。

たまに、歩いていて突然海外を旅している感覚になると最初の記事にも書きました。海外はずいぶん行っていないので最近はあまりありませんが、突然旅先にいる感覚になるアレはいったいなんでしょう。今日のは、夕方あまり入らない店に入ってひとりでボーっとしていたからか。

旅行といえるものに最後に行ったのは、一昨年の10月の京都。
カリグラフィーを始めるキッカケとなった「カリグラフィー・スタイリング」の著者のヴェロニカ・ハリムさんのワークショップに参加するため、京都観光もかねて横浜から出かけて行ったのでした。

祇園の突き当たりにある建仁寺で行われたワークショップ。三部構成で、お庭の見える和室で座禅、モダンカリグラフィーのレッスン、そして宇治の老舗の方のお話を聞きながら3種類のお茶を入れていただくというという、ちょっと面白い構成。カリグラフィーは集中して文字を書くため、メディテーションにも通じるとのヴェロニカさんの思いから、座禅と組み合わせられていたのでした。

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<素晴らしいセンスで整えられたワークショップ会場@建仁寺で感動。>

ワークショップを終え、大満足で四条通りを歩いていて、ふと夕暮れ時が気持ちよくてスマホで撮ったヘッダー写真。

この時の私は、高齢の母を見送って半年経った頃で、寂しさと同時にもう母の心配をしなくても大丈夫なんだという解放感と安心感でいっぱいでした。そして、自分の好きなことをしに京都まで来ている。この時の幸せな感覚は、今思い出しても幸せになります。

その旅で、私ははじめてカプセルホテルというものに泊まりました。なぜかというと、デザイナーズ系??のおしゃれなカプセルホテルが増えているとかで、女性専用階もあるというし、一度くらい泊まってみたかったから。

でも、行ってみて気づいたけど、自分のスペースでは立ち上がることもできない(笑)。寝るにはまだ早いので、近くのスターバックスで夜10時くらいまで、ヴェロニカさんの著書を見ながら、その日のワークショップを反芻していました。

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家に帰らなくていい夜、旅先の町で、ひとりでほうじ茶ラテを飲んでいる至福。今日の夕方、ハンバーガー屋で思い出したのはたぶん、そんな旅先時間の感覚でした。

ちなみに、カプセルホテルにはもう泊まりません。もともと窓が無いのが苦手だし、棺桶の中に寝てるみたいだから(笑)。


書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。サポートいただけましたなら、自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。