ボロボロに傷つきすぎると



痛みさえも癒しのように入り込むときがある。


ロックのようなギリギリで擦れ擦れな今にも壊れてしまいそうな、心の奥をキュッと締め付けるような音楽が好きだった。


凸凹でザクザクにささくれ立った心にはひび割れた不協和音の方が響く時がある。


いつだってハッピー♪なんてことばかりじゃない。
前向きで爽やかな歌が届かない、あまのじゃくのような精神状態の時もあるのだ。


そういう時にはネガティブな暗い曲がそっと寄り添ってくれる。


哀しさを悲しみきること、切なさや孤独感を否定せずに味わい尽くすこと。
自分感情にウソをつかず、認めて受け入れてみる。ネガティブで傷ついた自分を置き去りにしないでいてあげる。



ずっとずっと深い苦しみや悲しみの中にいるとき、ヒリヒリしたものが支えてくれることがある。


無理に明るく振る舞おうとせず、心に響くメロディーに耳を委ねる。

その先に見える、光や温かさもある。

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