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本で旅する Via、開店いたしました

どうにか、こうにか、6月30日に開店いたしました。

開店にむけて、ご協力いただいた皆様には直接お礼を申し上げるものと、ここではいちいち述べませんが、感謝の至りです。

前回ご案内したとおり、モデルさんを入れての撮影も終了しました。後日、補正を終えて納品され、そちらの画像も使っての、自作のウェブサイトも公開しました。

その中の「ご挨拶とお願い」、そして、このnoteではまだふれていなかった、店名についてご紹介した「Viaという店名について」から、抜粋して、店についてご紹介いたします。

ご挨拶とお願い

ご来店に際し、お願いがございます。
店名にあるとおり、当店は、東京・荻窪の路地裏にある「本で旅する」を掲げた居場所です。お客様にはこのViaで、本に描かれた物語や芸術、はたまた森羅万象の世界へと、ごゆっくり〝旅〟していただきたいと願っております。どうぞご自由にお好きな本をお持ち込みいただき、読書時間をお過ごしください。また、読書だけでなく、手書きの手紙を書いたり、アイデアを練ったりといったかたちでも、新しい世界へと羽ばたく空間として、どうぞご利用ください。

おひとりさまのご来店を歓迎いたします。

お客様に本の〝旅〟を快適に楽しんでいただけますよう、当店では決まり事を設けています。
それは、ほかのお客様の読書時間を損なうことのないよう、ご配慮いただくことです。とりわけ、音。当店では、静かな読書空間をお客様にご協力いただきながら、一緒に創り上げていきたいと思っています。そのため、以下のことをお守りください。

<お控えいただきたいもの>
・お連れ様同士の会話
・パソコンの使用

<お気遣いいただきたいもの>
・イヤフォンからの音漏れ
・ボールペンのノック音
・スマートフォンなどのシャッター音が響く店内撮影(1、2回でお済ませください)
・その他さまざま音が出るもの

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

Viaという店名について

店名の「Via(ヴィア)」とは、英語で「経由」の意味を持ちます。お客様が当店を〝経由〟して、お座りのアームチェアから、本の世界に〝旅〟立っていただければ、そんな思いを込めています。

世には、いろいろな国や人の考え、文化、歴史があることを、「本の〝旅〟」は教えてくれます。もちろん、なかには、思いを寄せられない国や人、考えもあります。

日本語では、海外の国や人々のことを「外国」「外国人」と呼びますが、それは、わたし(たち)と異なる「他者」の謂いでもあるでしょう。外国、外国人を知ることは、国籍、地域を問わず、他者に思いを馳せることにもつながり、他者を一方的に排除するのではなく、解せない他者がいても、別にええんちゃう、と思えてくる。共感はできないけれど、理解はできる。「本の〝旅〟」には、そうした効用もあるのではないかと思います。そして、ひいてはそれが「映し鏡」となり、自身を知ることにつながるのではないか。そんなふうに思っています。

またViaの語源はラテン語で、「道」や「進路」「手段」の意味を持ちます。ある時には、ギャラリーの展示作品の〝旅〟を通じて、また本の〝旅〟を通して、お客様の「道」や「進路」が切り開けたり、何か「手段」を手に入れることができたり、そんな瞬間が当店でお客様に訪れたなら、この上ない喜びです。

抜粋、以上。

開店したばかりで至らぬところが多々あるかと存じますが、試行錯誤しながら、日々改善、改良していければと思っております。

中央線沿線、荻窪のお近くにお越しの際は、ぜひ読書のひとときを弊店でお過ごしください。

みなさまのご来店をお待ちしております。

https://via-ogikubo.com/

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