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5月25日 ホーム 徳島ヴォルテイス戦 VF甲府 選手採点

3試合引き分けが続き、そろそろ勝ちが見たい私達。
しかし今節組みする相手はリーグNo1の堅守を誇る徳島。
先制点がポイントとなるこの試合、予想通り甲府が圧をかけて攻め込む立ち上がりとなりました。

パライバ 5.5
チームの連携に次第に慣れてきている。
ヘディングでのフリックや、競り合いながら足元に収めるなど長所を披露。
スピードを生かして相手最終ラインへのプレスも効果的で、相手にとって厄介な存在だった。
冒頭のチャンスは決めることが求められるシュート。
良い内容だっただけに、怪我で無念の交代となった。

三平 6
1列下りて繋ぎに参加して、1枚はがして展開するなどパスワークを加速させた。
6分のパライバのシュートシーンは、オーバーラップした須貝に三平が絶妙のスルーパスを通した時点で勝負あり。
6分の荒木からの完璧なクロスをヘディングしたシーンは、枠内には飛ばしておきたかった。

長谷川 6
3ボランチの左に入るような形でセット。
荒木と意図が合わない時もあったが、かみ合ったときは見事な連携を披露。
バイタルエリアでターンを狙って失敗したりタッチが大きくなってロストするシーンがあった。
いずれも僅かなズレだが、長谷川の実力を考えれば、一つは枠内シュートまで持っていきたかった。
こんな日もあるさ。

関口 5.5
ここ数試合に比べて体が軽いように見えた。
前半は相手のストロング、西谷選手の対応に苦戦した。
失点シーンではカカ選手のマークを外して、浦上が2枚を見なければならない状態を招いてしまった。
後半は高い位置まで侵入し、リラへ決定的なキーパスを供給。
試合を通じて、相手がビルドアップでサイドバックに入れた際には、深いところから駆け上がり素早いチェックをしていた。

山田陸 6
ボランチと荒木の間に入られた選手に2、3度差し込まれて深いところまでつながれてしまった。
チームの繋ぎの中心であり、キープと展開、そしてフィニッシュワークと全てをこなした90分だった。

林田 5.5
最終ラインまで下りて組み立てに参加。
一気に最前線まで通すパスも見事で、林田が最終ラインに下りてくると次のパスを何処に通すか楽しみだった。
長谷川がボランチにセットされたことで、須貝と関口の間のパスコースを林田が切れるようになり、山口戦のように差し込まれるのは1度だけだった。
隙があれば最前線までプレスすることも忘れなかった。

荒木 6.5
精度の高い長短のキーパスとクロスを供給し続けた。
ここ最近では珍しくターンで一枚はがして持ち上がるシーンも見られた。
鳥海のPK獲得も荒木の突破からのパスを受けてのもの。
守備では、27分に見事なカットがあった。
荒木のサイドに振られたパスに、相手が蹴った瞬間に一気に全速力で距離を詰め、相手まで少し手前で速度を緩めてトラップさせて、トラップさせた瞬間にまた一気に間合いを詰めて取り切った。ナイスプレー。
そこからパライバへのスルーは少しだけ長くなってしまったが、理想的なショートカウンターとなりそうだった。
また、67分にサイドで受けてプレスがハマりかけたシーンがあったが、ターンして剥がして持ち上がった。ナイスプレー。

野澤陸 4
絶え間なくサイドや前線に質の高い長い距離のパスを供給し続けた。
ゴール前で1対1で振り切られシュートを許したのは課題。
遅延行為で二枚目のイエロー。
試合を通して同じことをしていたので、事前にレフリーから注意があってもよかった。
また甲府の方が数的優位だったことから、遅延行為に効果が乏しい状況とも思えた。
しかし問題は、1枚貰っている選手がプレー以外の部分でリスキーなことをしてしまったこと。
チームのメンバーも事前に注意喚起をするべきだった。
勿論ノリック本人がもっと厳に自戒していなければならなかった。
ノリックだけでなく、ピッチとベンチにいた全選手が深く重く考えなければならない退場となった。

浦上 5.5
マークの出足が遅れて失点に絡んでしまったが、瞬間的に2枚見なければならない状況になっていたので、責められない。
試合を通じて高精度なフィードを前線やサイドに供給し続けており、昨年に
比してキックに大きな成長が見られる。

須貝 6.5
開始から前線にオーバーラップし、パライバへ決定的なグラウンダーのクロスを供給したが、以降の前半戦は主に繋ぎとポジションのカバーを担う。
後半は、両ウィングバックが高めの位置取りをしたことで、プレーエリアが拡大。
61分には、西谷との1対1を後ろから追いつき制圧。
また、65分には相手のコーナーキックの流れから一人で持ち出して陣地を半分回復するドリブル。最後に相手に当ててマイボールにした。
ずっと押し込み続けていた時間帯だったので、相手が取ったコーナーキックで試合の流れを相手にあげないナイスプレー。
87分に退場者が出てからは、さらに運動量が増加。
パスが合わずに失敗したが、ロスタイムにも単独でスプリントをかけようとした場面は流石須貝ならではいうもの。
素晴らしかった。

河田 5.5
キックで裏を狙う意識が高かったゲームで、実際に70分には関口へ1発のパスで崩すことに成功している。
ナイスキック。

鳥海 6
パスワークに常にからみ、またプレスから二次攻撃が始まったりと、効果的に立ち回った。
58分に、カカ相手に背負ってキープして関口のいるサイドへ展開したのは圧巻だった。
PKゲットでチームを救った。

リラ 5
前線で体を張ったが、普段よりポストの役割を果たせなかった。
PKをしっかり沈め、前線から精力的に2度追いするなどプレスでも貢献したが、なんと言っても70分のチャンスを外したのはストライカーとして痛恨だった。

石川 6.5
後半から石川が入って圧倒的に攻勢となる。
積極的にワンタッチで捌いてくれたことでリズムが生まれ、中盤のパスワークが加速した。
特に49分、右に居るノリックから来たパスを、左足インサイドキックで、そのまま左方向にボール速度を変えず角度だけ変えて荒木にワンタッチで通した。簡単に見えるけど逆足での繊細さが問われる難しい技術。
守備ではトランジションの速さが素晴らしく、さらに機を見ては前線に進みミドルシュートまでも試みた。
素直に、改めて良い選手だなぁ~って感心いたしました。
末永く甲府でプレーしてほしいですね。

宮崎 5.5
狭いところにパスを通して局面を変えようとしたり、迫力あるドリブルで相手ゴールに迫ったが、決定的な仕事は果たせず。

小林岩魚 出場時間短く採点なし

吉田監督 ナイスヒールトラップ



総評

互いに人とボールを動かして、ゴールを狙い続けるも1対1の痛み分けとなりました。
いやー、残念ながら4連続の引き分けとなりました。
わかっていたことですが、やはり徳島さんのパスワークと、どんどん人が動くサッカーは凄いですね。
足元も上手いし、なかなか取りどころを絞るのが難しかったんじゃないかと思います。
そんな徳島さん相手に、甲府も頑張って後半はほとんどワンサイドゲームを展開できていました。
これはきっとイレブンの自信になると思います。
その勢いのまま、次節こそは勝利を期待したいですね!
しかし、またセットプレーからの失点で、しかも同じファーサイドで決められているのが非常に気がかりです。
早急な対策を立てて欲しいところです。

さて、次回は大木監督率いる熊本さんです。
攻撃に迫力のある難敵です。
押し込まれる時間帯も長くなるかもしれませんが、なんとか集中力を切らさず、走力を落とさず、最後まで戦い抜いて、きっと勝利をもぎ取って欲しいと思います。

がんばれ!

甲府!!

パライバ!

早く怪我直すんだぞ~~!!



最後まで読んでいただきありがとうございました。
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