生理カルシウム(Ca)は筋収縮、血液凝固、血管系機能などの生理反応において主要な機能を果たしており、全ての動物にとって重要なミネラルである。
体の構造を保つために、その多くは骨格に存在(99%以上)しているが、臨床的な観点では、細胞外 Ca 濃度が最も重要であり、そのうちの血漿 Ca 濃度だけが容易にモニタリング可能である。
また血漿 Ca は、タンパク結合型、イオン化型、複合型の三つの分画として存在している。
Caの恒常性に関与する主なホルモンは、上皮小体ホルモン(PTH
馬原虫性脳脊髄炎(EPM)は主に Sarcocystis neurona (稀に Neospora hughesi )が馬の中枢神経系に侵入することによって引き起こされる。
S. neurona の終宿主はオポッサムであり、オポッサムは糞便を介して環境中に S. neurona のスポロシストを排出し、馬がそれを摂取することで感染が成立する。
S. neuronaは馬に侵入後、腸管内と全身の血管内皮細胞で増殖し、中枢神経系に至ると考えられているが、その侵入経路は未だ不明であ