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自衛隊から高級ホテルバーテンダーへのキャリア作り(no.26)

プロフィール
濱 裕一郎さん
現職:ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜 Bar-Chief
自衛隊在職時最終役職:陸上自衛隊陸士長

経歴

ーー本日はお忙しい中、退職予定自衛官、元自衛官のキャリアを考えるインタビューにご対応いただきありがとうございます。まず、濱さんの経歴を教えていただけますか。

濱さん:高校卒業後、第47普通科連隊・新隊員教育(広島)に一般2等陸士にて入隊。前期教育終了後、後期教育隊として第17普通科連隊・後期教育隊(山口)に配属。中隊配属も17連隊になり、一般曹候補生に進みましたが、4年で依願退職しました。

退職後は、バーテンダーになることを夢見て、2011年にホテルグランヴィア岡山(岡山)に再就職し、ホテルマンとしての第一歩の宴会サービスや宴会営業(外勤)として4年下積みをしていき、その後ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪)に転職しました。

ただ、転職先でもバーテンダーは、未経験では担当させてもらえず、狭き門でした。ここでイタリアンのサービスマンとして2年間勤務し、レストランでのキャリアを優先しました。

そうしたところ、アマン東京(東京)でバーテンダー枠があるため転職、その後はバーテンダーとして、キャリアや資格を取得した後に、リゾートトラスト株式会社に転職し、東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾートに勤務。

その後、ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜が新規開業するため、開業準備室を経験し、2020年9月23日開業。現在は同ホテルのBar-Chiefとして、勤務しています。

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駐屯地音楽隊として充実した自衛隊勤務

ーー自衛隊退職後の夢だったお仕事されているんですね。自衛隊に入隊された背景と在職時の職務内容を教えていただけますでしょうか。

濱さん:実は多くの自衛官が入隊する志望動機とは少し違った入隊動機です。高校で吹奏楽をしており、音楽が大好きでした。将来は音楽を仕事にしたいと漠然と思い描いていたところに自衛隊で音楽科があることを知りました。入隊当初は、音楽科配属を希望していたのですが、当然、誰でも入れる訳ではなく、山口駐屯地(17連隊)に配属になり、駐屯地の音楽隊に入りました。

そのため、本職は、普通科連隊で、小銃小隊の有線無線通信士として、勤務をしていました。普通科で勤務しつつ、課業後に練習するという掛け持ちですね。

駐屯地音楽隊では、トロンボーンを担当していました。通常は課業後に練習をするのですが、駐屯地司令が理解ある人で、行事があれば、命令で課業中に練習もさせてもらったりしていましたね。

山口駐屯地の音楽隊は10人くらいで少ないため、正規の音楽隊の様にフル編成では出来ません。なので、地域行事がある時は、山口県警、山口消防隊、自衛隊の3つの組織が合同演奏などもよく行っていました。吹奏楽を警察、消防が担当し、我々は少人数で独自のビッグバンドスタイルを貫いていました。その他、自衛隊広報イベントや、地域密着型のコンサート活動を行っていました。

また、広島にある第13音楽隊と合同練習することもあり、記念式典でも合奏する大変よい経験もさせてもらいました。

米海兵隊との共同訓練の思い出

ーー自衛隊在職中の思い出・エピソードを教えていただけますか。

続きをご覧になりたい方は、下記にて公開しています!


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