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ソウル5月は忙しい『子供の日・両親の日・先生の日』&文化祭

韓国でも5月5日は『子供の日』(ひな祭りはなくて男女ともに子供の日)子供たちはプレゼントを貰える。その日たまたま立ち寄った百貨店の食料品売り場では、焼きたてウインナーを子供たちに配っていた。


8日は『両親の日』大人になった子供たちからは現金がプレゼントされるという。お花とお札を可愛いくラッピングしたり。(趣向を凝らした画像、ググるとすぐ出てきます)

15日は『先生の日』大学前には出張花屋がズラっと並んでいた。多くの学生が花束やケーキ箱🎁を持っている。朝のバスでも男子中学生たちが花籠を持っていて微笑ましかった。

ジミョンちゃんに聞くと幼稚園から大学まで、先生の日は必ずプレゼントを持参したという。ひと昔前は現金を渡していたとか。だが昨今お金は問題だということで、花やケーキに変化。

日本だと、お中元お歳暮を先生に進呈してた時代があったと記憶する。昭和前半までだろうか。家庭訪問のときは、お茶とお菓子を出していたと思う。【平成17年ごろ、子供が公立小学校へ入って初の家庭訪問日、どうぞと促したら「玄関しか入れません」と、立ち話ですぐ帰られました】

さて、ソウルでの先生の日、語学クラスでは花籠と寄せ書きカードを先生に。幼稚園の先生にもお菓子を差し上げた。

大学祭も5月にするところが多かった。梨花女子大も華やかな催しがあり楽しかった。屋台コーナーでは、語学堂代表で中国のマダムが酢豚を作り、トルコのハウちゃんがバナナケーキを焼いて販売した。私は売り子おばちゃん。

ジミョンちゃんの大学祭にもメロンと遊びに行った。大学路という場所にある。以前ソウル大学があった場所なので、若者の街として命名されたそうだ。演劇のメッカであり文化の水源地的場所。

その奥のほうに、ジミョンちゃん成均館大学があった。(韓流ブーム火付け役、ぺ・ヨンジュンさんもいたことで有名な学校)

夕方遅かったので、学生たちはもう校庭で夜の宴会(後夜祭?)準備中だった。シートの上には白い紙で包んだ段ボール箱テーブルが並ぶ。

あっという間に、賑やかな宴会があちこちで始まる。活気に溢れた青春エネルギーが充満。
いやぁん夕方なのに眩しいーおばちゃんも混ぜてぇぇ。

ほとんどギター片手に
時には〜昔の話をしようかぁ〜(加藤登紀子さんになりきり)歌いながら輪に入っていくとこだった。

その頃メロンは、ジミンちゃんに紹介され、学生たちからなぜか囲み取材を受けていた。笑。

こんにちは!
おはようごじゃいます!
名前はなんですか!
ありがとう、すみません!
愛しっています!
寿司は美味しいー!
いただきます!

知ってる限りの日本語をいっせいにメロンへ浴びせかける。さすがのメロンさんもタジタジ、私の影へ隠れた(珍しい)

終わり。

【登紀子さんの『時には昔の話を』は映画『紅の豚』挿入歌として使われてます。歌詞に「マロニエ並木」と出てくるのですがソウル大学路にもマロニエ公園がありました。加藤さんの学生運動時代を綴った歌詞で、私は少し後世代ですが聴くと毎回ウルウルします。名曲です】

2003年ソウル生活日記より


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