阪前理特

内科系クリニックの院長のかたわら、コンサルタントを経て医療用機器の企画・開発を行うよう…

阪前理特

内科系クリニックの院長のかたわら、コンサルタントを経て医療用機器の企画・開発を行うようになりました。今までに止血器具や医療用圧迫器具、歩行装具、ランニングシューズなどの特許を出願しています。少子・高齢化という問題について、新たな視点からの対策を提案していきます。

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    DMM.make AKIBAでモノづくりや事業を行う企業やクリエイター、アーティストなど”MAKERS”の皆さんの活動をご紹介していきます。

最近の記事

活動報告37(2024年7月)

プロジェクト薬箱「起業前夜②」 The night is darkest just before the dawn.( Harvey Dent )  毎日ひたすら、何らかの文章を書いている。そして、会社設立について複数の情報源にあたりつつも、freee会社設立をメインに使って設立準備を進めて行く。電子定款を作成、公証役場での認証手続き、出資金の入金、法人印鑑の注文、登記書類の印刷。並行して創業支援セミナーを受講、修了証を入手、オンライン申請、役所で特定創業支援等事業による支援

    • 活動報告36(2024年6月)

      プロジェクト薬箱「起業前夜①」  依然としてものづくりの停滞傾向は変わらないが、起業に向けては前進している。1年半程前は「準備」段階だったが、ついに「前夜」段階へ。昨年2月に一度起業を試みたことはあったが体制が整わず断念。より準備が整った現在は、本年7月末の起業を目指している。会社名や資本金はすでに決めていたが、合同会社か株式会社のどちらにするかは、結構迷った。会社の発展性を祈願し、株式会社を選択した。  最初に取り掛かったのは、TOKYO創業ステーションStartup

      • 活動報告35(2024年5月)

        プロジェクト薬箱「放浪」  GWの間は、まあ寂しくなかった。しかし、連休が明けると自分の居場所がないことを痛感した。とりあえず、拠点捜しのために街を放浪する。大抵は、コメダ珈琲、スタバ、ベローチェ、ドトールあたりをはしごするが、座席の位置取りが快適性と作業の能率性を左右する。飲み物代もばかにならない。ちなみにタイトル画左はDALL-E 3で、「居場所がみつからず、多くの喫茶店を渡り歩いて彷徨っている」というプロンプトで出力した画像。  やはり、安定した環境が大事なので、終

        • 活動報告34(2024年4月)

          プロジェクト薬箱「DMM.make AKIBA施設運営終了」  ついに、この日がやってきてしまった。元々施設のフロアは2階分あったのが1階分となり、その後も1階分のスペースが徐々に縮小していたから予感はあった。コロナ禍が契機となってこの施設と関わりを持つようになったが、結局はコロナ禍とそれに伴う社会的活動の抑制、その後に続く円安と物価高が原因で、この施設とお別れすることになったのだと思う。もう少し存続してくれれば、ここで起業していくらかの恩返しもできたはずなのに、それが叶わず

        活動報告37(2024年7月)

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          活動報告33(2024年3月)

          プロジェクト薬箱「機能試作①」  機能試作品は完成したが、一点ものなので普段の作業にはRaspberry Pi 400を用いている(タイトル画左)。これは、キーボードにRaspberry Pi 4を組み込んだもので、これに40ピンGPIOエクステンダーを取り付けて使っている。取り回しが楽で持ち運びやすいのがメリット。  プログラミングも少しずつ進んでおり、主要となる3つのUIの基本形は完成している。半年前に完成していた時間設定UIに加え、認知向上UIとカレンダーUI。この3つ

          活動報告33(2024年3月)

          活動報告32(2024年2月)

          プロジェクト薬箱「筐体作成③」  再度外注していた新たな筐体が完成した。元はダイソーの道具箱だけど、外装を張り付けてくれたおかげで、ちょっと高級感も醸し出されている。あらためてOSインストールから始めるが、いつの間にかラズパイOSのインストールが楽になっていた。プロジェクトを始めたころは、NOOBS使用でそれなりに苦労した思い出があるが、今はRaspberry Pi Imagerにより直感的にインストールでき楽になっていた。VNCでリモート接続できるようにして、いざ周辺機器の

          活動報告32(2024年2月)

          活動報告31(2024年1月)

          プロジェクト薬箱「UIデザイン②」  プログラムにより液晶画面で表示される「機械的動作」は、摩擦等の物理的制限を受けないのが利点だと思っている。だから、時計の秒針をミリ単位の針にして高速回転させる等、限界領域まで動作表現できる。そこに実用的な意味はなくCPUの無駄使いと言われるが、面白そうではある。  バーサライタという装置がある。これは、一列に並べたLEDを高速で回転させることで目の残像効果により文字や画像が空中に浮かびあがるというもの。実際に製作するのは結構大変で、費用も

          活動報告31(2024年1月)

          活動報告30(2023年12月)

          プロジェクト薬箱「UIデザイン①」  プログラミングについて今年一年を振り返ると、クラス習得のために、実に様々なコードを作成した。タイトル画はその一部。映画「マトリックス」のオープニングで有名な、流れ落ちる緑色のコーディング画面。Pythonではカタカナの鏡文字が表現できないので、あくまでも雰囲気。映画「Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One」の最後に出てきた爆弾の液晶画面を模倣したタイマー。そして、よく見かけるエヴァタイマ

          活動報告30(2023年12月)

          活動報告29(2023年10月)

          活動報告29(2023年10月) プロジェクト薬箱「筐体作成②」  外注していた筐体が完成した。正確にいえば、薬箱の上蓋に該当する部分で(タイトル画参照)、その下に薬が収納される箱がつく構造となっている。製品のサイズ感を反映した試作品であり、蓋内部の空間に余裕があるため工作の難易度も低く、Raspberry Piの熱問題も生じない。ただ、ケース全体の堅牢性に不安があり、その理由はダイソーの冷蔵庫用トレイを用いており、ふたの部分は柔らかいポリプロピレン製となっている。  他

          活動報告29(2023年10月)

          活動報告28(2023年7月)

          プロジェクト薬箱「クラス」  薬箱のプログラミング作成に本格的に取り組む前に、オブジェクト指向における中核的概念であるクラスの理解を避けては通れない。これにより効率的なかつ整理されたコードを書くことができ、Pythonの効率を最大に引き出すことが可能となる。そこで、習作としてネット記事を参考にしながら、いくつかプログラミングしてみた。  タイトル画左は、前回言及したトランプの神経衰弱。マーク毎に色分けをして多少なりとも難易度を下げて、試行回数を競うゲームだ。タイトル画右は、有

          活動報告28(2023年7月)

          活動報告27(2023年4月)

          プロジェクト薬箱「筐体作成①」  プログラミングについては、オブジェクト指向を極めるべく、まずはクラス化を重点的に学習する。タイトル画にある本で基礎固めを行い、試しにリバーシや簡単テトリス等のゲームも作成してみた。また、トランプの神経衰弱を作成したときだが、トランプ記号を描写するには、tkinterのCanvas クラスに用意されたcreate_imageを用いて、画像オブジェクトを描画することを最初に考えた。しかし、文字コードをみると、文字列扱いのトランプ記号というものがあ

          活動報告27(2023年4月)

          活動報告26(2023年1月)

          プロジェクト薬箱「中間報告」  これまで2年間にわたり毎月投稿してきた。DMM.make AKIBAの「スタートラインプログラム」の支援を受ける条件として、毎月の進捗状況を投稿するように依頼されたのが、その理由。2022年11月で支援期間が終了し、12月で移行期間も終了。こうして、投稿を続ける義務から解放されたため、投稿も途絶えていた。しかし、この1月からもDMM.make AKIBAのHoliday会員として、週末に細々とものづくりを続けていた。という訳で、それ以降の進捗状

          活動報告26(2023年1月)

          活動報告25(2022年11月)

          プロジェクト薬箱「起業準備」  今月は、コロナ対策の別プロジェクトについて、出願完了したのでその報告から。出願したのはマスクであり、従来の不織布フィルタとは違った機序を採用しているのが特徴。出願に引き続き、即審査に申し込むことにした。うまくいけば、来年前半には特許化できるかもしれない。  もう一つは、薬箱からの派生プロジェクト。薬箱のプロジェクトを開始して2年たち、ゆっくりではあるが着実に発展する一方、コンセプトが一般向けでないところをツラく感じてきた。そこで、薬箱の中核アイ

          活動報告25(2022年11月)

          活動報告24(2022年10月)

          プロジェクト薬箱「3D CAD編(Fusion360 / 02)、Python編(中級10)」  最初に、先月のFusion360の続きから。3D CADを設計だけでなく、他の場面にも応用できる方法を思いついたので早速試してみる。それは、装置の大きさをどの程度にするかという判断を、基準となる各種製品と比較することで参考にできること。 使い勝手を考慮しないと限定した場合に、一般的に小さい製品の方が空間占有率の面から好ましいのは確かだが、据え置き型の装置を前提すると、存在感とい

          活動報告24(2022年10月)

          活動報告23(2022年9月)

          プロジェクト薬箱「3D CAD編(Fusion360 / 01)」  今月は、2年越しで進めてきたコロナ対策の別プロジェクトについて、特許出願用の図面が完成したのでその報告から。出願するようになってから5年程経過するが、現在までの活動を総括すると、アイデアの洗練度や製図手法の違いから大きく3期に分けることができる。 まず、手探りの第1期。特許出願や製図のことを全く知らなかったのでプレゼンの延長ととらえ、PowerPointを使って製図を行った。立体図や透視図も作図しており

          活動報告23(2022年9月)

          活動報告22(2022年8月)

          プロジェクト薬箱「Python編(中級9)」  まずは、先月までのPythonによる自動化処理の総仕上げとして自習課題を行った。対象は、メールやブラウザ使用において業務効率化につながりそうな部分。具体的には、Gmailで受信したメールを解析し内容に記載されたURLをブラウザで開き、それを開いたことを相手に返信して知らせるプログラム。Line NotifyというAPIを使用し、アプリを開くことなく相手のLINEにメッセージや画像・スタンプを送信するプログラムを試作した。HTM

          活動報告22(2022年8月)