V最協S3のVΔLZがきっかけでApexを始めた話

わりと最近、Apexを始めた。
始めた時期自体は9月末~10月頭くらいだったと思うけれど、始めるきっかけになったのは8月末に開催された『VTuber最協決定戦 SEASON3 Ver APEX LEGENDS』(以下V最協S3)だ。
この大会後に「Apexを始めたい」と思うタイミングがあったものの、当時私生活が忙しくて中々手がつけられず、落ち着いたタイミングでインストールをした結果開始がその時期になった、という流れだった。
新シーズンにも入ったことだし、ここでひとつの区切りとして、自分がApexを始めたきっかけになった出来事と、実際に1ヶ月ほどプレイしてみた上での初心者なりの所感を備忘録として残してみる。

※以降、人名・ライバー名は全て敬称略とします。
※記事内に記載間違いや認識違いなどがございましたら@very_tasukaruまでお寄せください(お題箱から頂けると助かります)。特にApexに関しては本当に初心者の上に独学なので、なにか間違いがあったらすみません。


V最協S3を見て、Apexを始めるまで

私はにじさんじに所属している各ライバーの配信でApexの存在を知るまでFPSに一切の興味関心がなく、自分でFPSをプレイしたことも、配信などで人がFPSをプレイしているところを見たこともなかった。
にじさんじには去年(2020年)の10月に沼落ちして色々なライバーの配信を見るようになったのだけど(当時書いた沼落ち記事はこちら)、沼落ちした当初から今に至るまで一番よく配信を見ているのが推しである弦月藤士郎、次いで彼の同期ユニット「VΔLZ」のメンバーである長尾景甲斐田晴だ。
この3人は元々そこまで高頻度というわけではないものの皆Apex配信を行っていたし、V最協S3以前から何度か大会にも参加していた(弦月はにじPEX・長尾はV最協S2とにじPEX・甲斐田はV最協S2)。なので彼らがきっかけでApexを知ってはいたし配信もちらほら見ていたのだけれど、Apexに関してマジでなんの知識もない状態で見続けていたので、「3人1組でチームを組んで、20部隊60人が同じマップの中に降り立って、各自銃を拾って最後の1チームになるまで戦うゲーム」というふんわりしたルール把握しかできないままでいた。
後はポータルっていう爆速でワープするトンネルを作れるキャラが居るとか(レイス)、一定時間でっかいバリアを張れるキャラが居るとか(ジブラルタル)、オリンパスというマップは足を踏み外して落下死しやすいとか銃なしで殴って戦うエリアがあるとか、でろーんこと樋口楓はLスターという武器がメチャクチャ好きだとか、アリーナっていうよく分からん別のゲームモードもあるとか。
そういうざっくばらんな知識を何となく拾い上げて覚えるだけで、Apex配信を見る時にはどちらかというとゲーム内での動きや神プレー・珍プレーを楽しむというよりは、プレイ中の雑談や空気感・雰囲気だけを楽しむことが多かった。ルールの把握自体が覚束ない以上、戦術的なことは何も分からなかったから、会話を聞いて草を生やして楽しんで、雰囲気的に敵部隊を倒したっぽかったら「ナイス!」ってコメントして、逆に敵部隊に全滅させられたら「gg」とか「nf」とかコメントする。それだけ。
実際それも一つの楽しみ方ではあるし、長らくそれで満足をしていたのだけれど、それじゃ満足がいかなくなった……というと悪い言い方になってしまってアレなんだけども、「戦術的な意味でももっとApex配信を楽しみたい」「Apexというゲームに対する理解を深めたい」と思う転機になったのが、V最協S3だったのだ。

先述の通り、VΔLZの面々はそれぞれApexの大会参加経験こそあるものの、3人全員が同じApex大会に出る機会というのはそれまでなかった。
にじPEXの時にVΔLZで出ようか考えたけど戦力差など色々踏まえて諦めた、という裏話を長尾がしていたりもする一方、弦月は元々あまりゴリゴリにApexをやるタイプではなく、Apex配信も他ライバーとのコラボ(それも他ライバーが@everyoneで募集をかけたところに居合わせて助っ人として参加する流れ)が殆どだったり、甲斐田は色々あってV最協S2以来FPS配信自体をやらなくなっていたので、この手の大会でVΔLZが揃う機会はそうないだろうなぁ、と思っていたのだけれど。

V最協S3では、長尾がまず参加表明を行い、チーム発表時点で3人目のメンバーが未確定だった2チームからそれぞれ声をかけられる形で弦月と甲斐田の参加も決まり、VΔLZが全員別チームで参加することになった(甲斐田の参加については色々な流れがあった上で決まったものだったのだけれど、ここでは経緯は割愛する)。
長尾は「まひまひきゅーけいちゅー!」・弦月は「カワボAPEX女子会」・甲斐田は「イケメン三羽烏」としての参加だった。

私は社会人かつ平日は週5で働いており、大会当日まで毎日開催されるカスタムを3人の視点で全て追い切るのはとても無理だったので、推しである弦月の「カワボAPEX女子会」を最優先で追いつつ、他二人のチームについても切り抜きやタイムスタンプを駆使してざっくりと追いかけていた。
特に「イケメン三羽烏」は甲斐田以外のチームメンバーがChroNoiRの二人ということで注目度の高いチームだったからか、カスタム期間中に爆速で多くの切り抜きやタイムスタンプが作成されていたのに加えて、実妹がくろのわ推しゆえに毎日カスタムでの甲斐田の様子を楽しそうに聞かせてくれたので、正直メチャクチャ助かった。ありがとう切り抜き師、ありがとうタイムスタンプニキネキ、ありがとう妹。

そんなこんなで迎えた大会当日。
長尾所属の「まひまひきゅーけいちゅー!」は20チーム中15位・弦月所属の「カワボAPEX女子会」は20位・甲斐田所属の「イケメン三羽烏」は5位で終わった。
結果だけを見てしまえば悲喜こもごもといったところではあるのだけれど、どのチームにもそれぞれ胸に来るようなドラマがあり、楽しさも悔しさも湧き上がる戦いを繰り広げていたと思う。私は大会当日も変わらず弦月視点を中心に見ていたのだけれど、はっきりとそう感じた。
先述の通りルールの把握がふわふわな状態で見た上でそう感じたのだ、精通している人が見た時の感動はひとしおだっただろう。

そして胸にグッと来たのは大会当日のVΔLZの面々の戦いぶりだけではなくて、大会が終わった後の彼らの振る舞いに関してもそうだった。
というか、それがあったからこそより強く心を揺さぶられたというのが大きい。

長尾は大会後の配信で、「メチャメチャお勉強になった」「きゅぴちゃん(神成きゅぴ)の神オーダーと、まひまひ(雪城眞尋)の火力と、あと……俺のやさしさって感じ……w 長尾のやさしさで構成されてましたね」「きゅぴちゃんのオーダーが勉強になった」などなど、結果こそ15位と奮わなかったものの非常に前向きな振り返りを行っている。特にきゅぴちゃんこと神成のオーダーから学んだものは大きかった模様。
甲斐田は先述の通り、元々V最協S2以来FPS配信自体を控えていたのだけれど、V最協S3での『さんばが』としての戦いが彼の心の中での転機となったようで、「今後も……勿論他のゲームとかも沢山満遍なくやるっていうのは変わらないんだけど……、またやろう、Apex」「大会もまた、出よう。機会があれば」と大会終了後に明言し、その後実際にソロやコラボでのApex配信が増えた。
また大先輩であるくろのわの二人との距離もはっきりと縮まり、特に元々『アニキとコブン』として親しい仲だった不破湊の兄貴分でもある葛葉のことを「ずは」と呼ぶなど、懐いている様子が伺える。
そして弦月。推しの欲目と、推しであるがゆえに彼について得ていた情報量が元々他二人よりも多かったのが非常に大きいのだけれど、個人的には彼の動向が一番泣けた。
VΔLZの全員に心を揺さぶられたのだけれど、弦月の姿から受けた特に衝撃が強かったので、その辺りについてもう少し掘り下げて書いていこうと思う。

努力の人と、V最協S3

元々弦月は2020年4月のデビュー以降、Apexに限らず様々なゲーム大会に参加しており(大きなところではテトリス大会・スプラ大会・DbD大会・マリカ杯・にじPEXなど)、多くの大会で好成績を収めてはいるものの、本記事執筆時点で未だに優勝を獲得したことがない。
しいて言えば2020年のサイレン甲子園では渾身のサイレンで月ノ美兎賞を受賞しているし、サイレンに限らず音楽面での彼の功績は本当に計り知れないものがあるのだけれど、ゲームの大会で優勝を飾ったことはないのだ。惜しいところまでは行くものの優勝は逃してしまう、というパターンが非常に多い。
彼自身もそれを気にしている節があり、マリカ杯にて準決勝Aリーグで敗退した際、「そうなんだよなぁ、これが弱いところです、僕の」「また言われるんだろうなぁ、『惜しかったねぇ、また』って……」とぽつりと零す一幕があった。

そして彼は上記の通り、優勝こそ逃しているものの様々な大会で好成績を収めている上に音楽方面のスキルも高いため、彼をあまり追っていないリスナーからは「何でもできる天才」として褒められがちなところがあるのだけれど、特にゲームに関しては、彼は決して天賦の才や高いセンスを持っているわけではない。
本人もデビュー後1ヶ月も経たないうちから「結構『なんでもできるじゃん』って言ってくれることが多いんですけど、やったことあるゲームだからそう見えるだけなんだよなぁ……って思っちゃうんだよ」「最初僕は本当にメチャクチャ下手なんですよゲーム。致命的にできないの」と公言している。
(ちなみに、そんな彼のゲーム下手ぶりが垣間見えるのがスーパーマリオサンシャイン。本人も「マリオサンシャインとか見ればわかると思う。僕マジでゲーム下手くそなの、ホントに下手くそ」と『ゲーム下手ぶりを知ってもらうためのアーカイブ』としてオススメしているレベルで操作が辿々しい)

また、こちらは大本の話題はゲームではなく音楽であるものの、

「確かに『続ける才能』はあったかもしれないけど、音楽の才能があったわけではない。最初からメチャメチャできなかった」
「本当にねぇ、マジでできる人は最初からできるんよ。そういう人から見たら才能はない方。マジで」
「そういう人に追いつきたくて僕はやってたの。メチャメチャ追いつきたかった、そいつに負けることが僕は嫌だったから……絶対追いついてやる!と思ってメチャメチャやった」
「負けたくなかったの僕はマジで。でも、その人は『できるから』って練習しない人だったから絶対抜かしてやろうと思って、ピアノとかは自分なりにやろうと思ってやってたし、基礎練とかもメチャメチャやってた」
「負けず嫌いだし、メチャメチャやるよ。ほんとに」

とも、過去に配信内で語っている。『できること』しか配信で見せてないから器用に見えるだけとも。
これらの発言から分かるのは、弦月は元から「何でもできる」ような高いスペックを生まれ持っていたというよりは、気の遠くなるような努力を積み上げたうえであらゆる事を成してきたタイプなのだということだ。

そんな努力が必ずしも実を結ぶとは限らないとはいえ、特にゲームに関して弦月が積み重ねてきた努力が、大会本番で結果へと繋がりきらない瞬間に何度も立ち会うのは、やはり悔しい。
いちリスナーの目線でもそう感じるのだから、本人は尚更悔しいだろうし、思うところもあるのだろう。マリカ杯終了後の発言が特に示唆的だった。

そんな中で迎えたV最協S3。
弦月はやっぱり、カスタムやチーム練配信という表で見える場所以外にも、裏で膨大な努力を積み上げていることが配信内での発言の節々から見て取れた。

一番具体的かつ分かりやすかったのは、顔合わせ後~カスタム前の期間の練習配信の冒頭で飛び出した「配信前にも1人で5時間Apexをやっていた」という発言だろうか。
V最協S3はチームごとにランドマークが決まっていたため、自分たちのチームのランドマーク(カワボAPEX女子会はクリマタイザーだった)のどこに物資があるのか、サプライボックスの位置をひたすら頭に叩き込んでいたようだった。
その発言が出たApex配信のアーカイブの総時間は3時間50分。配信前のプレイ時間である5時間も含めると、弦月のその日のApexのプレイ時間は分かっているだけでほぼ9時間にも及ぶ。
にじさんじ内には12時間にも届くような長時間Apex配信のアーカイブが山程あるので感覚が麻痺しがちだが、1つのゲームを約9時間、それも楽しむというよりは自己研鑽や練習の方に重きをおき続けた状態でプレイするというのは、大会が控えているとはいえ通常中々できることではない。集中力の化け物なんじゃないかと思う。

カワボAPEX女子会のチームリーダーであったパカエルも弦月が根を詰めて努力を重ねていることは把握していたようで、大会前日には「明日(大会前に練習しないでね」と弦月に指示を出していたり(ちなみに理由は『集中力が保っていないから』で、その後も「今日もメッチャ練習頑張ってたんでしょ?」「今日もやってたね、3時間4時間くらい」とやり取りを交わしている)、カスタム終了後に自身の配信内で「モチベ凄すぎて空回りしてないか心配になる」「勉強メッチャしすぎて、テスト前、本番にゲロゲロに体調悪くなるタイプだと思うんだよね。なんとなく」「まぁ焦る気持ちは分かるからなんとも言えないんだけどねぇ」と、彼の努力家ぶりを評価した上で慮ったりもしていた。

こういった流れがあった上での、V最協S3本番。カワボAPEX女子会は、20チーム中20位という結果に終わる。
とにもかくにも安置運が悪すぎた(カワボAPEX女子会のランドマークであるクリマタイザーがマップのかなり上方なのに安置がほぼ全試合下側に寄った)のも大きかったのだけど、弦月自身は終了後のツイートで「できてた部分が緊張で全くできなくなっちゃっててめちゃ悔しかった」と振り返っていた他、大会本戦が終了し後夜祭前にチームが一旦解散した後、自身の配信内で「周りの人にメチャメチャ支えてもらえてたんですけれども……まぁ……限界を見たような気がします」とも零していた。

事前に心配されていた通り緊張でパンクしてしまった、と言ってしまえばそれだけのことではある。それに先にも書いた通り、努力が必ずしも実を結ぶとは限らない。
けれどやっぱり、顔合わせから大会本番まで、人一倍の努力を積み重ねる姿を約2週間近くずっと見てきたからこそリスナーとしても凄く悔しかったのと同時に、「もう弦月はApexをやらなくなっちゃうかもな、仮にやるとしてもコラボでカジュアルを触るぐらいだろうなぁ」と、正直漠然と思っていた。
自身の感覚として限界を見てしまったのであれば、大体の人は萎えて離れるか、ガチで臨むことを諦めた上で割り切ってエンジョイで楽しむかのどちらかだろうと考えたのだ。

……あとこれは当時は意識しておらず今こうして振り返って気づいたのだけど、甲斐田がV最協S2以降FPS配信を控えるようになった流れとすこし似通った面があるように感じられたのもあったかもしれない。
甲斐田に関しては弦月ほどきちんと追えていたわけではないので、当時の甲斐田がFPS配信を控えるようになった詳しい経緯はここには書かないけれど、『V最協S2においては甲斐田の所属チームが最下位だった』と書けば、状況的に近いものを感じた理由も伝わるだろうか。
V最協S3での甲斐田のように劇的な転機が訪れない限りは、弦月も彼のようにApex配信を控えるようになるかもしれない。無自覚的にそう感じたのも、もしかしたらあったかもしれなかった。

ルール把握がふんわりしているリスナーなりにも弦月のApex配信は空気感や度々飛び出す脳死発言が好きだったので、これがきっかけで今後Apexをやらなくなっちゃうならちょっと寂しいなぁと内心思いつつも(※口に出した瞬間ただの杞憂民になってしまうので発言は全くしていない)、大会関係で積み上がったアーカイブの消化やその後のVΔLZの配信の視聴を続けていた時だった。
8/22の大会終了以降一切Apexに触れていなかった弦月が、こんなツイートを行ったのは。

パッと見ありふれた内容の、本当になんてことのないツイートなのだけれど、このツイートを見た時、正直、割とマジで泣いた。泣いたし、眩しかった。
まだ努力するんかお前。あれだけ頑張って、緊張でパンクしてしまって、『また』大会で良い結果を出せなかったのに。「限界を見た気がする」って、自分で言ってたのに。それでも頑張るのか、上を目指し続けるのか。精神力の化け物か??????

なおこのツイートの前日に、同じにじさんじライバーであり弦月とも交友があるメリッサ・キンレンカ自身のApex配信が増えた理由や「もっとApexがうまくなりたい」という旨の発言をツイートしており、もしかしたら交友がある同僚のツイートに触発された側面もあったのかもしれない。
実際、弦月は先のツイートの直後にメリッサ+成瀬鳴(※弦月とは元々かなり仲が良く、且つメリッサのツイートにも反応を示していた)の3人でApexコラボを行っていたりもするのだけれど、実際のところどうだったのかは当人にしか分からない。同じように頑張ろうとしている人が身近に居たからこそ自分も頑張りたいと思えたのか、はたまたメリッサとは偶然ツイートの時期が被っただけで、彼独自の思考過程を経て「また頑張りたい」と思えたのかは。
ただどちらにしたって、リスナーの目にも見えるような形で大きな壁にぶつかって『限界を見た』彼が、それでも諦めずに『Apexを頑張りたい』と感じて、実際にそれを言葉にして動いてくれたこと。
それが凄く嬉しくて、眩しく思えたことに変わりはない。

……さて、このツイートの後に弦月のApex配信が増えたかどうかで言うと、元々コラボの時ぐらいしかApexの配信枠を取らないスタンスだったこともあり特段増えたわけではない。
ただどうやら裏でかなりランクを回していたようで、V最強S3時点ではプラチナ4だったのが、9/17に行われた下記ツイートによって「あと40ptでプラチナ2」の段階まで昇格していたことが分かった。

(※また、V最強S3でのチームリーダーだったパカエルから大会後も引き続き教えを受けている?とも読み取れるものの、「大会の際に教えてもらったこと」を指しているかもしれないのでその辺りの詳しい事情は分からない。一応パカエルとは大会後も表での交友が続いており、時折twitterでリプの応酬を繰り広げたりツイートにいいねをしたりしている)

私はこの記事を書いている今でもApexド初心者で、ランクもまだブロンズなので、シルバー以上のランクの実態は今なおよく分からない。
が、プラチナ~ダイヤはポイントを盛るのが段々厳しくなってくるランク帯なのだということは、Apexを始める前から様々なライバーのApex配信を見ていてなんとなく把握していた。ダイヤチャレンジをやっているライバーも居るくらいだし、細かいルールを知らなくても雰囲気でふんわり察しはつくのだ。
にも関わらず、プラチナ4→プラチナ2目前までのこの昇格速度である。ライバーとして普通に活動している以上、Apexにだけ長時間打ち込めるというわけでもないのに。ヤバい。向上心の塊か。

弦月の普段の配信を追っていて、彼がライバーとして本当にやりたいこと・楽しめることだけを自分のペースで楽しんで活動を行っていることははっきりと伝わってきていたので、例えば大会での結果に責任を感じてやりたくないのに無理してApexを頑張っているとかいうわけでは決してなく、本当に頑張りたいと思ったからこそ先のツイートをして、そして実際に頑張っているのだろうということは、それを示すような言葉がなくたって十分に分かった。
だからこそそんな彼の姿が眩しく思えたし、きちんと知りたくなったのだ。

彼をそうまでさせるApexって、どんなゲームなんだろう。
何が、どういうことが楽しいんだろう。


もっとちゃんと知りたい。配信を見た時に雰囲気やゲームに直接関係ない雑談だけを楽しむんじゃなくて、『何をやっているのか』『何を報告しあっているのか』『何をしようとしているのか』がちゃんと分かるようになりたい。

V最協S3という、楽しくて素晴らしい大会を見て熱が上がっていたことも、大会でVΔLZの面々がそれぞれ楽しさや悔しさを味わい、大会によって得たものに影響を及ぼされるところをこの目で見届けたことも要因としてあったけれど。
最後のひと押しになったのは、それだった。

Apexを始めてみて

そんなこんなで始めてみたApex。
インストールから約1ヶ月が経ったけれど、基本的にはカジュアル+アリーナで、エイムがあったまってきた後に気が向いたらふらっとランクにも行ってみる、ぐらいの距離感でゆるく楽しんでいる。
ちなみにApexをやっている友達がいない上に喋るのが下手すぎて野良ボイチャも無理なので、万年ソロpexである。悲しい。

使用レジェンドは殆どシア。
正直初心者向けならライフラとか、索敵キャラを使うにしてもせめてブラハの方が……という理屈は分かるのだけど、わざわざシアを購入して使っているのには理由がある。V最協S3での弦月の使用レジェンドがシアだったのだ。
当時シアは追加されたばかりの新レジェンドだった上にバカ強かったらしく(現在は弱体化済)、元々特にレジェンドの拘りがなく状況に応じて何でも使うタイプだった弦月は、シアをピックした上でカスタム内でパカエルから使い方や立ち回りを教わっていた。
配信内で立ち回りを教わる場面が多く、弦月が1からシアの使い方を覚えていくところをリスナーとして見ていたので、弱体化されたとはいっても個人的に一番とっつきやすく、かつ基本の立ち回りが一番頭の中に入っていたのだ。
あと単純に低い声とねっとりした喋り方がツボだったので、好みだと分かっているキャラを買って使ったほうがモチベが保つだろうと思ったのもあるんだけど、実際に買って色々なセリフを聞いたり設定を調べたりしてみたらマジでバカ好みのキャラだったのでビビった。シア滅茶苦茶格好良い。好き。あと「社会から阻害された人たちにとっての希望の星である」シアを性別:弦月の弦月が大会で使ってた事実がいとエモし。
実際パッシブだけでも敵がどこに居るか割とあっさり分かるので、スキルやウルトの射程さえ覚えればそこそこ初心者向けでもあるんじゃないかとは思った。
ただあまり普段からパッシブに頼りすぎるとシア以外を使った時の索敵がゴミ以下のカスになるので(実体験)、初心者が一番最初に触っていいレジェンドではないのかもしれない。
……となるとやっぱ初心者で索敵やるならブラハで、ってなっちゃうんだよな……でもわたしはシアが好きなんだよな…………

とはいえマジで本当にシアしか使わないわけではなくて、先にシアをピックされた時とか(殆どないけど)、後はランクマで先にブラハをピックされた時なんかは「さすがにランクマで索敵が被るのは……」と遠慮して、ライフラやローバを使ったりする。
ライフラは初心者でもかなりとっつきやすく、蘇生を通してヘルスドローンを出すだけで仕事した気分になれるのと、ローバは単純にいろんな人のApex配信やシアとの特殊掛け合いボイスを見聞きする中で「好みの女だ……」と思ったので買った。スキルもそんなに出しどころで悩んだりしないし。レイスとかジブとか、スキルやウルトのタイミング難しすぎて絶対使えないなと思う。どうにか覚えたほうが良いんだろうけど……

あと、初心者なのに加えてシア・ライフラ・ローバというどちらかというとスキルが索敵やサポートに寄っているレジェンドばかり使っているので、あんまりダメージを出せないことがすごく多かったのだけど、まぁ野良ソロだしどうせ周りも同じ初心者かサブ垢しか居ないだろうし……と割り切ってあまり凹まずに回し続けてたら、最近はちょっとずつダメージを出したりキルを取ったりできるようになってきた。特にアリーナは自分が一番ダメージ数・キル数が多い試合も増えてきて、結構モチベになっている。
カジュアルやランクで接敵した時の詰める/詰めないの判断はまだ味方に任せてしまうことが多いのだけど(明らかにサブ垢だろうなという野良が逐一ピン刺して指示出ししてくれている時とか、複数部隊がやりあってて漁夫りたい時なんかは特に)、そのへんも流れを読めるようになれればもっと動けるようになるんだろうなぁ。頑張りたい。

システム周りの話をすると、正直未だに武器の種類が覚えられていない。
カービンはライトアモ・Lスターはエネルギーアモ・フラトラはヘビーアモ……って感じで、どの武器でどの弾を使うのかは一応殆ど覚えられたんだけど、どの武器がARでどれがSMGでっていう、そのへんがマジで覚えられない。ホーム画面からロードアウトを開いて頑張って覚えようと試みても、頭に入らない。マジで。これは今まで一切FPSに触れてこなかったし銃器にも興味を持たなかった弊害なんだろうな……と勝手に思っている。知らんけど。
そのへんがわからないと何が困るって、アタッチメント?と言うんだろうか、武器にくっつける補助器具みたいなやつ全般、あれがどの武器につけられるかっていうのが銃の名前じゃなくてARとかそういう種別で書かれてることが多い(気がする)ので、物資を漁ってる時に今自分が持ってる武器にくっつくやつなのかどうかが咄嗟に分からなくて止まっちゃう。バレルスタビライザーとか標準ストックとかは何となく感覚で「この銃にはつく、この銃にはつかない」ってよく使う銃につくかどうかだけ分かるようになってきたけど、ポップアップ系が本当にパッと判断できないので、覚えなきゃなぁ……と思っているところ。
あと「SMGで○○ダメージ出す」みたいな形態のデイリーをこなすのに、「SMGってどれだっけ……………」という感じで、対象になる銃をパッと思い出せない。これも結構困る。というかどちらかと言うとこっちの方が困るかもしれない。お、覚えなきゃ………………(切実)

一応、武器について「どれとどれを持てばいい」っていう鉄板の組み合わせみたいなものは最低限調べていて、とりあえずカービン+何らかのショットガン(あればEVA-8)、もしくはフラトラ+それ以外のヘビーアモの武器(できればそんなにゴツくないやつ)、っていう取り合わせで回している。
欲を言うならカービン+EVA-8がいい……と言いたいところだったんだけど、この記事をコツコツ書いてる間にEVA-8弱体化が来て泣いた。といっても初心者だからか正直そこまで弱くなった感じがしないのだけど、さすがにちょっとは気にした上で、シーズン11はカービン+CARとかもよく持ってる。リコイル一番上手いのがカービンなのでできればメインはカービンを持ちたい。
武器に関してはもっと色々良い組み合わせもあるんだろうなと思いつつ、ARとかSMGとかそのへん覚えたら組み合わせの良し悪しがちゃんと分かるようになるんだろうな……とも思うので、模索するのは多分これからだ。
とりあえず現状カービンの使いやすさがヤバい。一生ケアパケに行くな。頼む。

マップの話。
一通り試してみて、正直オリンパスが一番好きだったのでシーズン11で消えて泣いた。私のオリンパスを返せ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
オリンパス、確かに慣れるまではたまに落ちてたんだけど、正直キンキャニの方が遥かに落下率高かった。オリンパスでの落下死を配信で見すぎて逆に身構えすぎてたのかもしれない。分からない。
でも落下死云々を省いても、オリンパスが一番マップが現代的で分かりやすいなぁと思った。ここからあっちに向かって移動するとあそこに行く、っていうのが感覚で掴みやすい。ワールズエッジもキンキャニも(特にキンキャニ)、オリンパスに比べると似たような風景が多くて正直覚えづらかった。未だに一部ふわふわしてる。
新マップはまだそんなに行けてないので見られてないエリアも多いんだけど、キンキャニほどは迷わないけどオリンパスには敵わんな……ワールズエッジ並だな……と思っているところです。頑張って地形覚えます。
あとまだ出くわしてないんだけど虫が大の苦手なのでとにかく蜘蛛が怖い。一生卵を撃たずに生きていきたい。

おわりに

他になにか書いとくことあったかな……なかった気がする……わからん……となってるので、とりあえず〆に入っておく。
色々書いたけど、そもそもApexを始めた最大の理由は「推しがApexを頑張る姿を見てApex自体に興味が出た」+「Apex配信を見た時に何をやっているのかもっと分かるようになりたい」だったわけで、実際プレイしてちゃんと分かるようになったのか?ってのに関しては、マジでメチャクチャ解像度上がった。当たり前っちゃ当たり前だけど。

VΔLZのプレイではないものの一個実例を上げると、かの有名なふわっちの扉バーン事件
あれ、当時切り抜きで見た時は絵面のインパクトだったり英吸不滅それぞれの反応だったりで笑いを誘われて面白がってたのが大きかったんだけど、実際にApexをプレイしてオリンパスのあの場所にも行って地形を理解して、扉やグレネード、Apexのチームにおける立ち回りの基本なんかについても諸々把握した上で改めて見たらマジでヤバすぎて腹抱えて笑った。そんなことある????ってぐらい清々しいトロール、芸術点が高い。

そんな感じで、かつては雰囲気だけふんわり受け止めてなんとなく笑ったり凄いと思ったりしていたプレーを見返して「こういうところが面白かった/凄かったんだな」と理解するのが楽しくて、最近は割と過去のApex配信のアーカイブや切り抜きを見返して楽しむことが多い。一粒で二度おいしい。すごい。おいしくってつよくなる。
あとこっちは割とどうでもいいんだけど、弦月とか山神とか、いわゆる脊椎トークに定評があるライバーの配信で何度か耳にしたことがあった「バレてないスタビライザー」の元ネタ(?)が「バレルスタビライザー」だったことをApexを始めて知った。元ネタ何だろう……と思いながら聞き流してたので、これか~~~~!!!となれてよかった。

そんな感じでどんどん解像度が上がっていくのが楽しいのと、正直普通にApexをやるのが楽しいので、今後もまったり続けていきたいです。
あとApexとほぼ同じような経緯で今スプラにも手を出したくなってて(VΔLZの2/3がX帯だったり今度のスプラ大会にVΔLZ全員参加だったり)、でももうスプラ3の発売が決まってるし、私がプレイしているソシャゲの推しイベが複数重なって11月中ずっと推しイベを走り続けることになりそうだし、何ならあつ森のアプデも来たしポケモンのダイパリメイクも来るしで、絶ッッッッッ対に今買うべきじゃない……!!!!!!でもやりたい…………!!!!!!!!Apexみたく実際にプレイしてX帯の推しの凄さを肌身で理解りたい…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と揺れてます。3発売までにスプラを買ってたらコイツは何かに負けたんだなと思ってください。

おわり。