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もう限界!ってときになにする?|マティスと色の力

もう限界!ってところまでいかないために

色々な記事を書きましたが

それでも、もう限界!という時は誰にでもあると思います。

そういう時、「こうしよう」とあらかじめ決めておくと、

何も考えられない頭に、ポッと明かりがついたみたいになります。

そうだ、あれしよう。

となります


みなさんには何かありますか。

今までに友人たちから聞いたことがあるのは、お菓子作りとか、サウナに行くとか

ネイルサロンに行くとか、歯医者さんに行くとかいろいろです。


わたしはというと、画集を見るようにしています。

絵は、もう限界!という人たちが描いた場合が多いし、こういう時はこういうものが沁みる体の状態になっているので、不幸を逆手にとっています。

芸術を理解できるチャンスです。その辺でルンルンしてる人たちにはわからない深い次元の悲しみや怒りが、いまのあなたにならわかるはずです。

スーパーに行くとすごい数のパッケージが並んでいて、それに慣れてしまっている私たちだから、もう色のありがたみなんてないかもしれません。

それでも、色があってよかったと思わせる絵もたくさんあります。


フォービズムで色の力を借りよう


フォービズムと言うのですが、野獣が何かに襲いかかるようにもっぱらカラフルに色を使いまくる派な人たちのことをいいます。色で見ている人に襲いかかろうとする画風です。その筆頭に立ったのはマティスという人です。

Matisseと書きます。画集コーナーの常連で、必ずと言っていいほどピカソやゴッホと一緒にあります。

この方の画集を開くと、難しいことは無しにして、色のシャワーが降り注ぐみたいに色が綺麗に見えます。

えー、下手くそじゃん。という方もいるかもしれませんが、この方は形ではなく色が重要であると考えたのです。

形を整える画風に飽き飽きしてもう限界!となって、こういう絵を描いたのです。


わたしは気持ちが沈んでいる時、現実世界の色があまり見えません。

見えてはいるのですが、入ってこないのです。

綺麗な夕焼け、とか言われても、見上げてみても

こんな夕焼けいつかになかったかな、別に特別じゃないんじゃないかな、なんて思ってしまったり。

光の少ない、曇りの日はさらに気持ちが塞いだりします。

だから、たとえプリントのいろだとしても、こういう絵を見るというのはとても励みになります。

絵の解説とかなんか、別に読まなくてもいいです。歴史に詳しくなくても全然いいと思います。

図書館か、画集を置いた本屋さんが近くにあれば、行って、開いて見てください。

わたしは、もう限界!の時にこれをするように心がけています。

みなさんも、もしまだ決めていないものがあれば、もう限界!の時にすることを一つ決めておくといいと思います。

ぜひ、静かに、ゆっくりと乗り越えてみましょう。わたしも、そのつもりでいます。

最後まで読んでいただき嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

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