ひとりじゃなくて、みんなでやったらどうですか
自宅にある小さな部屋。多分6畳も無いと思う。4畳半かな。その部屋で、この冬からはじめた絵画教室「小さなアトリエ」。ぽつり、ぽつり、と人が集まり。オンラインでも少しずつ声をかけてくださり。絵画教室らしくなってきたところで、生徒さんに言われたこと。
どうしてプンペルニケル復活しないんですか。
プンペルニケルは、私が2022年の4、5月と限定オープンしたオンラインショップのこと。いまでもショップはあるけれど、クローズにしてある。
しない、って決めたわけじゃ無い。いつでもできるし、去年から1年かけて新商品を準備してきた。この4月にリニューアルオープン予定で、ずっと頑張ってきた。でも、いざ販売、にこぎつけられないのは、なんでだろう。
えっと、自分でもわかりません。
と答えた。相変わらずぼんやりしている。みんな「もったいない」と口を揃えて言う。作ったイラストがあるのに。待ってくれる人がいるのに。伝えたい気持ちがあるのに。全て揃っているのになあ、という。
うむ、私もそう思う。でも、なぜか踏み出せない。
じゃあ、もし仲間ができたらどうですか
と言ってくれたのは、ぴーさん。初回からきてくれている常連さんだ。
一緒に描いたり、作ったり、梱包したりする人がいたら、やれるんじゃないですか。みんなでやったら。私、図々しいかもしれないけれど一緒にやってみたいかも。
ぴーさんはいつも、「図々しいかもしれないけれど」と言いながらかなり思い切ったことを言ってくれる。私は即答で「お願いします」と言った。そして他の生徒さんにも一応、声をかけてみた。
ええと、ある生徒さんに言われたんですけど、まあ、一緒にやれたらどうかななんて思ったんだけど、嫌なら全然それでOKなんですけど、
みたいにごにゃごにゃ言っていたら、みんな「やりたいです」という。
蓋を開けてみたら、みんな前々から、プンペルニケルが気になっていたという。
生徒さんたちは、微熱はひとりでショップを運営したいだろうし、自分だけのブランドにこだわりたいだろう、と思っていたから何も言わなかっただけで、本当は「いいな」と思っていたそうだ。もし叶うなら、自分もオンラインショップを開きたいな、自分の作品をグッズにして売ってみたいな、と。
なーんだ!だったら言ってくれればよかったのに。
ということで、プンペルニケルはちょっと面白いことになってきました。仲間ができたのです。
みんなで決めたコンセプト。それは、プンペルニケルは架空のユニットで、誰が何をしているかわからないようにする。誰かがデザインして、誰かが描いて、と分担しているかもしれないし、だれかのデザインをだれかが引き継いでいるかもしれないし、そもそもそんなメンバーいなくて、最初から一人でやっているかもしれない。
なぜそんなことを取り決めるかというと、絵を自由にするためです。作者にこだわらない、画風にこだわらない。出入り自由で、風通しがよくて。いつもみんながワクワクした状態でいること。ワクワクしてないときは一回出て、頭冷やしてくる。帰ってきたいときに帰ってくる。そんな感じ。
やりましょうよ、やりましょうよ。
みんなが言うので、なんだか力が湧いてきて、グループラインをつくる。今までのデザインを修正して出力したり、写真を撮ったりを始めようとしている。
もし、興味があると言う方は、私の記事をチェックしておいてください。みんなで作る過程も書くし、販売予告もします。今のところですが、販売開始は5月上旬の予定です。
乞うご期待!とみんなが言ってます。そんなこと言って大丈夫かい?と思いますが、大丈夫みたいです。