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協同のためのコミュニケーション

LiD1期生の渡邊です。私は現在very50でインターンをしているのですが、LiDではインターン生活から得るものとはまた違う学びがありました。
以下は、それについて書こうと思います。

LiDでは、様々な講義の受講のほかに、カンボジアやベトナムの社会起業家(以下SE)の事業における問題解決にも取り組んでいます。
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その中で、SEからの返信がなかなか来ず、思うように動けない場面が多くありました。そこで、「なぜSEの返信だて遅いのだろう?どういうコミュニケーションをとれば彼らとうまくやっていけるのだろう?」という内容について考える、異文化コミュニケーションに関する講義がありました。
問いに対して私が最初に出した答えは、「彼らはそういう人たちだから、こちらがそれを承知しておくしかない。人の価値観なんてそうそう変えられない。」でした。つまり、「それって彼らの文化・習慣だから仕方がない」と思っていたのです。しかし、以前のLiDの講義で「『文化・習慣だから』という考えは思考を停止させてしまう。それで終わらせるのはナンセンス」という話があったことを思い出しました。

なるほど、確かに「文化・習慣だから」は思考停止ワードだ…。私はこれまで外国人に限らず、人と話す”異文化コミュニケーション”において「そういう人だから仕方がない」と考えることを諦めたりしてはいなかっただろうか…?

考えれば考えるほど、思い当たることがたくさん出てきました。
例えば、LiDにおけるグループワークで「それは違う気がする…」と思い発言してみてもなかなかグループの動きにそれが反映されなかった時、私は周りの流れに合わせる方向にすぐにシフトしました。1度トライしてダメだったことに対して、特に何もせず諦めていました。

異文化コミュニケーションは決して対外国人だけではなく、身の回りに溢れているという当たり前のことを再確認すると同時に、自分のコミュニケーションのとり方について内省をする良いきっかけになりました。

この講義の後、私はLiDのグループワークにおけるコミュニケーション方法を考えるようにしました。

①グループの流れに違和感があったらまず「違和感がある」と素直に言ってみる
②「なんでそう思うの?どういうイメージ?」と具体的に相手の意見の裏にある背景やイメージを聞いてみる
③意見を聞きながらメモを取り、どう伝えれば否定的にならず自分の意見を言えるかを考える(共通言語を探る)

基本的なことかもしれませんが、意識してコミュニケーションを取ることで、以前よりスムーズにディスカッションができるようになった気がします。

インターンをしながら参加させていただけているLiDでは、毎回必ず考えさせられることがあり、そこから得る気づきや学びがあります。現状に満足せず、ハングリー精神を持ちながら学んでいこうと改めて思えました。

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