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心に灯がともる瞬間を生み出せる人に

担当:大角

前回は、私が社会問題に興味を持った理由や南アフリカでのボランティア、MoGの経験についてお伝えしました。今回は、MoG後の休学期間やvery50でインターンを始めた理由、私が目指す姿について書こうと思います。

前回記事▶︎https://note.mu/very50/n/n2fed510105c8

- バングラデシュで1年間の現場経験

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 MoG後の1年間は、障がい者支援を行うNGOで半年間働き、後半の半年間はエクマットラで働きました。現地人のみで運営しているNGOで働きたいという思いと、MoGで感じたエクマットラの情熱に惹かれる気持ちから、半年ずつ働くことに決めました。
 業務や日常生活では、現地NGOが抱える問題やバングラデシュ人の価値観、社会問題解決の難しさを日々実感しました。特にエクマットラが運営しているアカデミー開校のタイミングでは、現地スタッフと意見が衝突し、なかなか思うような協力関係が生まれず、独りよがりな状態のまま仕事を進めることもありました。正直、うまくいくことばかりではありませんでした。しかし外から「ああでもない、こうでもない」と言っているだけでは理解できなかったことが、実際に現場で活動することで理解できるようになっていった気がします。

 MoGから始まったバングラデシュ滞在を通じて、本気で世界を変えようとする人に沢山出会いました。私もあんな風に熱量を持って、本気で何かに取り組みたい。インターンを通じて抱いた教育への関心をここで途絶えさせず、これからも何らかの形で教育に携わっていきたい。そんな思いを胸に、1年間の休学を終えました。

- 就活と天秤にかけて選んだ高校MoG引率 

 バングラデシュでの現地インターンを終えてから約半年経ち、国際協力分野でキャリアの可能性を広げるため、私は大学院進学を志していました。一方で、新卒切符を使って就職活動をしてみるのも良い経験になるかもしれないと思っていました。

 そんなことを考えているタイミングで舞い込んできたのが、春休みに行われる高校生MoGの引率でした。迷ったまま就職活動を行うくらいなら、MoGに行ったほうが絶対に自分の視野が広がる!という直感に従い、引率希望を申し出ました。

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 実際現地に行ってMoGは人を変えるきっかけになる。そう強く感じました。日に日に増していく高校生たちの前のめり感、本気度、成長意欲、そして心から社会起業家を助けたいという思い。どれをとっても、そこには数えきれないほどの”MoGだからこそ起きる化学反応”がありました。また参加者だけではなく、現地の社会企業家や私のような大学生も、MoGを通じて成長や変化を遂げる可能性があると強く感じました。

 一方で、自分の力不足にとてつもない不甲斐なさを感じました。MoGで学んだ手法や知識をかみ砕いて伝えられなかったり、悩みや苦しみを引き出せなかったり。絶対もっと良いものを持って帰れるはずなのに、と何度も悔しい想いをしました。私はバングラデシュでの1年間を終えてから、自分の想いや熱量を大切にしてきました。しかしMoG引率では、想いや熱量に加え、小手先のスキルではなく、しっかりと技術や知識を身につける必要があることを痛感しました。

 この時の引率がvery50にもっと関わっていたい、もっとMoGを良くしていきたい、まだまだ私は成長できるはずだ、という想いにつながっています。そういった想いを持っていたタイミングで、副代表の谷弘と直接話したことがインターンをするきっかけになりました。

‐ 誰かの心に灯がともる瞬間を

 そんな思いでvery50でのインターンを始めました。参加者に120%提供したものを持って帰ってもらえるよう、スタッフが尽力している環境はとても刺激的です。インターンを始めてから、これだけ大人が本気で考えて作り上げているからこそ、MoGが成り立っていることを実感しました。また、MoG以外にも多方面でさまざまな取り組みを行っており、very50インターンだからこそ出会える人や機会に心の底から恵まれていると思います。

 インターンを始めて数ヶ月経った今、私が目指す像は“誰かの心に灯がともる瞬間を生み出せる人”です。MoGで人が変わる瞬間に出会って感じたワクワクを、これからも生み出していきたいという思いが強くあります。思えば、私も幾度となく周りの人に灯をともして頂きました。だからこそ今の私があると思います。
 私も誰かの心に、ポッと灯がともるその瞬間を生み出したい。そのために必要な努力や痛みを受け入れ、大きく成長したい。そしてMoGであれば、very50であれば、それができると信じています。

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