〔訳詩〕友情 BIČIULYSTĖ
「友情」 サロメーヤ・ネリス
くちびるがかわくと予言者たちは
呪いで世界をただよわせる! ––
君のために友情をおもう––まるで太陽のように。
わたしが光のあこがれを運ぶように。
ああ、長い夜、月の黒く欠けたぶぶん、––
空には雲がみちている。
そうだとしても––なぜここなのか教えて。
なぜ大地はこんなにかがやいているの?
太陽のせいだと見るのは、––それはまちがい!
毎朝わたしたちをてらすのは太陽じゃない。––
それはわたしたちの大いなる友情、
わたしたちの血の澄んだ音楽!
友情によって大地の上を生きていて、
わたしたちはそのために歌を歌っている。––
そのために大河がながれていって、
そして緑の森がささやいている。
出典
Salomėja Nėris, Rinktinė, LTSR Valstybinė Leidykla Kaunas, 1941
https://www.epaveldas.lt/preview?id=C1B0003056470
BIČIULYSTĖ, Mikalojus Konstantinas Čiurlionis, 1906 / 7
https://ciurlionis.eu/lt/tapyba/galerija/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?