Unbuild Tokyo

吉川学志 LAのMocapStudioでキャラクターアーティストとして勤務、エンターテ…

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吉川学志 LAのMocapStudioでキャラクターアーティストとして勤務、エンターテインメントを通して未来をスペキュレイトしています。 ここでは自分の蔵書や本の感想、等を紹介していきたいと思います。 https://www.takashikikkawa.com/

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  • #建築 記事まとめ

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    建築系の記事を収集してまとめるマガジン。主にハッシュタグ #建築 のついた記事などをチェックしています。

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Purikura City -Speculative Architectとして未来を描く-

preface ※この作品はSci-Arc Fiction & Entertainmentにて制作している個人作品です。 私は日本で建築の学部、修士を卒業した後、昨年の9月からアメリカの大学院で未来的なアニメーション・映像の制作をしています。昨今、技術革新、気候変動、社会秩序の急速な変化により未来をスペキュレイトする事がより価値を持つようになって来ました。このような状況の中でArchitectとしてどのように振舞うかは私達、若い世代のこれからの課題であると思います。 私

    • Architectural Publisher

      本、雑誌、メディアを取り巻く状況は時代と共に変化しており、生き残りをかけ時代に対応した柔軟な対応が求められる様になってきました。建築業界を見ても、10+1の更新終了の様に、骨太なメディアを維持する事の難しさを感じます。海外を見てみると、ArchiDaily,DesignBoom,Dezeenといった世界中の建築をまとめるプラットフォームがあります。今回は、そこまで大きくなく独自路線をとっている海外の建築メディア、出版社についてまとめてみました。 1.MAS ContextM

      • First Session- Fiction&Entertainment @Sci-Arc

        Sci-Arcという学校はリアルなプロジェクトよりも、実験的な取り組みをしている事で有名な大学です。その中でもEdge(Postgraduate)はそれぞれのコースに沿った実験的な取り組みをしています。このプログラムは5年ほど前に新設されたプログラムで英語では勿論の事、日本語での情報があまり出回っていないプログラムでした。なので入学前は本当に大丈夫なのだろうかと不安だった事を覚えています。 Edge自体はわかりませんがFiction&Entertainmentは、私が日本人

        • Sci-Arc Edge シンポジウム Fiction and Entertainment

          アメリカ生活が始まり少し余裕が出てきたので学校の事について書きたいと思います。 私が入学したSci-Arcには複数のプログラムが存在しBachelor, M.Arch1, M.Arch2, Postgraduateがあります。その中でもPostgraduateは特殊な立ち位置にあり、Pedagogy, Technology, City of Design, Fiction&Entertainmentと4つの分野から21世紀の建築にたいして実験的な試みを行う1年制のプログラム

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        Purikura City -Speculative Architectとして未来を描く-

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        • #建築 記事まとめ
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          第四回建築洋書紹介 Utzon: inspiration, vision, architecture

          久しぶりの更新です! 今回はEdtional Blondalから出ている。ヨーン•ウッツォンのモノグラフ Utzon:inspiration, vision, architecture(2002)を紹介します。ウッツォンはシドニーオペラハウスで有名ですが、他の作品はあまり知られていなく、この作品集が出るまではまとまった作品集が少ない建築家でした。実現プロジェクトからアンビルドまで豊富な図版とアイデアの元になったビジュアル載っており、現時点でウッツォンについて学ぶには一番良くま

          第四回建築洋書紹介 Utzon: inspiration, vision, architecture

          建築洋書の紹介サイト!

          久しぶりにポストします。 いくつか書こうと思っていたエントリーを書いては消し、気づいたらこんなに時間が経っていました。定期的に書く習慣をつけないとまずいです。 今回は、いつも参考にしているBook reviewのサイトをいくつか紹介したいと思います。洋書のような手に入り難い書籍を買う時は中身を知りたいですよね。大体の人は、画像検索やamazonのレビュー、古本屋のサイトにアップしてある数枚の写真と簡単な説明文を元に判断していると思います。一方でamazonのレビューは的を得

          建築洋書の紹介サイト!

          「建築見学」グーギー建築について その1

          今回は、去年の暮れにロサンゼルスへ行った時に出くわした建築について書きたいと思います。 ロサンゼルスの空港につくと、いきなり目の前に飛び込んで来るこの建築は建築家Gin Wong(1922-2017)が設計した建物。(写真を取り忘れたので他サイトから引用) この建築家はかなりマイナーですが、この建物はグーギー建築という当時、ロサンゼルスを中心に流行した装飾過多な建築様式の代表格として有名です。 実を言うと、大学3年生の頃この"グーギー建築"についてレポートを書いた事があ

          「建築見学」グーギー建築について その1

          ガラスのテトラポット

          以前つくったテトラポット型の生け垣の提案です。 基礎部分はコンクリート、上部はガラスのテトラポット 100均のオユマルで型をとり、レジンを流しこみ硬化させました。一度目は薄膜が張るので透明にならりませんでしたが、レジンを2度塗りすると見事透明になりました。 そして組む! 緑をはわせます。 製作途中に穴が空いてしまったテトラポット、例えばこの穴に水をため金魚を飼い、この生け垣が一つの生態系であるような提案をしました。 面白いなと思ったらスキをお願いします。 今後も

          ガラスのテトラポット

          第三回建築洋書紹介 Frank Gehry the Houses フランクゲーリー

          今回紹介するのは、Rizzoliが出版しているFrank Gehry the Houses(2009年)です。今までの2冊は一般的に有名な建築家ではなかったので建築家自身の紹介もしましたが、フランク•ゲーリー(1929-)は超有名なので今回は、この本がいかに素晴らしいかという事に注力したいと思います。 ゲーリーの作品集は色々な出版社から数多く出ていると思いますが、本書は住宅にフォーカスしているだけあって一作品が凄まじい数の写真で紹介されています。例えばゲーリーを一躍有名にし

          第三回建築洋書紹介 Frank Gehry the Houses フランクゲーリー

          第2回建築洋書紹介Ernesto Gomez Gallardo Arguelles エルネスト•ゴメス•ガヤルド•アルゲジェス

          今回はArquineというメキシコにある出版会社から2016年に出たメキシコの建築家、Ernesto Gomez Gallardo Arguelles(1917-2012)(以下アルゲジェス)の作品集を紹介します。恐らく、またまたご存知ない方が多いかと思います笑。メキシコの建築家と言えばルイス•バラガン(1902-1988)やフェリックス•キャンデラ(1910-1997)が有名かと思います。 アルゲジェスは建築に始まり、インダストリアルデザイン、家具、都市など様々な計画を手

          第2回建築洋書紹介Ernesto Gomez Gallardo Arguelles エルネスト•ゴメス•ガヤルド•アルゲジェス

          第1回建築洋書紹介 Jan Kaplicky drawings

          最近、本の価値とは何なのだろうかと考える事があります。大学を卒業して2年経ちますが、あの頃は研究室、大学図書館と本に囲まれた幸せな生活をしていました、、、 現在は、色々あって本と接する環境にあり、学生時代には感じなかった本の魅力を感じる毎日です。 建築を勉強している人にとって作品集は設計課題、プレゼンボード、ポートフォリオの参考として使っていると思います。その中でも洋書は日本でまだ紹介されていない建築や情報を得れるという点で魅力的だと思います。一方で、値段が高かったり、日本

          第1回建築洋書紹介 Jan Kaplicky drawings