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ある日私は障碍者になった~(8)カミングアウトは必要?不要?

私は自分の精神疾患について話すことに抵抗はありません。ただ、障害者手帳を持っていることをまわりにどう伝えればいいのか、まだ日が浅いので心の整理がついていません。告げられた相手も困惑してしまう可能性があります。ですので、もう少し自分の中で煮詰めて考える必要があると思っています。これは今後お世話になる支援のプロの方々にも相談にのって頂こうと思っています。

いま現在の途中経過を少しだけ綴ります。

職場への報告

障害者手帳の交付を受けて、そのコピー、それにまつわる情報の利用についての同意書を提出しました。障害者雇用率の積算であるとか、(あまり期待していないけど)今後の適正配置に人事部門が活用するのだと思います。

それをどこまでの人間が今後知ることになるのかについてはわかりません。上司?同僚?後輩?自分から誰にどこまで伝える必要があるのかもまだわかりません。伝えることのメリットとデメリットを比較考慮しつつ保留案件としています。

家族への報告

実の両親に伝えたときでさえ、「自己責任」という言葉が返ってきました。

友達への報告

Facebookに投稿するにはふさわしくない内容だったみたいですね...。

目に見えない病気ってなかなか難しいのです。

「頑張る」の限界

私はトラウマを複数抱えながら、フラッシュバックを何度も起こし、休職、復職を繰り返しました。それ故に仕事の経験値や昇給の面で同期、後輩にかなり遅れをとりました。これがまたコンプレックスとして苦しくなるのです。だからこそ、調子がよいときは死に物狂いでその遅れを取り戻そうと毎度必死でした。

失った時間や信頼は取り戻せない。「頑張る」を使い果たして疲れてしまいました。いくら頑張っても私のまわりから、人が去っていく。

孤立…

孤独...

喪失感...

ひとりぼっち...

私の「頑張る」のやり方が間違っていたのかもしれません。私の「考えすぎ」なのかもしれません。でも残念ながら、私は「鈍感」には生きられない。「頑張る」に一呼吸置くことの「免罪符」として私は障害者手帳を手にしました。

私のことを誰も知らないどこかへ

転職についてもチラチラと考えています。休職する都度、転職サイトに登録するのですが…。

就職氷河期世代アラフォーが手ぶらで転職というのはかなりハードルが高いように身構えてしまいます。正直怖いです。とくに今の私の体調は、資格試験に挑戦するほどの集中力が保てる状態ではありません。

そこで障害者雇用枠を利用するか否かという新たな問題が登場します。

大坂なおみ選手の選択

人生は選択の連続、積み重ね。何が正解なのかはまだ、わかりません。私にも世の中に一石投じるパワーがあったらなって、彼女を尊敬します。

【マガジンにしています】






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