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緊急事態宣言一部解除 ~#検察庁法改正の強行採決に抗議します

#検察庁法改正の強行採決に抗議します
#検察庁法改正案の強行採決に反対します

5月14日 39県の緊急事態宣言が解除された。検察庁法改正に対する抗議の声に対する壮大なスピンかとも思えるほどに、そのタイミングは突然であり、根拠不明。「感染者数は減少傾向にある」「総合的に判断して」具体的数字のない、相変わらずの首相会見であった(...ので、途中で寝落ちしてしまった。) 記者からの質問にあくまでもこの法改正は<恣意的>なものではないと言いつつも、Twitterで、これを強行採決することは民主主義の自殺行為であるとツイートした泉田議員は光の速さで委員会を除名された。これを<恣意的>と言わずしてなんといおう。

5月15日の午後には強行採決の可能性があると、様々な有識者の方々が警戒するようTwitterから拡散してくださった。これまで弁護士会は2度ほど反対の声明をだしているが、ついに検察OB重鎮や現役裁判官までも声明をだした。

委員会前夜も国会前ではソーシャルディスタンスをとって、各々プラカードをもって抗議に出向く人々も。このコロナ禍の中、サイレント・デモが敢行された。

当日NHKは国会中継をしなかった。政権与党にとって不利な審議・追及がされると予想されるならば中継をしない?国民の怒りに火がついたことをおそれてか?仕方なく、皆、YouTubeであったり、各種ツイキャス等を利用して4~5万人は少なくとも視聴したのではないかと言われている。

すると、委員会室まで、国会前で抗議のデモをしている方々の声が聴こえるのだ。「改正反対!改正反対!」。質疑に立った議員が途中、一瞬の静寂を求め、その声をはっきりと聴かせてくれた。

本日の強行採決は武田大臣への不信任決議案を野党側が提出したことによって阻止された。

法学部で学んだ者ならば知らぬものはいない、芦部信喜 先生の 【憲法】を本棚の奥から取り出してきた。明確に書いてある。ちなみに私の所有している20云年ものから少しだけ抜粋する。

検察権との関係 検察事務は行政権の作用であるから、国政調査権の対象となる。もっとも、検察作用は裁判と密接に関わる準司法的作用であるから、司法権に類似する独立性が認められなければならない。(東京地判昭和三十一・七・二三判時八六号三頁) 芦部信喜 憲法 新版 284頁 / 1997年3月第1版

自分が学生時代に学んだことが捻じ曲げられようとしているのを目の当たりにして悔しくてたまらない。三権分立の崩壊をみるのは本意ではない。守るべきものは、守るべし。攻防は来週へ持ち越した。

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