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コンテンポラリーダンスを観てまわる旅のつくりかた(例 2019年初夏 ルーマニアとドイツに1ヶ月)

2012年から海外滞在の多い生活をしている。
最初は移住(住民票も仕事も海外)で、2015年から移住に近い状態(旅行ビザをMAXに使って海外を転々。住民票はどこにも置かず、無職→リモートワーク)が続いた。色んな折り合いをつけたり、しっくりくる比重を試行錯誤した結果、2017年から今のスタイルに落ち着いた。

・拠点は東京
・年に2回、1ヶ月ずつコンテンポラリーダンスを観てまわる(欧州)
・加えて年に2〜6回、 日帰り〜1週間程度の旅行をする(ダンスが目的の時もあるし、観光旅行の時もある。国内かアジア)

ここではコンテンポラリーダンスを巡る旅の設計を整理する。
マイノリティな生活様式だと思うので、似たような誰かの参考になれば…

大枠を決める(観たいコンテンポラリーダンスを組み合わせる)

旅に求める一番大切な要素から決める。
わたしの場合は、質の高いコンテンポラリーダンスを観てまわること。
特に以下の2点は最重要ミッション。
・ベンチマークしてるダンスカンパニーや振付家のアップデート
・注目されている存命振付家の作品をチェックする
2018年は昔住んでいた街や過去に訪問した都市の再訪が多かったので、今年ははじめての都市を中心に選ぶことにした。

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ストックしているフェスティバル一覧(上画像は当時のデータで、日々更新中)とベンチマークしている振付家/カンパニーの公演情報をネットで調べながら絞っていき、以下2つのフェスに決定。

1.  Sibiu Internatoinal Theatre Festival(6/15-6/26滞在、シビウ・ルーマニア🇷🇴)2. Colours International Dance Festival(6/26-7/15滞在、シュトゥットガルト・ドイツ🇩🇪)

1のシビウ演劇祭はベンチマークしているカンパニー(バッドシェバ舞踊団)の作品「Venezuela」を観れるので選んだ。数年前に予告動画を視聴してからずっと狙っていた念願の一品。

2のカラー・ダンス・フェスティバルはシビウの前後でもう一つフェスをくっつけたいなと思って選んだ。コンセプチャルすぎて謎なパフォーマンスが苦手なので、”がっつり身体表現する(視覚的な美しさが期待できる)舞台作品が中心のフェス”という条件で絞った。
候補フェスの公演をリストにして、ひとつひとつ予告動画を観て、最もプログラムの期待値が高い当フェスを選出。

細部を設計していく

1)ダンス
一日一公演で予定を組む。
シビウは毎日なにかしらダンス公演が観れるので、フェスの公演だけで組み合わせることができた。
シュトゥットガルトは若干穴のある日があるため、地域の劇場やその地域を拠点にしているダンスカンパニーを調べあげて予定を埋めていく。結果的にシュトゥットガルトバレエ団の良さげな2公演を挿入。

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2)飛行機
フライト比較サイトはMomondo一択。世界中の航空会社やチケット予約サイトを網羅しているし使いやすいと思う。(日本語非対応)

フライトは安さ重視で選んじゃう。ヨーロッパだと乗換2回のチケットになることが多い…
5時間以上の移動は直行便のビジネスクラスで行くのがベストだと思っているので、どのタイミングでそういうお金の使い方に切り替えるか悩む。

3)宿
一週間以上の滞在ならAirBnB。マスト条件でフィルターかけて、劇場近くの物件を探す。

宿選びのマスト条件
□ まるまる貸切
□ Wifiあり
□ キッチンあり
□ 作業用のデスクあり

窓が大きくて景色が抜けているとベター。
中期滞在だと毎日外食はしんどいので、自炊ができて通常運転で生活できる民泊の方がストレスは少ないと思う。
同等料金でホテルよりも広くてお洒落な物件に滞在できる(ことが多い)のも良いところ。例えば、シビウで手配したのはこのマンション。80平米で洗濯機・乾燥機も備えた景色の綺麗な1LDKが一泊4,000円いかないくらい。

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4)食事
普通に暮らすので、自炊中心になる。
献立を決めたり食材をうまく使い切るのが苦手なため、日本にいる時と同じでミールキットを利用したいところ。滞在地にミールキットのサービスがないか事前に調べて登録しておく。

・ルーマニア ミールキットなし涙 
仕方ないので最低限の調味料を持っていき、最悪の事態は防ぐようにする。

ほんだし・井上耕作農園のオリーブオイル(中)・醤油(小)・マヨネーズ(小)・インスタントスープ

だいたいいつも現地で卵・野菜・鶏肉・米・コンソメを買って、ゆで卵・スープ・雑炊のルーチンになる。
今回はイタリアに住んでいる友人がジョイン(料理つくってくれた)&物価が安いので外食頻度が多くなり、ことなきを得る。

・ドイツ Marley Spoon
洒落たミールキット。メニューが多国籍。

ココナッツミルクx醤油のうどんが意外にも美味しかった。
ハーブも自分ではなかなか使わないものが多かったな。
滞在中に頼んだメニューは以下の通り。

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(2019年7月15日追記)
旅の最終日。パッキングをしているところ。
改めて読み返すと、旅を繰り返すうちに独自メソッドができていくの面白い🥰

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