見出し画像

#143 指示待ちがまかり通る公務員の世界

久しぶりに腹立たしい思いをしました。
入学試験の検査室設営の際のお話です。

私は最終点検を担当していました。

該当検査室のクラス担任は、
設営を担当します。

この季節ですから、
検査室にはストーブが必要です。

しかし、設営の際に気付いたようですが、
そのクラスのストーブは壊れていました。

全検査室に、
公平に置かれなければならないストーブです。

そのストーブが壊れているのであれば、
何とかして事態を解消しようとしますよね。

なぜなら、
ストーブが必要であることは、
揺るがない事実だからです。

入試に臨むにあたって、
必ず解決しなければならない事態だからです。

にもかかわらず、
その教員は、私が最終点検にまわった際、

「ストーブが壊れているのですが、
どうすればいいですか?」

と聞いてきたのです。

自分が「設営担当」であることを認識し、
問題解決を前提に動けば、
移動式のストーブを、
どこかの部屋から借りてこようだとか、
心当たりがないのであれば、
事務方や備品担当に、
予備のストーブの有無を確認するだとか、
それも難しければ、
本部に検査室の変更を打診するだとか、
いかようにでも行動できたはず。

しかしこの教員は、
私たち点検班が、
ストーブ手配のための解決策を示しても、
不服そうな顔をして腕組みをしたまま、
自分から動こうとしないのです。

この教員は明らかに、
責任意識が足りないし、
解決のために動こうとする
思考力が足りません。

生徒に問題解決のプロセスを教える際、
どのように指導するつもりなのでしょうか。

問題を認識して、
解決のための手段を考える。

冷静に考えれば、
難しいことではないのです。

こうした指示待ち人間は、
残念ながら年配の教員ほど多いのですが、
今回ショックだったのは、
この設営担当の教員が、
私より若い教員であったことです。

それでも仕事として成り立ってしまう、
この職業の根幹を、
変えていかなければならない。

自浄できないのであれば、
厳しく職務査定を行い、
能力や結果を個々に評価するシステムの導入が、
早急に必要です。

公務員の深い闇だと思っています。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?