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サステナブル先進国デンマークから目が離せない

最近関心を深めつつある国のひとつにデンマークがあります。
デンマークは、消費税が25%、所得税が50%超えということの代わりに、医療費のほとんどが無料であったり、介護福祉サービスが受けられるなど、手厚い社会福祉サービスを提供しており、また、高校・大学まで学費は無料という教育制度に大きな魅力を感じています。

実はそんなデンマークで私は入籍をしました。
20数年前のことですが・・・

パートナーはドイツ人です。
国籍の異なるパートナーとの入籍はちょっと大変でした。

ちなみにドイツでドイツ人と日本人が結婚する場合の流れはおおよそ以下のとおりです。

①必要書類の入手
アポスティーユの取得
③翻訳・認証
④届け出

まず「①必要書類」としては以下があげられます。

①戸籍謄本
②婚姻要件具備証明書(独身証明書)
③住民票

なんだ、思ったより簡単そうではないか?
文字にしてみるとさほど面倒ではないのではないかと感じますね。

ところが、この「②婚姻要件具備証明書(独身証明書)」発行手続きが結構面倒なのです。

具体的には以下の書類を役所に提出しなければなりません。

①申請書(申請書様式 )
②申請者の戸籍謄本(なるべく発行から1か月以内のもの)
③申請者の運転免許証やパスポート等の身分証明書(写真付きのもの)
④申請者の認印

それって役所に行けばすぐに手に入りますよね?という問いが聞こえてきます(笑)

そうなんです、私がその時日本在住であればそう難しくはないのです。

しかし当時私はすでにドイツ在住でしたので、上記書類を入手するためには、日本在住の家族に役所に出向いてもらうか、役所に連絡をし、返信用の切手を入れ書類を送付してもらわねばなりません。

また、それがスムーズに行われたとしても、それをドイツ語に翻訳しなければなりません。

そしてその翻訳は誰でもいいわけけではないため翻訳費用が発生します。

このことから、もっと容易で費用も抑えられる方法はないかと調べたところ、デンマークとラスベガスでの入籍が浮上しました。

ラスベガスはアメリカですが、デンマークはドイツの隣国です。

私たちは迷わずデンマークでの入籍の手続きを始めることにしました。
まずデンマークでの入籍のメリットは、必要書類がとても少ないということが挙げられます。

必要な書類は、「EU加盟国内の居住許可書」と「独身証明書」の2通のみ。
この「独身証明書」は日本の「婚姻要件具備証明書」とは異なり、居住許可証とともに容易にドイツの役所で発行してもらえます。

またデンマークで入籍をすると、「結婚証明書」を発行してもらえるのですが、こちらは、英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・デンマーク語の5ヶ国語に対応。

そのため、証明書をドイツ語に訳する必要もなく、手数料も日本円で1万円以下とリーズナブル。

さらには、入籍とともにデンマークへの旅行もできるといいことづくめ!
ということで、私たちはデンマークの古い港町、「Faaborg(フォーボー)」を目指しました。

まずはドイツから陸路でデンマークのアルス島へ。
そこから航路でFaaborg(フォーボー)のあるフェン島へ。

ドイツではなかなかお目にかかれない海に興奮していると、デンマーク国旗である赤と白のツートンカラーのフラッグが青空の下元気よくはためいていました。

※Faaborg(フォーボー)は北海道登別市と友好都市を結んでいるようです。

私たちはこのFaaborg(フォーボー)にある市役所に出向き、結婚式となりました。

といっても、市役所職員の立会いの元、誓いの言葉(英語で)を述べ、書類にサインをするのみです。

ということで、私たちはデンマークで無事に入籍を果たし、私は久々にフレッシュなシーフード料理を堪能したのでした。

そんなデンマークは「 サステナブル先進国」と言われています。

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そしてデンマーク議会は、2021年10月1日からすべてのコロナ対策を終了することを決定したそうですね。

入籍やサスティナブルのみならず、コロナ対応にも先陣を切っているデンマーク。

今後もデンマークに目が離せません。

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