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「美しさ」は幸福度に比例する⁈

都内で見たいレトロ建築の一つにニコライ堂がありました。
ニコライ堂は、日本で最大の正教会の大聖堂。1891年に竣工。日本初、最大級の「ビザンティン様式」の教会建築といわれます。

ニコライ堂

「ビザンチン様式」とは、4世紀頃から東ローマ帝国(ビザンチン帝国)で発達した建築・装飾様式のことです。

「ビザンティン様式」の特徴は、「ドーム型の屋根」と「モザイク画」
建築としての「ビザンティン様式」は、天井部分が丸いドーム型になっているという特徴です。

丸ドームのニコライ堂

「ビザンチン様式」の代表例としては、トルコの首都イスタンブールにある「ハギア・ソフィア大聖堂」といわれます。

そんなニコライ堂には鐘があります。
この鐘は、関東大震災以後、他所から運ばれた親鐘と、ポーランドで鋳造された5つの鐘が収められているそうです。

ニコライ堂の鐘

そしてこの鐘が鳴るのは、礼拝の行われる毎週日曜日の午前10時から10分程だそうです。

人間の心と体と魂は、本来、その細胞一つひとつが、振動し調和していますが、病気やストレスなどで体調を崩すと振動に混乱や葛藤が生じ、不協和音を奏でます。

よい振動に共鳴すると、本来の状態にチューニングされて、右脳と左脳のバランスが整い、落ち着いた状態を取り戻し、人が本来持っている力が高まり、安らぎで満たされます。

また、よい振動は集中力をアップさせ、創造性や想像力の活性化を促します。

さらに体の内側からエネルギーを増幅させる道具としても最適です。
古来より鐘の音(振動)は、人々の心に癒しの効果を与えるだけでなく、密教の分野では、医療機器としても使われてきた歴史があります。

古来から「美しいもの」は多くの人間を引きつけてきました。
美しいものは人間の心を幸福にしてきました。

長い歴史を通じて美しさの概念は移り変わってきましたが、変わらないものがあります。

それは、「黄金比」、「対称性」、「フラクタル」といった固有のパターン。

美しいと人々が感じる多くのパターンは、自然物から生まれたものです。
これらのパターンを正しく把握することは、古代の人々が生き抜くために必要不可欠な能力でした。

「どんな雲の形であればこれから雨が降るのか?」
「この花の形は食用なのか?」

人々は自然の形から読み取ってきたからです。

また、対称性といった要素も自然の中では重要でした。
左右対称であることは「その存在が正常である」ことを意味するからです。

左右対称でなければ、それは危険を意味するものであるかもしれないため、人間は注意深くそれを警戒する必要があったのです。

そのため、人間の美意識は自然を観察した結果得られた、安全で栄養豊富といったパターンから発生したといわれています。

興味深いのは、脳の大部分が正常に働かなくなっても、美意識だけは残っている可能性があるそうです♡

本来、人間は単調なものが好きではありません。
複雑で美しい建造物を見て、様々な箇所に視線を走らせることが、人間に幸せを感じさせるそうです。

ちなみに、単調な建物は人間の心拍数やストレスを増加させる一方ですが、美しいものに囲まれた環境は、人間の体を健康にしたり認知機能や気分を向上させたりするようです♡

つまり、人間の肉体や精神は目に見たものの影響を強く受け、「美しいものを見ることは人間の幸福に大きく寄与する」ということになりますね。

ということで、これからも「美しいもの」を愛で、癒しと新たなエネルギーをいただく旅を続けていきたいと思います♡

ニコライ堂


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