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資源循環型社会と土葬

今や環境問題は世界的な課題となっていますね。
そこで、持続可能な開発目標であるSDGsが掲げられ、資源循環型社会構築のための様々なアイデアが注目される今日この頃です。

そんな中、「土葬こそが循環する社会を作る」という内容のYouTube動画に目が留まりました。

それはいったいどういうことなのか?
私は興味を持ちました。

土葬と言って思い出されるのは、幼少期での祖父の埋葬場面です。
人が亡くなると土の中に埋葬されるという事実を認識したものでした。

しかしそれ以降は、いつからか火葬が当たり前となり、そのことに疑問すら感じずに過ごしていました。

資源循環型社会を構築するには、廃棄物を出さないことが大切ですよね。
廃棄物を出さないことは、つまり、最後は土に還せる素材を使うことが理想です。

であるならば、人間もまた、最終的には土に還ることが資源循環型社会へのひとつの解決方法になるのではないでしょうか。

そうした最新情報はないものかと探したところ、とても興味深いレポートがヒットしました!

人間を土に還す。シアトルで始まる、世界初の『堆肥葬』

これは目から鱗が剥がれ落ちました!
と同時に思い出したのは、この夏、京都の古民家で暮らす方を訪ねた際、作物への肥料は、人糞とのお話を聞いたことです。

人糞が肥料になるなら、土葬もまた肥料となるという話はうなづけます。

それどころか、火葬と比較すると8分の1のエネルギー量しか使わず、1人につき1平方メートルの二酸化炭素の排出が抑えられ、遺体や遺骨を保存する必要がないので墓を立てる必要もなく、コンポストに使用される棺も使い捨てではなく再利用されるなど、たくさんのメリットがあるようです。

温故知新。
古きを尋ね新しきを知る。

未来へのヒントは足元にあるということを常に頭の片隅に置いて物事をみていきたいものですね。


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