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制作環境/機材の話とお金の話

私はWindowsでDTMをしています。

DAWは PreSonus Studio One。

オーディオインターフェイスはFOCUSRITE Scarlett 2i2 。

マスターキーボードはNIのcomplete control A61。

よく使うプラグインは
UVI  Falcon、TOONTRACK  EZ BASS2、XLN Audio  Addictive Drums 2。

その他、エフェクトやソフト音源をセールの時にちょっとずつ買っている感じです。

高級品は一つも持っていません。

マイクも大昔に買ったRODE  NT1Aをいまだに使っています

それでも、自分にとっては少なくない額のお金を、楽器やソフトウェアに投資してきました。

何が言いたいかというと、やっぱりある程度の経済力がDTMerにも必要だということです。

昔は収入よりも自由に使える時間がたくさんある方がいいと思い、そういう仕事を選んでいました。

しかし、時間があっても、お金がなければ最低限の環境(ここでいう最低限とは、自分が作曲する時にその機材なりプラグインなりが「使える」と思えるレベルであるということです)すら整えられない。

もちろん納得のいく曲なんて作れません。

また、自分の中に情報を蓄積するために、外へ出かけて何かに出会いたいと思っても、お金がなければ、その範囲も内容も限られたものになってしまいます。

ある程度の資金がないと旅にも出られません。

私にとって、曲を作る時に鳴る音色はとても大切です。

耳に届くのが自分にとっていい音でないと、全く曲作りが進みません。

同じコードを弾いても、良い音かそうでないかで響きが全く違います。

そして、やはり良い音のする楽器やソフト音源は、それなりにお値段が張ります。

今、日々大変で忙しいですが、最低限の生活ができるぐらいの収入を得られています。
(もちろん裕福ではないです、本当に…裕福なら高級な機材を買っています…)

ただ、セールの時に一つか二つプラグインを買うぐらいのことはできます。
(10年前はそれができなかった…)

やっぱり経済的な自立はとても大切です。

好むと好まざるとに関わらず、私たちは資本制経済が浸透した時代に生きています。

やっかいですが、自分が生きている間に資本主義がなくなることはないだろうと考えています。

前にも『一回性について/人生・音楽』で書きましたが、積極的に社会からドロップアウトする気概もないので、この世界システムの中で、自分はどう生きるか、ということを真剣に考えなければなりません。

私自身、そう思うようになったのは、先々月ぐらいからですが。

宝くじは確率が天文学的に低いと、むかし誰かに聞いてから買っていないので、地道に賃金労働しながら、資産形成をするのが当面のスタイルになりそうです。

なので、高級オーディオインターフェイスや、ハイクラスなモニタースピーカー、プロユースのコンデンサマイクなどとは、相変わらず無縁な環境でコツコツ曲作りをしていくと思います。

verde esmeralda

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