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ツインレイ?の記録17

ツインレイなのかどうなのかわからないし、ツインレイだからこんなに執着しているのだろうと思って、本物かどうか確かめる方法を試した。

それは「連絡して」と紙に書いて、三日以内に連絡がくればツインレイだというもの。

私は書いた。

4月6日土曜日8時20分。
三日だから9日の朝までか。

彼が帰国して一週間。
少し状況が落ち着いて返信できるならこの週末。
でも家族といる間は連絡しないと決めているのも感じられるから、こないと考えるほうが自然。
でもここまで切羽詰まって確かめようとしているテレパシーを感じ取って、どうか連絡してほしい。

そして翌日。
4月7日日曜日朝方。
私はとてもリアルな夢を見た。

眠っている私にキスをする彼。
その感触もすべてがリアル。
ただ私が知っている彼よりも、髪も多くて若々しかった。
もしかしたら別人? 目が大きくて印象的だった。
おもしろいのが、向こうの方が情熱的で、私は彼を拒んでる。
「え、こんなことだめですよ」と離れようとするのが私。
私はいつも既婚者の彼が社会規範から逸脱することを恐れている。
心配なのだ。
だから夢でも「こんなことしちゃまずいでしょ」ってのが前面に出ている。

それにしてもリアルな夢で起きてからも忘れられない。
そして夢では彼だと思ったが、顔がやはり少し違う気がする。
でも私はその人を知っていて、元旦那をこんな顔だと思い込んでいたこともある。離婚後好きになった男の子にも目が少し似ている気がするが口元がちがう。やはり彼にも似ている気がするが、明らかに彼より若い。

私が拒むと少し悲しそうに見えたし、私だって本当は拒みたくはない。
ただただ彼が後ろ指をさされるようなことはしたくないって、それだけだ。
それに現実では本当に冷たいから、あまりのギャップに驚いたのだ。

4月8日
翌日、今度は朝方自分が自分にキスする夢を見た。
なぜか裸の上半身しかなくうつぶせに寝ている私の乳首を私自身が吸っていた。左胸の乳房。
さらに自分自身にキスすると、上半身裸の自分は激しくむせて咳き込んだ。

一体私は誰なのか?

自分が自分にキスをするという不思議な夢だった。
そのくせキスされているほうの自分はその前日に見た自分ほど、唇にリアルな感触を感じない。
感じるのはキスしているほうの自分の感覚だ。
むせていても、あくまでそれを別の人間として見ている。

4月9日
やはり連絡はこない。
本当に本当にもうこれがツインレイじゃないならそれでいい。
偽ツインレイというのもあるし、いっそ本物に会う前の訓練だったら。
いや、それも嫌だ。偽だとしてもこんなにつらいなら、本物の試練なんて耐えられない。

私の中にあるどろどろとした感情。
なんで無視するの?
本当はマメですぐに返事ができる人が、わざと返事をしないのは、それだけ私の優先順位が低いということなんだろう。

寝る前にハイヤーセルフに頼んだ。
ツインレイは誰? 彼はちがう? ツインレイに会わせて!
本当に本当にもう忘れたいのに忘れられない。
眠れない。

そのくせ私が思い出すのは彼の顔じゃなくて
彼と一緒にいた時の私。
なぜかその時の服、髪型、私のしぐさまで浮かんでくる。

彼と一緒にいた時の私。
初めて彼が家に来たときの私。

まるで彼の目を通してみているみたいだ。
私の表情がくるくる変わる。
思い出したいのは彼の顔なのに。

結局彼の夢も見ないまま、不思議な夢やメッセージもなく、ほとんど眠れず朝になり、三日の願掛けも虚しく、彼から連絡は来なかった。

ただ、私はどこかでわかっていた。

彼はきっと日本にいる間は私に連絡をしてこない。
もし、連絡が来るとすれば、それはこの国に戻ってきてからだ。

最後に帰国前に「これから出国します」と彼から連絡が来たのは3月30日。

その時、彼は私に(二人きりではないが)また会う意志はあることを示していた。その日、私は学生との手巻きずしに彼を誘っていたのだが、
「手巻き寿司は好きなので、帰国したらぜひ参加させてください」と。

その時、私は自分が足を怪我して膝から水を抜いたことを動画と共に報告してたが、これは無視。

でも彼はいつも彼なりのルールに従って生きている。
だから、帰国して家族と向き合う以上、私のことは心配しないし気にかけないと決めたんだろうとどこかで思った。

4月11日
再び彼の夢を見る。

もう忘れようと思っているのに今度こそ本当に彼が夢に出てきた。
だけど、彼は私に対して特に関心がない様子。
会ったこともない彼の部下と私が話している。
でも私の目は彼を追っている。
宴会場みたいな場所で、私は彼のそばに行きたいのに隣には知らないどこかの奥さんが座っている。近所の奥さんという感じに見えるし、特に彼と親密そうにも見えないが、とにかくその人がいるから私は隣に座れない。
そして彼の向かいに座るが、私はどこかギクシャクしているし、彼も私を見ていない。ただ一人で笑っている。

さらに、今度は厨房のようなところで、彼は味噌汁を沸騰させている。
私も作った味噌汁があるのに、なぜか彼は自分で作ると言って作っている。
ふと思ったが彼はこういうところがある。
多少ワンマンというか、自分がこうと思えば譲らない。

それは現実でもそうだった。
私が勧めたこの国の薬は絶対に飲まない。
絶対に日本の物にこだわる。
さらには私が日本の物を勧めてもそれは既読無視。
人に決められたくないのかもしれない。
一見温和で柔軟性もあるように思えるが、彼は頑固で融通が利かない面もある。

私は彼が私に関心を持たず、自分だけ楽しそうにしているのが不満で、その場から一人去った。

でも、いつもなら、当てつけのようにいじけるように、「もういい」となる自分の癖に夢の中で気づいている。

そして、彼に対してそうしたくないと強く思い、彼のいない隣の大広間みたいなところで、せっせと一人で御膳か何かの準備をして働いている。

極端な行動はよくないと思っている。

そんな夢。

そして、現実でも私は同じような問題に直面していた。
白か黒かをはっきりつけたがる癖。

でもこれも彼との関係においては難しい。
白か黒かをはっきりつければ、もう一緒にはいられない。
彼も私もベースは潔癖で変に正義感が強い。
彼の場合は社会的規範から外れることを絶対によしとしないし、責任感が強い。
私も彼も何を誰を優先すべきはわかっている。
子どもだ。
そして私は何より家族を何よりも重視し責任が義務を果たそうとする彼のことが本当に好きだ。
何もかも捨ててしまえる彼なら私は好きにならないのだ。

そもそも私は、出会うのがもう少し早かったらとも思っていない。
彼は家庭での責任を通して成長して今の彼があり、私は私で離婚を通して学んだこともあり、今の二人だから出会えたのだと思っている。

彼の背景にあるもの、今の彼を形成しているもの、すべてを含めて私は彼が好きなのだ。

彼が家族のもとに戻った二週間。
忘れようと努めた二週間。
結局、夢に彼が出てくるし、どうしても忘れられなかった。

彼が「家族」と向き合っていたように、私は私でずっとインナーチャイルドと向き合い、自分の最大のトラウマである「家族」と向き合っていた。

そして、そんな私にある奇跡の反応が起きることになる。

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