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助走と体重移動、頭を突っ込むことの弊害

助走は車の急ブレーキのあれ。

助走も体重移動も前にXで少し触れた気がしますが、改めて深く触れようと思います。

このポストで完結しちゃってる気もするのですが、それでも補足を。

助走と体重移動

助走そのもののスピードがボールの勢いに乗ることもありますが、メインは車の急ブレーキのあれです。誰でも経験したことがあると思うのですが、車の急ブレーキの衝撃ってすごいじゃないですか。あの勢いをボールに乗せることができたら、もうそれはそれは強いボールを投げることができそうですよね。

運転席に乗っていると仮定します。急ブレーキの衝撃は人とハンドルまでの距離があればあるほど大きくなります。ハンドルにもたれかかった時の衝撃とシートに深く座った時の衝撃とでは、さすがに変わるはずです。怖くて試すことはできませんが。

助走の終わり、つまり踏み込んだ足(右投げなら左足)が床に着いた瞬間に頭が前にあっては前へ体重移動する余白がありません。前へ体重移動を行うことなんて当たり前のことで、問題は、どのタイミングで行うかが重要です。そもそも、頭を突っ込めば前に進んでいる気がするだけで、体重移動ができているのかどうかも大いに疑問ですが…。
頭が先に突っ込んでいては腕を振る時に助走をフルに活かすことができません。また、今すぐ試してほしいのですが、「気を付け」の状態と軽くお辞儀した状態で腕を振ってみてください。圧倒的に気を付けの状態の方が振りやすいですよね。頭を突っ込んで投げるのは、おすすめできません。

コントロールにも大きな影響

狙ったところに投げることができる人が、いわゆるコントロールが良い人になりますが、狙ったところにきちんと投げるには大前提として、狙うところを見ている必要があります。「そんなの当たり前だろ!」と聞こえてきそうですが、意識できていない人は結構多いです。

的がある時、無い時で、コントロールの差が出ることは容易に想像できると思います。これが想像できれば、頭を突っ込む時、そうでない時でも同じことが想像できるはずです。頭を突っ込んでしまえば、当然視界もぶれます。的をきちんと認識できなければ、狙ったところに投げることは当然難しくなりますよね。

補足になったかわかりませんが、頭の位置は極力変えないほうが良く、そうすることで体重移動する余白も残せます。頭は重たい分、他に大きな影響を少しの動きで与えてしまうので要注意ですね!最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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