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食べなければ痩せる

あなたはいま、ダイエットをしていますか?
あなたの意味する「ダイエット」とは、「痩せるためのあらゆる取り組み」ですか?
そしてあなたはいま、1日に1食だけや、炭水化物を絶対に食べない方法など、極端に食事を減らそうとしていますか?
結論から言います。あなたのその努力は、得られる結果に見合いません

私は2023年の7月から2024年の1月、半年間で20kgの減量に成功しました。
BMI値でも肥満の二段階目から標準の体型になることができました。

ではその半年間、何をしたかをお伝えします。


半年で20kg痩せた私がやったこと

食事編

私の1日の食事はこのような内容でした。

朝:全粒粉パン・目玉焼き
(調味料:カロリーカット甘味料・コレステロール80%カットマヨネーズ)
昼:白菜・ささみ・生シイタケの水炊き
(調味料:味ぽん)
夜:なし

※トータル500kcal~600kcal

毎日このメニューを飽きずに食べ続けていました。
減量を始めてすぐは、朝にはささみとブロッコリーとゆで卵という「ザ・ヘルシーメニュー」を食べていましたが、味気なさ過ぎてすぐに飽きてしまいました。また、朝ごはんはその日1日のカロリー消費に充てられるときいて、朝だけは炭水化物を摂ることにしました。

運動編

運動は一つだけしか心がけていません。
朝、30分から1時間散歩に行くことだけです。

ただ、体調が悪くなければ天気に関わらず毎日欠かさず歩きました。
さらに言えることとして、私は普段在宅勤務なので、朝の散歩以外に歩くなどの通常の動作を含めた運動を全くしていませんでした。(宅トレも無し)
朝通勤をされている方はそれだけで私の運動量はカバーできてしまうと思います。

その他

・水を1日2リットル欠かさず飲む
・毎朝同じ時間に体重計に乗り、体脂肪と体重を測る
・毎月同じ日に全身の写真を撮る
・イベントごとの時は我慢せず食べる。が、月に1度くらいに留める
・少しの身体の変化も見逃さず自分を褒める

「食べない減量」を経て起こった身体の変化

上記の生活を半年間送り、私はコロナ禍に得てしまった肥満2の身体から脱却することができました。
一方で、自分の身体が生きるための摂取カロリー量の半分以下で半年間過ごした私の身体には、たくさんの悪い変化も当然のように起こっていました。

・著しく抜け毛が増える
・便秘
・体力が低下
・アルコールに異様に弱くなる
・食べていないのに体重が減らない
・目の下のクマがどうやっても目立つ

世の中で言われる「食べないダイエットをしてはいけない理由」は、これらの悪い変化が体に起こるためとされていますが、
当時の私は「それでも痩せたい、いろいろ考えたくない、すぐに痩せたい」と思い、強行突破しました。
正直なところ、また同じ体型に一日で戻ってしまったとしたら同じ手段をとるかもしれません。そのくらい楽で、すぐに結果が出る方法だったのです。

それでもあなたや自分ではない他の人には、やはりおすすめをしません。
それは最初にも述べた通り、「その努力が得られる結果に見合わないから」です。

こころの変化と、上がってしまった自分への期待値

食べないことによる身体への悪影響よりも、
その生活をつづけたときに自分はどんな精神状態になっているのかをイメージしたほうがわかりやすいかと思います。

・自分でも気が付かないうちに、食事が怖くなっている
・食べ物に対する情報感度が極端に敏感になっている
・同居する人がいれば、傍で食事をされるのが許せなくなる
・「食べるダイエット」をしている自分より細い体型の人を見て一気に自暴自棄になる

4つ目の点でタガが外れる経験をして、私はこれまで幾度となくリバウンドを繰り返してきました。
すぐに実行できる「食べない減量」を続けてきた私は、きちんと食べる方法をとって減量を行う方法を知りません。どのくらい食べても大丈夫なのか、どのくらい運動をしなければならないのか、何もわかりません。

とにかく食べる量を減らして減らして、それ以上食べると元に戻ってしまうという思い込みにかかっています。そんな時に、自分よりも倍ぐらい食べている細身の体型の方を見て、
「あぁこれはもう体質の問題なんだ。こんなに我慢をしてもこの人の体型にはなれない。それなら好きなだけ食べて、なれないものになろうとするのを諦めよう。」
という思考に陥るわけです。

また、これだけ食べない状態で我慢をし続けていると、自分の中の「飢餓」という感覚が、もっとガリガリに痩せていてもいいはずと勝手に思い込んでしまいます。勝手に自分の中の結果への期待値が上がってしまうのです。

これが最初に申し上げた、「努力が得られる結果に見合わない」という現象です。
どれだけ食べない努力をしても、本当になりたい姿にはなれない。なれたとしても、それを維持する方法を知らないあなたはそのまま食べない生活を続けるか、少しのリバウンドに怯え続けることになってしまいます。

まとめ

目の前の結果だけを求めた手段は脆く、それを維持する方法を知らずに不安定な精神状態でいることを想像すると、いかに「食べない減量」が危険かが想像できるかと思います。

痩せた体を手に入れること自体、大きく素晴らしい目標です。
ただやはり、「健全なる精神は健全なる身体に宿る」であり、逆もしかり。
痩せた体に宿る精神、習慣、ノウハウも、またそれに見合い維持できるものでないといけないのです。

維持や習慣化に関しては、以下の記事でご紹介していますので、もしよければご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Veni,

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