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【パクリパクられ】良い加減結論出してみようぜ。って話

とんでもなく面倒なテーマに突っ込んでしまったことに気づき、一行目から既に後悔をし始めています、ヨシキです。

パクリの語源は諸説あるが、食べ物を食べる時の擬態語「ぱっくり」「ぱくり」だと言われている。

要するにパクリとは盗みというわけですが、「アイデアのパクリ」ってのは言い換えると盗作になるってことなんですかね?

でも、

「オマージュ、パロディ、インスパイア、プロパガンダ、トリビュート、二番煎じ、換骨奪胎、カバー、リメーク、借用、アレンジ、焼き直し、後追い、模倣…」

たった今思いついた近しい言葉を羅列してみたけれど、このうちどこからどこまでが盗作なんでしょう?
意図せず似てしまっているのはアウト?
盗んだつもりなくても?

…っていうかパクリって何なんだよ。


線引きの曖昧さ、際限のなさが混乱と論争を生んでいるのですから、
一つくらい仮で結論を出してみても良いのかなと思って書き始めた次第。

(現実はそんなに簡単じゃない、というのもわかっているのだけれどね…)

(目標は1500字以内に納得できるところまで落ち着けること)


まずはそれぞれの定義をはっきりさせていく。

オマージュある作品に対しての尊敬、賛辞の意を表すための表現。明確な表現こそされないが、元ネタと同じテーマ、あるいは表現技法をなぞらう。

パロディ…元の意味が「模倣」ということもあり、明らかに真似る。それが尊敬や賛辞のための表現とは限らない

インスパイア…感化、啓発という意味なので、表現者としては「着想を得た」というところにとどまるが、やっていることはオマージュに近くなる。しかしあくまで着想なので、結果的に原形を留めないことも少なくない。

プロパガンダ…ある作品に対しての「宣伝目的」の模倣、あるいはそのままの形での使用・二次創作者がやる場合をそう呼べるかは怪しいが、宣伝目的に創作物の中に元ネタを織り混ぜるのならこれに値するのではないかと思う。

トリビュート…オマージュと意味合いが近いが、「捧げ物」という意味が加わるので、多くの場合作品ではなく元ネタの製作者個人に向けられる。

二番煎じ・後追い…すでに伝えられたことに関して同じことの繰り返しをすること。しかし、それかどうかは受取手によって異なる。初めて受ける人にとっては二番ではなくなるからだ。(使い古されのマンネリネタが数年スパンで流行るのはこのため?)

換骨奪胎・カバー…前者は他人の詩文の語句構想を利用、後者はその他ジャンルに関して同様にアイデアや構想を模倣し、着想・形式をまねながら自作としても独自価値があるものに作り変えること

リメーク・焼き直し…これらに関してはほぼ完全に同じものになることを前提にしているので、模倣というより複製が近いのでは?と思う。ただし、リメークに関しては「アレンジ」が加えられてカバーのような形になる、あるいは異なる手法での模倣で結果的に違う作品になるということもある。


…こんなところか??

ここまで書いて気がついたんだけれど

どうやって真似ても原作者が嫌がったら終わりじゃね??ってこと

了承を得ればパクリではなく譲渡になる。
逆に言えば、了承が得られなければどんなに些細な物事でも先にやったもん勝ちというわけだ。

とすると重要なのは

『作品がパクリかどうか?』<『どこまでが表現者のものか?』

ということ。


じゃあ結局どこまでがパクリ?

ここで一旦著作物についておさらいします。

著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」のことを指す。
著作者の内心に留まっている思想・感情そのものは著作物ではなく、著作物になるためには、それが表現されなければならない。一方で、表現された物であっても、それが思想・感情を表現したものでなければ著作物ではない。

…ということはだ。

『アイデアの模倣はパクリ(盗作)ではなく、表現された作品そのものの模倣を「許諾なし」で行うことがパクリ。』(そもそも表現に内包されているテーマなんて、作品がリリースされた時点で個人の主観が全てでしかない)

それを踏まえると世の中はパクリで満ちているということになる(笑)
意図しようとしまいと、作品が酷似していた場合、どうしたって後出しした人はパクリ認定食らっちまうわけだ。


まとめ

けどまぁ、作品の公開ってリリース(=手放す)ってことなんだから、そりゃ多少は仕方ないよなぁ…。
人に限らず、全ての生き物はまず模倣から始めていくのだし、きっと模倣自体は罪じゃない。
あらゆるもの(言語や技術、法ですらも)は模倣により継承され、発達してきている。

問題あるパクリ以外は暗黙の了承ということで良いのかも。

・他人に不快感を与える模倣が「問題あるパクリ」なら、それも個人の主観次第なので絶対の定義はない。
・正義不正義をつけるとしたならその決定権は原作者に委ねられるが、「どこまでを著作者のものとするか」自体が曖昧なのでパクリかどうか論争以前の問題が生じる。

そして
・製作物の発表前にアイデアを盗まれるということがあればそれこそ大事件であり、盗作。


こんなところですかね、ここまででほぼ2000字。

でもまだ書き足りないし、追記しそう…

俺には1500以内とか絶対むりだぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!。゚(゚´Д`゚)゚。

今日はここまで!ありがとうございました。

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