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好きって言っていい

■私の趣味


趣味について聞かれたとき、自分は以下の4つを明確に挙げることにしている。

①ガンダム(正確にはガンプラ)
②アイドル
③ドラクエウォーク
④マジックザギャザリング

以前、ラジオ番組(正確にはpodcast)を始めた話を書いたが、この番組の中で「今週の推しが尊い」というコーナーがあり、自分の推しはもちろんゲストに来てもらった人の推しについて語ってもらうことにしている。
すると、まあ当然であるが『推し』≒『趣味』ということが多いため、いろんな人の趣味に触れることになり、「こういう世界もあるんだなあ」と思わされることが多い。

さて、そんな趣味であるが、私は常々こう思っていた。

『趣味を共有できる仲間欲し~~~~~~~~!!!!』

せっかくそれぞれに思い入れのある趣味や推しがいるのに、それを自分一人で完結させているのってもったいなくないですか?
同じ想いを持った仲間を作ることで、自分も楽しくなるし相手も楽しくなる、そしてその場所が紫波町だったら町がどんどん明るくなっていくんですよ!!!!!!!!!

ΩΩΩ<なんだってー!?

そんなわけで私が行動を始めた話を今回していきたいと思う。

①ガンダム(ガンプラ)で仲間は作れるか

ガンダムというと40年以上続いているアニメシリーズのことであるが、そのプラモデルをガンダムのプラモデル、略して「ガンプラ」と呼ぶ。
何の因果か子供の頃から作り続けてきた趣味ではあるが、中学校で一瞬ガンダムブームになったりしたものの、その仲間はなかなか現れなかった。
プラモデルは孤独な趣味である。
自分が作ろうと決めたキットを、最初から最後まで自分で工作する。
技術的なアドバイスがあったりしたとしても、結局は個人作業であるし、何より一回に一時間や二時間かかってしまうため、友達と時間を作って集まって二時間黙々と作業をする、なんてことをするのであれば、ゲームをして遊んだほうがよい。
そんなこんなで、結局仲間もいないままいい大人になってしまったわけだが、紫波町でガンダムのコスプレをしたり、所属している地域団体しわりりの事務所にガンプラを置いたりしているうちに、運命の歯車は回り始める。

俺がガンダムだ

あるとき、私の噂を聞きつけた人が知り合い経由でコンタクトしてきてくれた。その人は紫波町で農業とお店を開いている方で全く接点はなかったのだが、同じくガンプラを趣味にしているということで興味を持ってくれたのだ!
そこからちょっとしてイベントでお会いしたときにお話をしたところ、同じようにガンプラ仲間が欲しかったという話と、「平日仕事帰りに集まってプラモデルを作る夜会がしたい」ということだった。両人とも、いつか作ろうとして買っては積んだままになっているガンプラ、通称「積みプラ」が自宅に山になっており、大人になったいまだからこそ、集まって黙々と消化していく時間があってもいいのではないかということだった。
そして始まったのが紫波町でプラモデルを作るクラブ、略して『シワプラブ』だ…!!!
さらに、これをきっかけとして、紫波町の酒蔵の蔵元さんという全く想像もしなかった職種の方も仲間になってくれたり、場所を提供してくれているカフェの息子さんが活動日を楽しみにしてくれたりと、どんどん楽しさが広がっている。まだ規模は小さいが、新しいコミュニティがこうやって生まれ、育っていくことに立ち会っているのはすごく楽しい。今後も頑張る。

②さすがにアイドル仲間はいないんじゃ…いた~!

アイドル。
好きなんですアイドル。
青春時代に全然女性と話せなかった一般男性としては、みんなの前で「〇〇ちゃんきゃわいい!!好き!!」と叫んでも全然変に思われない(ただしヤバイ奴認定はされる)、アイドルという存在にはずいぶん救われている。
ただ、自分が好きなのはAKBとか乃木坂とかのビッグタイトルではなく、新潟のローカルアイドル、RYUTistやNegicco
さすがに岩手という地方で別の地方のアイドルが好きなオタクに出会うなんて、そんなわけ…

あった~~~~!!!!!!!

RYUTist10周年ライブ映像。最後の推しの挨拶で嗚咽してしまい仲間に引かれる。

Twitterで「紫波町のスポーツバーを借りて、大スクリーンにRYUTistのライブ映像を流しました!!」と書いたところ、これにいいねを押してくれた予想外のアカウントがあり、謎に思っていたところ後日そのアカウントの中の人に直接お会いしたとき「実は私もNegicco好きなんです…!RYUTistも知っています!!」と言われて「紫波町に仲間いた~~~~~!!!!!」と叫んでしまった。

(なお、この時の話が多分これなのである)

その後、その人をラジオにゲストとして呼ぶことでいっぱいお話することが出来た。

さすがにこの流れは奇跡だったと思うので、こちらの仲間はなかなか増やすのは難しいとは思うが、たった一人でも同志に出会うことが出来たため、本当に「自分の好き」を発信していてよかったと思う。

③あとはドラクエウォーク仲間とマジックザギャザリング仲間を作るだけだな

というわけで、4つの趣味のうち2つについて、この紫波町という小さな町で仲間を見つけてしまった。
ここまでくると、残り2つの仲間も見つけていきたいじゃないですか??
見つけたいですよね??????

個人的には、十分可能性はあると思っています!!!

・ドラクエウォーク


スマホのGPSと地図情報をもとに遊ぶゲームなのだが、紫波町内を歩いていると、他のプレイヤーの自宅(ゲームの拠点。実際の自宅位置はわからないように他のプレイヤーにはある程度大雑把に表示される)をよく見かけるし、多人数で挑めるメガモンスター戦でも、たまに他のプレイヤーと一緒になることがある。
ゲーム上でフレンド登録したとしても実際にはどんな人なのかわからないが、例えばもし紫波町内でドラクエウォークイベント(もちろん非公式だが)を開いたら、そういった人たちが来てくれるのではないか?
知り合いでも一人プレイヤーがいたし、そういった人たちを呼べれば、そういう仲間で情報交換や一緒にプレイといった遊び方が出来るかもしれない。
これはやってみたいと思っている。

・マジックザギャザリング

マジックザギャザリングは世界初のトレーディングカードゲーム。
スポーツみたいなもので、公式イベントだと申請や専門の資格を持ったジャッジの確保が必要になるが、草野球のように知り合いで遊ぶようなカジュアルなイベントはあちこちで行われている。
盛岡周辺で集まれるお店というと盛岡のホビースクエアにしなか、雫石の駄菓子のたまやということになり、そこには沿岸部や遠野、あるいは秋田からわざわざプレイヤーが遊びに来ていたりする。

ただ、対面式の対戦ゲームであるため、個人的にコロナ禍になり、遊ぶ機会が減っていた。PCやスマホで遊べるアプリもあるため、マジックザギャザリングの火は灯り続けているものの、やっぱり紙をしばきたいよなあ!!?

こちらも、Twitterで「ギャザで遊びたいなあ…」と言うと何人か反応してくれる地元っぽい方がおり、またギャザは二人そろえば無限に遊べてしまうため、例えば4人くらい集まればもうカジュアルイベントとしては大成功なのである。

問題は、長時間遊んでいられるスペースを確保することで、まあ地域の施設のスタジオなどを借りればいいのだが、あとはプレイヤー感の技術レベルを超えて楽しく遊べるかという一点になってくる。
その辺が調整出来れば、こちらもイベントを開催してみたい。

■思わぬ伏兵『つばめの森』、そして『クリエイティ部』のこれから

・つばめの森


そんな感じでいろいろと面白楽しく生きていたところ、思わぬ方向から出現した存在、それが『つばめの森』だ。

『つばめの森』は、紫波町のタウンプロモーションの一環として、町内の趣味コミュニティなど取材し、紹介してくれるウェブサイト。
「それだったらシワプラブもいつか取材してもらえるはずだ…!」と思ったら本当に取材してくれたので、そのうち載せてもらえると思う。

このように、つばめの森が目指すとこは完全に私が作ろうとしている趣味コミュニティ活動と被っていて、お互いに上手く作用すればどんどん町が活発になる!し、自分がこれから作るコミュニティもまた続けていけるようになるのではないかと追い風に感じている。

・紫波町クリエイティ部


予想外といえば、こちらも新しいコミュニティが芽生えつつある。
それが「紫波町クリエイティ部(仮)」。
ラジオに来てくれたゲストの方がイラストレーターをされていて、その後の何気ない会話から「紫波町のクリエイター同士で情報交換したり、技術を伝え合ったりできる交流会があればいいよね!」ということになり、まだ全然何も決まっていないけどとりあえずワークショップを開催してみた。
その結果、一般客は来なかったがクリエイターが7人もその場に集まることになり、クリエイターの人たちが確かにそういう場を欲しがっているんだ!という自信につながった。

とりあえずどうなっていくかわからないけど来月も開催しようということにはなっており、この会が直接何かを生み出せなくても、何かのきっかけになって紫波町でクリエイターが活発に動き回ってくれたらいいなと思う。

終わりに


私は好きなものを好きだって言っていただけなのだが、それに気づいた人が「実は私も好きなんです!」と集まってきてくれたのが今の活動に繋がりつつある。だから、恥ずかしがらずに趣味についてはもっとみんなが発信してくれていいと思うし、ラジオで「今週の推しが尊い」コーナーでゲストの人に話してもらっているのは、そういう発信の場を通して新しい繋がりを作るお手伝いが出来ていればいいなということなのだ。
私にまちづくり的な知識や素養は全くないが、ただ自分が欲しいと思っているコミュニティが他の人にも必要とされているところになって、それが町内の人の交流を生み出してくれるなら、こんなに嬉しいことはない。
わかってくれるよね…
ララアには、いつでも会いにいけるから…

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