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そろそろZC33S スイスポのP0607問題について書きましょうか。M16AエンジンがK14Cエンジンに変わりディーラーでも理解出来ないトラブルコードが・・・。

前期1型6速マニュアルミッションのZC33S スイフトスポーツを
デモカーとして購入し、ECUの書換等を施工し始めた際

エンジンチェックランプが点灯し、診断機を繋いで確認すると

コントロールモジュールそのものが壊れてますよ~
って案内される症状が多発しました。

このP0607、ディーラーさんに聞いても
「ECUが壊れてますね。」
としか言いません。

でもECUのデーターをノーマルに戻して走行すると
まったくエンジンチェックランプは点灯しないので
ECUが壊れている訳では無いんです。

実際に他社さんでZC33SのECU書換をして
このP0607と言うエラーコードが発症し
書き換えたお店さんに症状を訴えても
「分からない・・・」
って言われたオーナーさん、多数居ます。

我々ビークルフィールドも、このP0607問題に関しては
長年、その詳細をブログに書くことはありませんでした。

以前noteで
ZC33Sスイフトスポーツでエンジンチェックランプ点灯!
その原因で一番多いのは!? 
そうならない為にやってはいけない事。

と言う記事を書いた際も、触りだけ触っておいて
また別の記事で取り上げようと思いますってサラっと流しました。

ところが、最近また、他社さんでECUチューンして
このP0607と言うエラーコードが出まくって、困っていると言う相談を受け
そろそろ開示しても良いのかな~と感じ始めたわけです。

もちろんこの症状は
ZC33S スイフトスポーツ ECUチューン 
トラストやHKSが一時販売を中止した際、一体何が起きていたのか

と言う記事で書いた内容のエラーとは別の種類の物です。

4型 6速ATのZC33S スイフトスポーツを3台目のデモカーとして購入し

AT車用のデーターを色々と試しながら、連日連夜走りまくってますが
AT車でもこのP0607、出そうと思えば、すぐに出せます。

要はECUデーターの整合性が取れていないと
このP0607と言うエラーが発症しますので
整合性を見張られている片方のデーターだけを変更し
双方の辻褄の合わないデーターにしてしまえば
簡単にP0607と言うエラーが出るんです。

なので、その辺りの整合性が良くわからない状態で
ECUを弄ってしまっているお店さんや
どっかのダメなデーターを完全丸コピーして売っている様なお店さんだと
P0607エラー発症時に相談しても
「分からない。」
と言うか、もしくは適当な事並べてシラバっくれます。

まあ、我々ビークルフィールドも
電話でこの情報の事だけ聞き出そうとする人には
シラバっくれてますけどね。

実際にECUチューンして下さったオーナーの場合には真摯に対応してますが
この4年間で施工した弊社のECUチューンで
P0607が出た車両は存在しないと思います。

最初の1年間に施工した車両でP0607が発症したZC33Sに関しては
その対策を施工し、その後発症していない事を確認済みです。

では、実際に何と何を見張って整合性を確認しているのか?
どこがどうなるとこのP0607と言うエラーが発症するのか?
その対策はどうすれば良いのか?

有料ページでは、その辺りの情報を開示して行きます。

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