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ZC33S スイフトスポーツ ECUチューン トラストやHKSが一時販売を中止した際、一体何が起きていたのか・・・?

今日の記事、自分で言うのもアレですが
結構 爆弾発言的な内容の超大作となっております。
会社側のHPブログでもちょっとだけ触れてますが
今まであまり多くを語らなかったZC33SのECUチューンについて
少し前に各メーカーを巻き込んだ大波乱が起きた際の事をメインに
自分なりに掴んだ答えを開示しています。

ZC33S スイフトオーナーではなくとも
是非、最後まで読んで頂きたい内容となっています。

事の始まりは今から2年半ぐらい前ですかね。
とあるショップが
トラスト製のZC33S用ECUを装着すると
大きな不具合が出てユーザーを困らせている!

と言う告発をしまして・・・

そんでもって実際にトラストがECUの販売を中止し
続いてHKSもZC33S用のフラッシュエディターの販売を中止。

ユーザーは一斉にそのショップを褒めたたえ
よくぞ声を発してくれた!
と狂気乱舞。

ん~、その問題
ノーマルECUでも起こるんですけどね。
ユーザーの走らせ方やパーツチョイスの間違いで・・・。

とあるショップさんの言い分は

ZC33S スイフトスポーツのECUをチューニングして
調子が悪くなって施工店に相談しても対応してくれない。
直らないので、ユーザーはスイフト自体を売却して車両乗り換え
手放されたスイフトスポーツが業者オークションや下取り車として
再度、市場に流れ次のユーザーに売られる。
不調で販売店に相談し保証でタービン交換しても直らない・・・。
諸々の調査依頼がありECUのデーターを調べると
ECUチューニングの内容に問題があることがわかった。
最初に金を貰ってECUチューニングしたお店が責任を持って直すべきだ。

との事。

えっと

ECUチューンが引き金になる事はあるんですけど

先にも書いたように、この症状ってノーマルECUでもなるんですよ。
ってか、実際にノーマルデーターに戻したECUで
この症状を発症させた事例を経験しました。
しかも、同業他社に卸したECUで・・・。

では、そもそも、この症状ってのが何なのか?
もしかしたら我々ビークルフィールドが直面した症状と
とあるショップさんが提議した症状が違うかもしれないので・・・。

我々ビークルフィールドが直面した
ZC33S スイフトスポーツにおける不具合症状とは
ある一定の走り方をすると
ブーストがめちゃくちゃ落とされる
と言う事例です。

ノーマルECUで補機、排気含めてすべてノーマルだと
最大ブーストはおおよそ1.1~1.2k前後で
安定後は1.0kぐらいなんじゃないかと思います。
それがこの症状を発症すると
最大ブーストが0.3k~0.5kぐらいに制限されてしまいます。
滅茶苦茶遅くなります・・・。

そしてGRヤリスのお仕置きモードとは異なり
ZC33Sの場合はエンジンを切っても直りません。

なので皆さん、まずはタービンを疑って交換するのですが
直らないんですよ・・・
だってタービン壊れてないですからね。

そして、あーでもない、こーでもないと頭を捻るのですが
結局、原因追求に至らずに、クルマごと手放す
と言う事例が実際にあったのは何軒も聴いています。

この症状で合っていれば・・・の話ですが
この不具合、純正ECUのままサーキットをガンガンに
走っている人でも起こってます。

では、なぜこんな事が起こるのか?
ECUチューンが原因だと考えられたのはなぜか?
結局どうすれば直るのか?

問題提議をしたショップさんのECUでは不具合は起きなかったのか?
そのショップさんが問題提議した本当の理由?・・・は・・・?

我々ビークルフィールドが直面した事例を取り上げながら
各質問の答えを開示させて頂きます。

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