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恋の師匠と婚活アプリ

前回は爽やかな話題だったので、一転して今日はコイバナを。

会社員の頃、私の部署には年頃の女子も多く、婚活アプリをかれこれ2年くらい楽しんでいた私の元には、連日恋の相談が多く寄せられていました。

まだまだ売り手市場な彼女たちが何を恐れるのか、そのままの勢いでいろいろ行ったらええやん、と思っていました。
シングルママかつアラフォーな私は向かい風だらけやねんで!とか思いつつ、あれこれ分析しPDCA回した話などを書いてみます。

シングルママと婚活アプリの出会い

仕事を再開したばかりの頃は、娘が小さいので夜は一切出かけられず、仕事関係での出会いが無いわけでは無いけど、年齢的な要因か既婚者からのアプローチばかりで、なんだこれ、ってなって、再婚したい願望は1㍉もなくなっていました。

もうずっと1人でいいかもー。って思っていた私を変えたのは、娘の一言。言葉を覚えた娘は「パパが欲しい。ママ探して。」と言い出したから。

環境的にお見合いパーティに出かけることは難しいし、ガチな結婚相談所に入るほど経済的な余裕は無いし、何より自分で見つけたい気持ちが強かったので、婚活アプリを始めることにしました。

当時はpairsが話題になりだしたころで、関東に比べてまだ関西の登録者がそんなに多くはない頃でした。

婚活アプリの市場分析と対策

私の友人でフリーセックスを公言する、世の中的にはサイテーな男性がいて、いろんな問題や誤解はあるけど、総じて私にとっては信頼できる素敵な人がいます。

出会いに対するセンサーも敏感な彼は、もちろんアプリを使いこなしていて、(アプリを)登録するも、全然ハネてない私は相談を持ちかけました。

「やっぱ年齢的にもう無理なんかなー?」と、アプリのプロフィールなどを見せると、友人はガチにいろいろチェックしてくれました。

そのコンサル結果は
「まずね、アプリは写真が命。オレ撮ったげよか?あとプロフィール、個性出過ぎやな。」とのこと。

当時、娘の写真は溢れども、自分を撮ることなどほぼ無く、七五三か何かの写真にしてたら、

「ごめん。失礼なこと言うけど、着物はあかんねん。老けて見えるから。その層狙いたいなら別やけど、違うやろ?じゃ、若く見える写真にしよ。」

と私の写真フォルダから、滅多に行かない女子会での写真をチョイスしてくれた。

「あとプロフィールね、もっと当たり障りないのにしとき。服が好きです、とか。ボサノヴァは歌うじゃなく、聞きます、やな。」

と細かく添削してくれ、その結果、私のプロフィールは、

「化粧品メーカーに勤めていて、出会いが少ないので登録しました♡
趣味はお料理とピアノで、休みの日はヨガしたり、カフェでボーッとしています。」

と変わり果ててしまいました。

不安になって、登録画面を女友達に見せると、
「いいやん!この写真。でも何、このプロフィールw。嘘はついてないけど、誰やこれ、って感じやん。それで出会って、あんたが出ていったら、相手ビックリするんちゃうん?ww」と。

でもね、女友達の評価とは真逆で、そのプロフィールに変えた途端、好き!とかいいね!みたいなリアクションがウナギ登りに増えました。
で、何かの部活並みに、デートの予定を詰め込んで…みたいな感じになったのです。

女友達の心配をよそに、実際は結構男性側もプロフィールに書いていないこと満載で、ライトなスピ系とか、神社好き!お寺いこー!とか、オレも昔音楽やってたー、とか、思いの外楽しくデート出来る人にも恵まれました。めでたし、めでたし。

になれたらよかったんだけどね。何人かとは付き合ったけれども、続かず。

ママとしてのパートナーと恋愛としてのパートナー

続かない理由は、たくさんあるんだけれど、自分の中の発見としては、まず全然自分のこと分かってないんやな、ということです。

この人タイプ!て思う人は、共に暮らす、娘と家族になるのに向いてなかったり、
反対に、この人いいパパになりそう!って人は、最終的に私が好きになれなかったりもして。

あと今から思えば、私らしくないプロフィールで勝ち残らねばならない、婚活アプリ市場と私の特性が相性悪いんではないかとも思うのです。

よくも悪くも私は個性的で、こだわりも強く、仕事も好き。
強くフェミニストではないけれど、上野千鶴子さんのいう"モノ言うメンドクサイ女"でありたいから、生き方とか暮らしについてはしっかりパートナーと議論したいと思っています。

となると、アプリで条件絞ってサクッと検索、てな訳にはいかないような気がするんです。
別に相手の年収とか職業とか結婚歴とか、もっと言えば年齢とか住んでるとことかも、なんでもよくって。

多少我の強い私に合わせられる柔軟さ(もしくは調整力)を持ち、議論を先送りせず、
私がキュンとくるセンスをどこかに持ち合わせていてくれれば、それでいい。

ということを、アプリを少なくとも5種類くらいやって、丸2年くらいデートをし続けたことで、気づいたのでした。

けんすうさんの書いてたキャリアのVSOP(恋の話とは全く関係ないキャリアの話)とちょっと一緒ちゃうのかなーと思ったり。
つまり恋も仕事もいろいろ経験して、バラエティを知ると、求めるもの(仕事の場合は自分の強みとか)にたぶん気づけるよ、という感じ。
(って、フラフラしてた2年間を正当化したいだけです 笑)

なので、若いお嬢さん方もアラフォーの方も、アプリでも何でも、経験は大切なので、悩む前にどんどんやったらいいんじゃないでしょうか。

ただし、既婚者を除いてね。
彼らの多くは、よそ見してしまうほどパートナーとの間に何らかの問題があるのに、それを放置している人たちなので、決断先送り症候群であることが多く、たぶん得るものは少ないです。

で、悩める恋にはその筋のスペシャリスト、これから書く師匠の言葉や生き方が、大いなるヒントになるかもしれません。

昔の仲間たちの再会〜恋の師匠

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年末娘がお泊まりに行ったことに乗じて、昔足繁く通っていたBarに行き、久々にはしゃいだ夜を過ごしていました。

そのBarに通っていた頃はまだ20代で、一回りくらい年上のバブル感・高級感が漂う、素敵なお姉さまを師匠と仰ぎ、公私共にお世話になっていました。

その師匠と再会しワイワイしてると、”私とどういう知り合いなのか”、ということを誰かが尋ね、師匠は「当時(私が)2人で迷ってたから、3人目を見つけろ。ってアドバイスしてた仲よね。」と答え、周りをザワつかせていました。

師匠が言わんとするのは、同棲中の彼氏がいたけれど、当時のバンド仲間と恋が始まりそうだった迷える私に、そもそもなんで迷うかを考えよ、ということ。

そして「恋は鮮度やから、新しい方がいいように見えるに決まってる。だから、2人を比較すること自体がナンセンス。

で、そもそも、迷うってことは、本当の意味ではどっちも好きじゃない。

だから(それに気づくためにも)3人目を見つけて、訳わからんようになったらいいんちゃう?若いんやからいろいろいっとき。」
という、衝撃的かつ金言を授けていただきました。

当時の私はビックリして、そんなこと無いわ!と思いつつ、環境を変えようと同棲は解消しました。
そして彼氏とは別れ、弟と一緒に暮らしはじめ、しばらくしてから、バンドの方の彼と付き合うようになったのだけれど、結婚したのはその人では無かったので、結果的に師匠の言う通り。

それから師匠は現在の私の状況を確認すると
「今独身?誰か独身おらんかったかな。あ、あの辺の人たち独身やったかも。」
と思い当たる人たちがいるようなので、

私は(あの、、先方の意思や条件的なものもあるから…)ゆっくりいきましょうと言おうとしたら、またまた金言が飛び出します。

きっかけ作りが何より大切やからね。仕込んでおくのよ。いろいろと手当たり次第、そう、花粉のようにね。」と。

もはや、タネをまくレベルではなく、花粉の規模で行けと。じんわり、手広く、花粉のように広げておけと。

その発想はさすがだと思ったので、Barのみんなにも共有すると、
「さすがやな。規模が違う。てかそれ誰かアレルギー起こすってこと(笑)そもそも恋の気持ちをアレルギーというてるん?」
などと深読みする人もいたりして、総じて称賛の嵐。

さすが、師匠。

出会った頃から15年くらい経つんだけれど、師匠は変わらぬ姿で、現役で、あの頃のように自由で、楽しそう。

里山に行くのが、幸か不幸か、夜遊びチームとは疎遠になるけれど、それはそれでいいのかもしれない。

で、私も里山(ときどき街)で自由に楽しく暮らし、迷ったり悩んだら、師匠のとこへ駆け込んだらいいんだわ、と思ったのでした。

でもって、婚活アプリってどれがいいだろ、って思った方は、コメントください。年齢や強み、興味によってもオススメするやつが多少変わるので。

そしてもう、切羽詰まっている方は、某社会的にはサイテーな私の友人”婚活アプリコンサルタント”へ相談の橋渡しをしましょうか。これ、商売に出来そうな予感(笑)

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