学生バレーボーラー必見!?サーブレシーブが返せる方法とは?③
バレーボールのプレーヤー兼コーチのTANAKAです。
某チームでプレーヤーとしてVリーグでプレーしていました。
プレーする中で、大事なこと・意識することなど思いつく限りここに書いていこうと思いますので、学生カテゴリの方は参孝にしてみてください!
本日のテーマは「サーブレシーブ」です。
Vリーグのシーズンで、80セットで849本・1セット当たり約11本のサーブレシーブを受けた経験を皆様へお伝えしようと思います。
前回の記事はこちら↓
前回までの話
前回までの話は、以下の通りでしたね。
ボールを触りにいかないこと
判断を早く、いかに情報を削いで行けるか
ボールの落下地点を見極め、ボールの通過点で触る
要約するとこんな感じでした。前回まではボールを触るまでの話でしたので、今回はボールを触る時に大切なことをお話します。
脱力が上達の鍵!?
よくボールと正面衝突している子を見かけます。
なぜか衝突してしまう、なんて声も聞きます。
人間て言う生き物は、前方向へ進むのに特化しています。
それぞれの生き物は住む場所・環境に合わせて進化してきました。
ですので、前向きの力は簡単に強くできる。前向きに走るのと、後向きに走るのとでは前者の方が楽に走れますよね。
ではなぜ衝突するか。
ボールに対して反応が遅れると、ヤバイ急いでボール取りにいかなきゃ!
ダッシュだー!
こうなりますよね。ですが、これはまだマシな方です。
反応よし!ボールまでダッシュだ!
あー止まれないよー
こうもなります。前者・後者ともよく見かけます。
ダッシュするのは悪くないんです。
私がレシーブについて指導する際には必ず
「止まって取りなさい」
と伝えるようにしています。
これはサーブレシーブだけではなく、パスもディグもです。
サッカーやバスケのドリブルでよく例えます。
ドリブルしながら走るのと、普通に走るのどっちが簡単?
もちろん後者です。
2つのことをほぼ同時に行うのは難しいプレーになります。
バレーボールで言うと、スパイクが一番難しいプレーにあげられるはずです。
移動は素早く、ボールを触る時は必ず止まる。
これを意識するだけで、返球率も上がってきます。
あとは衝突に関して言うと、子どもは常に力を入れていることが多く
自分の力が制御できない傾向が見られます。
制御をするには脱力しかないと思います。
脱力というと、力を抜くということですが
全部抜いてしまうとボールが飛びません。(笑)
例えば、ダッシュする時は上半身は力を抜いておく。
ボールを触る時は下半身は少し力を抜いて、ボールに負けない程度にする。
ずっと全力!ってしんどいし、うまくいかないこと多いんですよね!
適度に脱力して、ボールを触る。
口が開くのは、脱力の証拠だと信じている。
次にボールを触る瞬間のお話。
面という言葉の矛盾
私は学生の頃、ボールを面に乗せて運べ!と指導受けました。
ボールを持てないバレーボールで、乗せて運べという言葉は謎ですが
サーブレシーブの原理といえば、そうなのかなと理解してしまう。
あながち間違ってはない気もします。
私がイメージしてやっているのは、
①長く触る
②面に乗せて、面をパスしたい方向に向け、力を前方向へ移動させる
この二つです。
長く触るってまた矛盾な言葉が・・・(笑)
ボールが手に当たっている時間が長く、という意味ですが
難しいと思います。そこはあんまりこだわらなくてもよいのですが
ボールを触っている時間が短いのと長いのであれば、もちろん長いほうがボールコントロールはうまくいくはずなんです。
また、面という言葉はバレーボール用語なのかな?
腕が面なわけないんですが、面といいます。
大学生のころに、サーブレシーブ練習の際、手首をさげろ!
と指導を受けました。今までは手首を上に立ててレシーブしていたと思います。
手首をさげると何が起きるか。
面が広がるんですよね。全然意識してこなかったことなので、こっちのが面が広いんだーくらいでしたが。
上記の写真も手首は下げています。無意識になるまで意識しました。
意識しないことはよくないことですが、意識しなくてもできることにしてしまえば、新しく違うことができるようになるので、そこを目指してみるとよいかもしれません。
最後に
これはよくないフォーム。上半身と下半身の連動性がとれていないので、ボールコントロールが難しくなります。(たぶんボール触った後の写真だけど)
ちょっと見にくいけど、自分の理想とするフォームで取れています。
懐へボールを誘い込み、止まって手首を下げ面を広げる。
毎回これができれば苦労しないんですけどね(笑)
皆様の参考になればと思います。
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