食い意地日誌②「ビーツ」
野菜売り場でビーツに出逢った。
ボルシチに使うと噂のあれだろうか。
ボルシチとは何だろうか。
ロシアのスープの一種ということしか知らないが、文学作品によく登場する名だ。ああ、ボルシチ。
ビーツとは、それに欠かせない食材の名ではなかったか。元・文学少女(偽)は大興奮である。
さて、人生初ビーツを視覚で描写してみる。
土のなごりを皮にまとった、赤紫の根菜である。一見サツマイモのようだが、賀茂ナスのように丸い。
成人男性の握りこぶしより大きくて圧倒される。
ともあれ、野菜売り場に