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時間にキッチリな国?ルーズな国?効率は?【モノクロニック/ポリクロニック ~ DXについて考える前の段階の話】

こんにちは。うるり(nami_uru)です。

コロナがきっかけで「業務をDX化する」というのが義務のように叫ばれています。

DXが目的のように捉えられてしまってきているので、少し問題提起したいと思ってこの記事を書いてみました。


さて、世界では、時間の捉え方に傾向があります。

2つのタイプ - 時間に関する価値観

・タイプAの「モノクロニック文化」は、時間通りに物事が始まるのが良しとされる価値観の文化です。日本はこのタイプAですね。

・タイプBの「ポリクロニック文化」は価値観の文化では、時間は目安であり、本当のところは伝えた時間のかなり後に始まります。例:13時からミーティングが始まるという話だけれど、実際は14時に始まる。

南アフリカにはタイプA (モノクロニック文化)  の価値観も、タイプB(ポリクロニック文化) の価値観も存在するらしいです。ヨハネスブルグでは、時間通りにミーティングは始まり、ケープタウンでは、時間通りに始まらない。

ケープタウンでは、よく晴れた日の午後は、ランチが終わっても当分従業員の人たちは仕事に戻ってこない。ヨハネスブルグのオフィスの人がケープタウンのオフィスの人に連絡取っても、だいたい会社にいない… (現地の人から聞いた話)

一度ビーチに行ったら時間通りには帰らないかも・・・

私の住んでいたパキスタンは、典型的なタイプBの価値観の文化です。19時から始まるウェディングパーティーに招待され、時間通り行ったら主催者しかおらず、本当に人が来始めたのは21時から22時の間だった、ということがありました。私はひたすら人を待っていました😅

ひたすらここで待ちました・・・😰

米国の人が日本の会社の働き方に激おこ!その理由は?

以前、米国から日本の大会社に引き抜かれて働きに来た人が、その企業での時間の捉え方に関する文化について激怒してたので、その話もシェアしたいと思います。

日本はタイプAで、決まりごとはだいたい時間通りに始まりますが、終わりについてはダラダラ長引くことも多いですよね。定時で仕事が終わらないで長居した方が印象がいいとか、なぜかミーティングで長話している人がいて終わらないとか。

↑ わかりみ

米国は同じタイプAの価値観の文化でも、終わりの時間についてはキッチリしています。アジェンダをはっきりさせたりして、仕事の効率を大事にしています。効率をデータで計測したりもしてます。効率というか本質を大事にしているんだと思いますね。


この人は、日本にありがちな会社終わりの飲み会の意義も理解できず、このことについても「この無駄な時間は何なんだー」と言いプンプンしてました。

その反動で、バーで出逢った海外の人たちを集めてBBQパーティーしてました。純粋に楽しんでワイワイガヤガヤやってました。オンとオフが非常にはっきりしている人でした。

私も飲み会は苦手・・・私は飲み会やらないからね・・・飲み会苦手な人は安心してね!

「なにを達成するための時間なのか?」がはっきりしないものはスケジュールから外しているとのことでした。この人はすごく優秀な人で、海外の他社に引き抜かれて日本の会社からは撤退してました。

ベアイラボでは、DXをテーマのひとつにしているため、データの利活用や、効率については重要視しています。

「そんな効率、効率、データ、データと言っても、人間関係が大事なのでは?」という意見もありますが、定量的に測れる指標を用意することで、人間関係もスムーズになるという視点もあります。人間関係の定義づけも上手くいくんですよね。オン/オフもはっきりさせるようにはしています。

プライベートと仕事の時間は分けられるものなのか?

人生はプライベートと仕事で分かれているけれど、本当に分けることが効率的なのか、実際は分けられないものだということも含めて一緒に考えたいと思います。

タイプAの価値観の中では、人生の時間が人生の時間が仕事の時間、家の時間、プライベートの時間と分けられており、タイプBの時間の価値観の中ではそれが分けられていない

タイプBの価値観の文化では、仕事の時間の中でも家族からの電話を取ったりして全然大丈夫とのこと。タイプAの価値観に慣れている人たちは、タイプBの価値観は集中できないし非効率だから嫌だという。これはなかなか面白いですね。「水と油」か、「水だけ」か、の違いのようです。

リモートワークは世界もつなぐ・・・🌐

ベアイラボはリモートワーク推しの企業です。CEOの私は若者ケアラーだから、やっぱりリモートワークを推しです。親子2人の家族構成で、父が若くして難病を抱えてしまったので、自宅兼オフィスでここ10年はずっと看病しています。

仕事とプライベートは分けられる状態にありません。この難病が原因で寿命が縮まることは一般的にはないので、あと30年はこの状態は続きそうです。

何歳から介護が始まるかは人それぞれだとしても、日本の超高齢化社会のことを考えたら、私と同じような状況の人は増えると考えたほうがいいでしょう。

リモートワークの環境を必要とする人たちは増えるでしょう。子育てしている人たちにとってもリモートワークが出来たほうがその人達にとってのプライベートも含めた上での効率が上がるでしょう。そうなると、企業側のDX化の準備もいりますね。

テレワークが可能になることで、このプライベートと仕事の境目についても疑問を持ち始めた人が日本でも増えましたね。

時間をどのように使おうと、リモートワークでもデータで仕事の成果物が見える化されていて、効率が計測できれば仕事に支障はないはずです。

営業は人と会わなければ成り立たないという価値観もコロナがきっかけで変わり始めました。インサイドセールスという、電話、メール、ビデオ会議システム等を用いて顧客とのコミュニケーションを行うやり方の営業にも光があたってきました。

仕事もプライベートも含めた人生の豊かさを考えば、可能であればやはりリモートワークは出来たほうがいいし、「〘なんとなく〙で済んでいたものごとを、データを用いて分析して、分析結果からわかることを活かして試行錯誤していったほうが結果に繋がるのでは?」という考えではいます。

どうやったらより効率的になるのか、どんなツールをどう使ったらいいのか、何が本質的なのかなどについては別の記事で触れます。

コロナがきっかけでデジタル化が進んだことにより、人々の価値観も変化してきました!日本では社会的に「あいまいが多いタイプA」の価値観が広がっていましたが、「タイプAもタイプBも同居している価値観に変わっていくのでは?」と私は考えています。

飛行機に乗り遅れるようなことはないように😆
(私は一回あります・・・)


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