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サッカー少女の走りを変えるプロジェクト

2,023年最初のお仕事は、
サッカーをがんばる女子小学生のトレーニング指導から開始しました。
素晴らしいご縁により、今回の指導の機会をいただきました。
ありがとうございます。

走り方の癖を治したいなら

まず考えないといけないのは、

どうしてその走り方になるのか
走り方を変えることで得られる功罪

の2点を考えます。
フォームにはカラダの特徴が現れます。
『○○関節が固いと△のようなフォームになる』
『○○が強いと△のようなフォームになる』
逆の理解も必要で、
『△のようなフォームになるのは、○○が強いからであり、◇◇の特徴がある』

この子は、カラダが左右に振られ、動作が重そうに見えます。
それを気にされた保護者様からの相談でもありました。

この話を深堀すると、意図しない伝わり方になるので、さらっと進めますが、フォームを変えることや弱点を強化することで【すべてが好転するとは限らない】ということはお伝えしておきましょう。
私のコンディショニングは、動作を細分化した後に連結していきます。
無理にフォームを作ることはしません。

動作の癖と原因をみつける

先に書いたように癖には理由があります。
私はこれを個性だと考えています。
例えば(ボールを)投げる、蹴る、打つ動作で、他人と全く同じフォームはありませんよね。

これらの癖は個性であり、その個性が与える影響は善か悪か
この基準は指導者によって異なるでしょう。
私は、その人が効率よく動作を遂行する上で支障ないものは善。
明らかなリスクを含むものは悪と判断します。
スポーツ障害につながるものはすぐに改善します。
私が動作を細分化して強化していくのは『フォームは作られる』と考えるからです。
この子のトレーニングも、動作を細分化し、カラダが左右に振られる原因を改善していきます。それが『トレーニング(=適応性を高めて発達させる訓練)』です。 

コーチング業を営むプロフェッショナルは、動作の本質を見抜き、それを改善する力を持ちます。
悩んだらその道のプロに導いてもらえるといいですね。

走るは高度な技術と理解しよう

男性と女性の発育過程は異なります。
今回指導した小学生は、身長も高く
走る】は高度な技術です。
競技によっても違いますし、ポジションによっても【走る】は変わりますよね。
マラソンランナーの走り方を野球選手に指導して、野球の競技力は向上するでしょうか。
競技特性を理解し、成長特性を理解し、その子の身体特性を見抜き、目的を確実に抑える。
それが指導のプロです。
この子も、動作を細分化した運動指導を経て『走りが楽になった』と感じてもらいました。
リスクのある動作(=悪の個性)が変わった証ですね。
今回も充実した指導ができました。
2023年、とってもいい走り出しができました。
今年もいいことたくさんありそうだな!

ご清聴ありがとうございました。

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