「科学」とは人々を操る神託でもなく、単なる政治の道具でもなく、、、

新型コロナウイルスに対する取り組みを通して、世界中で「科学」の存在感が高まる一方で、不満や反動もまた高まっています。日本では、専門家会議の廃止が象徴的な出来事でしょう。

6月29日放送のBS1スペシャルでは、世界が科学と共にどの様にウイルスと向き合っていたのかを振り返り、これからのフェイズを乗り越える為には何が必要なのかを展望します。

今回は私とアナウンサーの合原さんがMCを務め、ゲストに感染症臨床医の立場から高山善浩さん、政治学の立場から牧原出さんをお迎えします。50分の番組ですが収録は3時間以上におよぶ熱気のあるものでした。番組の最後の発言は、表題の「科学とは？」に対する答えです。

3時間以上の収録の疲れから、1テイク目は自分でも驚くほど「ふわっ」とした言葉を発してしまいました。周囲の方々が「え？何この発言。全然分からない」というエア相槌モードに入ったことで我に返り、この部分だけ2テイク目を収録させて頂きました。

2テイク目は結構いいことを発言したような気がするのですが、結局どちらが使われるかはわかりません。周囲の方々がエア相づちを打っていたら、、、それは1テイク目です。私も放送で確認しようと思います。

<視聴後追記>
視聴者としてオンエアを確認した結果。締めに使われた映像は、まさかのテイク0、まだまだ元気な中盤に話していたカットでした。NHKの中の方曰く「途中で良い言葉もらったんで、これを締めにしようと考えてました」…まだまだ修行が足らなかったようです。良い機会を頂きましてありがとうございました。ご視聴頂いた皆様にも御礼申し上げます！

BS1スペシャル
「新型コロナウイルス　世界は科学で闘った」
2020.6.29(月）21:00～21:49@BS1
[再放送]2020.07.04. 午前10:00 ~ 午前10:50

宮田裕章（慶應義塾大学医学部教授）
高山義浩（沖縄中部病院 感染症内科・地域ケア科 医師）
牧原出（東京大学先端科学技術研究センター教授
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/Z8Z94R2M23/