#62 子供みたいな弾き方するなとダメ出しされてしまうので。。。(レッスン1月3回目)
レッスンを受けてきたのですが、ベートーヴェンのソナタ10番は相変わらず、先生に
と言われてしまいます。何度も言われるので、もうベートーヴェンのソナタは放棄してしまって、はじめから曲想が子供向けの曲でも習おうかなと思ったりもして。
そうすれば、子供っぽい弾き方をしても曲想に合っているから、そのことでもうダメ出しされないのではないか、と。
例えば、「湯山昭」とか?
実は小学生のとき、湯山昭の「お菓子の世界」の曲が好きでした。。。
でも、当時(今も?)のピアノの先生にありがちな、ジェンダー差別(要するに女の子向けの曲だからダメ!)のせいで、発表会では弾かせてもらえず、とてもガッカリした記憶がよみがえります(男の子だからという理由だけで同じ湯山昭の「ゴーカート」を弾きました😿)
今も、もっと年を取って指が回らなくなったら、当時弾きたくても弾かせてもらえなかった、小学生の女の子が発表会で弾くような曲を習おうと思っていたりして。。。
しかし、ふと思ったのですが、先生はそもそも以下のどちらの意味で言っているのでしょうか。。。?
ベートーヴェンのソナタの弾き方として、私の弾き方が子供っぽくて気持ちが悪い!
オッサンがピアノを子供っぽく弾くのが気持ちが悪い!
(子供が同じように弾くのなら気持ち悪くない)
2の場合、「湯山昭を弾きたいです!」なんて言ったら、さらにイヤな顔されるかも!?
ツェルニー30番 No.10
両手で分担して分散和音を弾く練習の曲ですが、私、このパターンが相当苦手です。どうしてもぎこちなくなって、1つの分散和音のように聴こえない。。。
という先生のお言葉で、まずは分散和音ではなく、4つの音を同時に普通の四和音として弾いて、最後まで通します。響きを覚えることが重要なので、ペダルを踏むようにも言われました。
その後は、
ゆっくり弾いたり、
指定テンポ以上の速度で速く弾いたり、
1つのアルペジオだけ何度も繰り返し弾いたり、
両手親指の受け渡し部分だけ繰り返し、イメージを変えながら弾いてみたり
(例えば、ラドラドラドラド…と親指だけで交互に延々と引き続けますが、頭の中で音名を歌うときは、ラドラド…、ドラドラ…、ラドラド…、ドラドラ…、と認識を変えて歌う練習をする)
その場でいろいろなパターンを何度も練習しましたが、今一つ改善せず。
どうしてもぎこちなくなってしまうので、「もしかすると手の神経の障害なんだろうか」と先生に聞いてみましたが、弾けないのは手のぎこちなさではなく、あくまで脳の問題である、ときっぱり。
よくわかりませんが、要するに4つの音のつながりを脳で認識できていない、要するに聴けていないということなんでしょう。
でも、この練習は何としてもマスターしたいんですよね。先ほどの子供っぽい曲想の曲候補の1つとして、近いうちに「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」を習ってみたいので。
バッハ/シンフォニア 9番
この曲は今までのシンフォニアと比べてちょっと難しいかも。楽譜に色塗りして予習しましたが、3つのテーマを3つの声部が代わる代わる、綺麗に役割を交代しながら弾いていく感じ?
主役3人が出ずっぱりで掛け合いするので、隙がなく難しく感じる。。。
なので、両手で弾けるようになってもいないし、早々と諦めて今回のレッスンでは見てもらわないことに。その代わり、弾き方についてちょっと質問をしました。
質問箇所は2つ。
赤い枠の8分音符ですが、前の半音階進行に続いてレガートに弾くのか、それとも切って弾くのか。
ここは何となく、切って弾くのかなぁと思っていましたが、ペダルを踏むかどうかは置いておいて、先生と同じようにレガートで弾くことにします。その方が楽ですし。
オレンジ枠の私の苦手な同音連打部分。連打の前の音をテヌート気味に弾くというコツを教えてもらいました。
この曲は時間をかけてゆっくり練習していきたいと思います。
ベートーヴェン/ソナタ10番 1楽章
暗譜で弾くように言われていたのですが、先生に楽譜は手渡さず、譜面台に置いたまま、楽譜を見ないで弾き始めました。
先生はそれを「暗譜だと決して認めない」のですが、私が暗譜しようとしているとすぐに気づいたのか、いつもは譜めくりするのに、今回は譜めくりする手を止めました。最後の方はやはり、暗譜できていないので、楽譜を見ながら弾きました。
で、一通り弾き終わったあと、いつものダメ出しです。
以下の「スラーにスタッカートが付いている」ところです。なかなか直りません。16分音符になっているところは細かいけど32分音符の音価で弾けばいいのかな?でも、鍵盤の下まで押そうとすると、32分音符の音価は短すぎて上手く弾けません。
それに先生の真似をしようとするベタっとした重い音になる。それがものすごく嫌で、軽い雰囲気にしようとすると、鍵盤の上半分を叩く音になってしまう・・・。
こういうスラーが付いたスタッカートって、私にとっては弦楽器で弾く、弓を返さずに弓と弦の弾力だけで弾くスタッカートのイメージなのですが、ピアノだと違うのでしょうか。。。
私が弾きたいイメージは、「水切り」のように、水面を石がわずかな接触で跳ねていくイメージ、水面に指先をほんのちょっとだけ付けて、連続して波紋を作っていくイメージなんだけど。。。
ピアノだと、クラシックのお作法だと、ただ音価を長くしてスタッカートでなくて跳ねずに普通に弾くということらしい。でも、ダメ耳の私には、それで音がよくなったように聴こえない。。。 逆に軽く弾いたときのイメージと違い、何だか違和感があります。
ここも音価として16分音符くらいで普通に弾けばいいのかな? モーツァルトの細かいフレーズのときはもっと短く跳ねて弾いていたような気がしますが、ベートーヴェンはそれではダメなようです。
音価を長くしてもベタっとした感じじゃなく弾ければよいのですが、もうここは諦めて、正直嫌だけどベタっと弾くことにします。
つい速く弾こうとして、頭で突っ込んでしまっているようです。
相変わらずダメ出しばかりなので、ここはヤケになって、32分休符のところで思いっきり間を空けて、左手のsfのところは力の限り左手親指を叩きつけるような弾き方をしてみたのですが、今度は
とのことです。もう本当はどう弾けばよいのかわからなくなってますが、ここはヤケになって左手を叩きつけるような弾き方を続けることにします。
というわけで、今回も時間切れでグラズノフはなしでした。
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