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#54 珈琲豆を先生にプレゼント(レッスン 11月2回目)

音楽家は酒好きが多いという話はよく聞くのですが、コーヒー好きも多いのでしょうか。。。
確かベートーヴェンは大のコーヒー好きで、必ず豆を60粒数えてコーヒーを淹れていたらしいです。

私もコーヒーは大好きで毎日飲むけど、コーヒー通というわけではありません。ただ、お気に入りの店で豆を買い、毎回豆をミルで挽いて、お気に入りのドリッパーと紙フィルターでハンドドリップして飲んでいます。この手間隙をかけるのが好きです。

今回、よく利用する珈琲豆屋さんのスタンプカードが満杯になり、2500円分もサービスしてもらえることになったので、サービスを使いきるため、昨年同様に先生にコーヒー豆をお裾分けしました。先生にはコロンビア/エメラルドマウンテン、私の分はグァテマラのフレンチロースト

実は先生は私と同じように大のコーヒー好き。夜更けでも平気で飲むそうです。コーヒーは脂肪肝を防ぐとも聞きますし、もしかすると先生の鋼の肝臓を維持しているのはコーヒーなのかもしれません。。。

ツェルニー 30番 #6

6番はかなり練習して自信があったのですが、

1拍目と3拍目の16分音符のところになると速くなります。
まずはリズムを正確に!!

ということで早速ダメだし。
以下の赤い部分が微妙に走って弾いてしまっているようです。

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リズムを正確にするためには、拍を細かく分解する裏拍を意識する)という考えの私と、なるべく大きな拍で捉えるという考えの先生とで意見が対立🔥します。

で、そこまで言うのならということで、先生は16分音符のビートに合わせて、声と手でリズム打ちをしてくれることに。それに合わせて先生と一緒に練習します。

タタタタタタタタ!」「タタタタタタタ!

とまるで北斗神拳伝承者みたいな、先生のあまりの声の大きさと気迫。自分のピアノの音が聴こえづらいというか、それにびっくりしてしまって、うまく弾けなかっただけなのですが、

この練習に意味あります?
たとえ、弾けたとしても拍子感が違ってしまいますよ。

と、「それ見たことか」と勝ち誇る先生。

拍子感については、確かにそうなのかも。
でも、まずは細かいリズムでリズム感を正確にしてから、そのあと、大きな拍で拍子感をとらえていく、というのが私の考え。

1拍目の音が短くなって突っ込んだ感じになるとか、4拍目の音が短くなってテンポが徐々に速くなるとか、リズム感の不正確さを克服するには、大きく拍で捉えていてはいつまで経っても治らず、実際にメトロノームのビート数を細かくして、「ずれている」ということを耳で認識し、自分のリズムが正確だという錯覚を崩す必要があるという、私の考えは変わりません。なので、これは先生には内緒で家でひそかに練習することに。

ツェルニーは指定テンポみたいに、速く弾く必要はありませんよ。
テンポを落としてリズムを正確に弾きましょう。

ということなので、その場では、テンポを落として弾きなおして練習し、また次回ということになりました。

バッハ/シンフォニア 12番

12番は初めて見てもらったのですが、シンフォニアは譜読みが足りなくて、全体の4分の1ほどを見てもらっただけです。以下の赤丸の部分ですが、

短めのスタッカートになっているので、もっと音を保って弾きましょう


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 短く切った方が弾きやすい感じなのですが、これは自己都合なので、先生のいう通りに直すようにします。あとは、最初のソプラノ、アルト、バスの順でテーマが現れるところは、もっとテーマがわかるように弾くようにとのこと。

しかし、この曲は何とも優しい感じがしていい曲ですね。早く弾けるようになりたいです。

ベートーヴェン/ソナタ 10番 1楽章

今回は、この曲の最初の難関である、クロスリズムのところを集中的に見てもらいました。

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クロスリズムは、ドビュッシー/アラベスク 第1番のときは弾けていたはずで、ソナタ 10番も右手3、左手2の3対2のリズムであるのは同じ。

なのに、なぜかうまく弾けません。アラベスクと違って、左手がベースラインというかメロディーであることと、右手3連符の途中真ん中から左手8分音符を合わせる部分が多いところが難しいのかもしれません。

コツみたいなものはないか先生に聞いてみたところ、「正攻法」で練習するしかないとのこと。

ゆっくり2拍(小節半分)ずつ、繰り返し何度も弾いて、その次は1小節分何度も繰り返し弾きました。これを家でも練習することにします。

グラズノフ/3つの小品より パストラーレ

 一通り弾いてみたところ、以下の部分について指摘。

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scherzando、stringendoとあるのですけど、それにとらわれず、この部分は、pなので音を強くしないで弾きましょう。
遠くで鐘が鳴っているイメージでしょうか。。。

「カウベルですか?」

と聞いてみたところ、先生は田舎の教会の鐘が遠くで鳴っているイメージをしていて、そもそもパストラーレに対する解釈が先生と私と違っているようです。

先生は、田舎の風景を描写した曲。
私は、羊飼いのうた、というか、シンプルで禁欲的なライフスタイルを表現した曲。今風でイメージすると、ミニマリストの持たない暮らし(断捨離)とか、山でのシンプルライフとか?

先生と私の曲に対するイメージが違うことはよくあることなので、これについてはあまり気にせず、先生のいう通り、もう少し田舎の風景をイメージして弾くことにします。

後は、vc_archetさんの世界感で弾けばよいかと。。。

この曲は、指を大きく広げて弾く以外にテクニック的な部分であまり困難な箇所がないせいか、あまり先生からダメ出しがありません。
というか、ショパンのワルツを習っていたときも、同じようなことを言われた記憶があります。

「あとは好きに弾けば?」と言われているようで、ちょっと物足りないのですが、ダメ出しされないのは良いということにします。

次回はきちんとペダルを付けて弾きます。

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