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我慢は将来への投資と思っていた。

カウンセリングを受けて、
「もっと自分を大事にしていいんですよ。
我慢せず時には言いたいことを言うことも大事で、
相手が理解してくれるかは重要ではなく、
言えたということが大事ですよ。」

休職する前、私はYESマンで自己主張がなく、自信がない人でした。
もともとは違ったのに、なぜそうなってしまったのだろうか。

私の会社では女性が少なく、
普通に過ごしているだけで何かと目立つ存在でした。
揚げ足を取られるように一言一句、監視されていると感じました。
会話には丁寧に謙虚であることを心掛け、
常に下から顔色を窺うようになりました。
どんな急な業務も笑顔を作り、「大丈夫です。」と言って乗り切り、
理不尽だと思っても口にすることはありません。
「今ここで我慢すればきっと評価も変わってくる。
認めてもらえるようになる。」

我慢は将来への投資だと思っていました。
でも、実際は違うんだと現実を見せつけられました。

女性の管理職の方がいる部署に行った時の話です。
「あいつは女性だから管理職になれて、ずるいよな」
と私の耳に入ってきました。ずるい?
何がどうずるいのだろうか?女性を管理職に起用する動きがあるからか?
彼らは自分たちの実力不足だとは思わないのだろうか?

私に昇進欲はないが、もし私が同じ立場でも言われるのだろう。
どんな嫌なことを耐えようが、どんな理不尽が降りかかろうが、
どんなに努力しようが、結局「女だから」の一言で済まされてしまうのか。私たちの積み重ねたものは「性別」という理由で
無かったことのようにされてしまうのか。悔しい。悔しい。悔しい。

我慢や努力の先にそんな言葉が待っているなんて思ってもいなかった。
世間がそうだとは限らない。でも少なくともここはそういう場所なのだ。

我慢なんてする必要なかったのだ。
それはおかしいと声をあげるべきだった。
次の世代が困ることになるのだ。
そんなことに気づいたときには「うつ病」になっていた。

我慢なんて何にもならない。そして、何も残らない。
これからはいろんなことを我慢しない。自分の心に正直に生きていきたい。

皆さんも我慢しすぎないようにしてください。

それでは、この辺で。

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