見出し画像

新しい自分と視点

知人が職場を変わった時、以前の職場との違いに、大いに戸惑った。
驚きの連続だったという。
何故??が、しばしば頭を過る。
何故これがない?何故これにした?何故こうならない?何故こうしている?
何故?何故?何故?
今までの知識も経験も方法も、ちっとも通用しない。
途方に暮れる日々。
けれど、現実は眼の前にあって、物事を回していかないといけない。
問題は山積している。
壁にぶち当たったまま、止まってはいられない。
知人はもがいていた。

そんな時、先輩がきっぱりと言った。
「あなたは、前の職場の頭で今の職場を見ている。それじゃダメなのよ。」
この強烈な一言に知人はガーンと来た。
そして気付いた。
視点と捉え方を、変えないといけないのだ。
これまでの自分まま、これまでのやり方を、ここに持ってくるのではダメなのだ。

だからといって、何かが解決した訳では無い。
大きなヒントを得ただけ。
知人の試行錯誤は、まだ続いている。
けれど、「負けません」と知人は軽やかに笑う。
頭を悩ませ、更に沢山の出会いと気付きとを得て、新たな形を成しつつあるようだった。