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#2 使用するペンの色を意識する

うたういぬと申します。
小学校教師→中学校教師
それぞれの経験から考えたことを記事にしています。

これまでの勤務で失敗したと感じることが多く、この経験が少しでも多くの人の役に立てばと思い、「失敗は成功のモト」というシリーズをマガジンにすることにしました。
若手教師の方、中堅教師の方、ベテラン教師の方、それぞれに響く内容だと良いなと思って記事を作成しています。

ちなみに、初回の記事です↓


失敗談:3学期の授業のシーンから

小1の担任をしていた頃の話です。
異動して2校目、小1の担任も2回目という年でした。
複数回、同じ学年を担任することになり、学習や行事の見通しが持てること、これまでの経験を生かすことができること、学年部としても少しは力になることができているという実感がありました。今思えば、過信ですが。

保護者とのつながりも意識が強くなりました。
ちょっとした良い表れでも積極的に発信しました。学級通信では写真を使って発信。連絡帳や電話連絡で個人についての良い表れを発信。
教育相談では子どもの成長を願って保護者の方と密に連絡をとりました。時には、厳しいご指摘をいただいた家庭もありますが、相手の話をじっくり聞きながら保護者とのつながりを強くしていきました。

その中で、自分の指導が行き届いていない部分があり、保護者の方に協力をいただくという意味でコメントをしていたことがありました。持ち物のこと、宿題のこと。保護者の方も忙しい…と勝手に判断し、電話連絡ではなく、毎日提出する「音読カード」にコメントをしました。

それでも改善されないため、引き続き音読カードにコメント。次第に私の熱も入りすぎていました。

その後、保護者の方から教頭に連絡。そして、この件について教頭と別室で話をすることになりました。話をする…という意味合いか、それとも指導か。今思い返すと、後者だったと思います。間違いなく。

保護者の方はこうおっしゃっていたそうです。

担任からのコメントはわかる。確かに家庭の協力として不十分であったと感じる。しかし、音読カードにコメント、赤ペンで書き連ねてあって少し怖い印象がある。

目立つ色が良いと勝手に思い込み、赤ペンでコメントをしていました。
内容、頻度から考えると、相手に不快な思いをさせてしまったことは私も十分理解できます。


教訓:ペンの色って大事

教師が使用するペンの色は重要であることがわかりました。
保護者からの連絡に返事をする際、子どもたちの作文や作品にコメントする際、色による印象を意識してペンを使用していくことができると良いです。

基本的に赤色は丸つけのみで使用します。
青色は、間違えた問題を直した時の丸つけに使用します。

保護者からの連絡への返事は黒色を基本とします。赤はNG。
子どもの作文へのコメントは黒色や青色が良い印象でしょう。
しかし、作文の書き方の指導については、赤色でも構わないと思います。
(改行、「」の使い方、誤字脱字など)

私は、昨年度まで3年間、毎日手書きで学級通信を作成していました。
ペンについても意識してしてきました。
タイトル:筆ペン(黒)
ナンバーや日付:黒ペン(細)
見出し:筆ペン(黒)、黒ペン(太)
文章:紺色ペン(細)…ここがポイント、硬すぎず、強調しすぎない色合いです。
イラスト:カラーペン…時々使用。絵に自信がないので…

実際の学級通信も載せました。色合いの確認としてご覧ください。




❶基本的に連絡は黒ペンを使用する。落ち着いた表現だけでなく、ペンの色も大事。
→青色や紺色も許容範囲かとも思います。赤ペンは連絡には不向き。

❷子どもの作品のコメントについてもペンの色を意識したい。
→丸つけは基本的に赤色で良いと思います。(直してOKなら青色という場合も多いはず。)観点を分ける等、意味があるなら別の色もOKです。
 子どもの日記や作文に教師としての感想、思いを伝える場合は黒、青、紺が良いかと思います。赤色を使用すると、感想というより指導という意味合いが強くなります。

❸ペンの色と共に、太さやコメントの雰囲気も大事。
→落ち着いた印象の細ペン。ダイナミックで力強い印象の太ペン。時には筆ペンも使用する。教師として、様々な場面に合うペンの種類を知ることは大切です。内容以上に、使用するペンによって与える印象があるかもしれません。


つまり、文房具店に行って、試し書きするって大事です。
中学校の勤務では、中学生の文房具へのこだわりが見えて面白いです。私は、生徒から定期的に文房具情報を集めています。

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