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中学校教師 #2 自分の色を授業で表現

4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照

https://note.com/vast_swan335/n/n94f3001c0e89

中学校での勤務、2週間が終わりました。
今週は、授業開きが印象に残りました。
今年度、2年生(2クラス)と3年生(3クラス)の数学を担当しています。
各クラスで授業開き、課題を進める中で感じたこと、考えたことを記事にします。

自己開示の大切さ

授業開きをしました。
初回の授業はガイダンスということで、以下のことを説明しました。
・数学を学ぶ目的
・数学的な見方・考え方
・持ち物
・授業の流れ
・評価
教科担当制だからこそ、評価についてはしっかり示したいと考えていました。
入試のことだけでなく、自分自身がしっかり指標を示して授業を行うことの重要性を感じています。

どのクラスも、話を聞く姿勢は小学生とは比べものにならないほど真剣でした。
余った時間で、数学的な見方・考え方を体験できる簡単な数の法則について考えることもできました。

初回としては十分…だったはずですが、欠如していたものがありました。
それは「自己開示」です。

中学生を相手に、こちらも真剣にやらなくては!
中学生が真剣な姿だから、くだけた話はいけない!
と、なぜが気負ってしまい、本来の自分の姿が出せなかったです。

私が小学校で勤務している姿を知っている先生が、私の授業を見て
「全然声が出ていない!!」
「小学校と同じようにやって良いんだよ!」
と、喝を入れてくださいました。

その後の授業では、ところどころ砕けた話をして、笑いを生み出そうとしています。
自分のペースに引き込んでいくことは楽しいと感じているので、メリハリをつけながら授業の展開ができるようになりたいです。

ちなみに、話をしすぎて声がかすれてきました…。
来週には治るといいな。

教材研究は小学校と違う

小学校と中学校の教材研究がかなり違うと感じています。
一番の違いは「同じ授業を繰り返しできる」という点です。
小学校では、基本的に毎年指導する学年が変わっていたので、同じ授業はできません。
偶然にも同じ学年を指導することができたとしても、同じ単元の学習をするのは次の年。
しかし、中学校では、同じ授業をその日のうちにすることができます。
早ければ次の時間も同じ授業という可能性もあります。

これによって得られることが2つ
①よりよい授業にするチャンスが多くあること
②教材研究で作成したものが何度も使用できること


①は、日々の授業で意識しています。
・学習課題
・時間配分
・予想されるつまずき
同じ授業をする上で、この3点は改善していくことができます。

②については、年度をまたいで考えることができます。
ワークシートや練習問題等は繰り返し、年度をまたいでも使用できます。
先日は、Kahoot!で問題を作成して2年生の授業で活用しました。
もし、来年度2年生の担当をすることができたのなら、再び使用することができます。
また、3年生の授業で復習として使用することもできます。

これまで、がんばっていなかったわけではありませんが(笑)
これまで以上にがんばろうと思えるのが、教材研究です。

働き方⇒職員室の雰囲気次第

忙しすぎて雑談する余裕がない…というのが中学校の現場です。
その中でも、ちょっとした話を繰り出すことで、職員室の雰囲気を明るくできると良いと考えています。
まずは、自分の席の近くの先生から。
授業のこと、学級のこと、部活のことから、プライベートのことまで、自己開示をしつつ、いろいろな話を放り込んでいます。
仕事もあるので、ほどほどのところで止めますが、先週よりもいろいろな話ができたはず。

また、分掌に関するお願いや提出物については、きちんと話をすることでコミュニケーションを図ることも大事です。
金曜日の夕方、ある先生から
「うたういぬ先生は、なんでそんなに爽やかな顔できるんですかー。なんか悔しいです。」
と言われました。
授業、部活、保護者と面談、そして雑務をした後にこれを言われました。
忙しい時こそ、余裕のある姿でいることができたことは素敵だなと思います。

学級や学校全体の生徒が友好的な関係を築くことを理想としています。
だからこそ、教師同士の関係も友好的でありたい!

学級経営

今週の学級委員の活躍ぶりはすごかった。
「席替えをしたい」
という声を引き出し、座席案を検討しています。
常に学級全体を考えて行動する姿はリーダーとして素晴らしいです。

担任としては、リーダーの活躍を邪魔しないように「待つ」ということ、リーダー以外の生徒が同じ方向で努力できるように「フォロー」することができるように動いていきたいと思っています。


もっといろいろな出来事があったような…
忙しさに負けず、きちんと記録できるようにしたい。
来週は学力調査に授業参観。
4月の忙しさは恐るべし…
ではまた来週。

【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】

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