中学校教師 #5 軌道に乗ってきたかもしれない
4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照
https://note.com/vast_swan335/n/n94f3001c0e89
ゴールデンウイーク明け、いきなり平日5日間の登校日でした。
子どもたちは連休前と変わらぬ雰囲気で元気な姿が見られ安心しました。
授業の素材が大事
数学の授業です。
2年生も3年生も文字式を利用した学習をしています。
そして、どちらもカレンダーを用いた学習で授業が盛り上がりました。
【2年生】
①カレンダーのある数を生徒に選ばせる。
②その数の上下左右の数の和を計算させる。
③和を聞き、もともとの数(①)を教師があてる。
(和を4で割ると①の数になる)
【3年生】
①カレンダーの中から、縦2マス横2マスの4つの数を生徒に選ばせる。
②斜めに掛け合わせ、2つの積を手に入れる。
③積の差を求めさせる。
④どの生徒も、差が7になる。
子どもたちの反応が良かったです。
・えっ、なんでそうなるの。
→ここから学習課題が焦点化されます。
・他の日、月、年でもそうなるのかな?
・カレンダーの1週間が6日or8日でもそうなる?
→発展的に思考ができています。
どの子も参加できるような素材であること。
学力差があっても、逆転するような状況に成り得ること。
(ひらめきが課題解決につながる。)
数学で扱う数や課題の精選がいかに重要であるかを改めて感じました。
もちろん、課題解決を支える基本的な知識や技能も重要です。
その都度振り返りながら学習を進めるようにしています。
単元テストをしました
定期考査が近づく中、テスト範囲を限定しながら単元テストを行いました。
今年度初めての単元テスト、気付くことが多かったです。
・こちらが思ったよりも、定着していない。
授業では分かったと実感していても、忘れていることが多いように感じます。当然、学習内容が難しくなっているからだと思います。
計算技能は高いが、基本的な内容を忘れていたり、公式の定着が不十分だったりという理由が挙げられます。
・計算処理に時間がかかる。
同類項の計算、展開や因数分解、そして乗法や除法、分数が混じる計算など、計算処理に時間がかかるため、時間内に終わらないという子も見受けられました。
終わらなかった=できない=苦手
という意識が強くなってしまうかもしれません。
どのように計算問題に取り組むと良いか、スムーズに解答できるかというコツみたいな話は授業ではしていません。たまたま、昼休みに質問に来た子と話をしているときに、コツを教えただけですごく良い表情をしていたことが印象に残りました。
塾のような指導になってはいけないと強く思っているのですが、子どもたちが「できた!」という実感をもつためには、何ができるのか…これからまた考えます。
・やはり、テスト後が大事。
正解も不正解もその理由や原因があります。
・それに向き合うことができるか。
・正解につながるような学習方法を継続できるか。
・なぜ不正解だったか、どのように改善すればよいか。
・実際に、授業の臨み方、家庭学習を改善できるか。
このような話をしながらテストを返しました。
この話は伝わったと思います。
しかし、実際に行動に移す子はそう多くはないはずです。大事なことを訴え続けながら、我慢強く待つしかないのかもしれません。
タイムマネジメント
来週、宿泊行事を控える中、やはり学年主任の働きぶりに支えられています。
行事の各種調整、書類関係の準備はもちろんのこと、その中でも引率教員の意思疎通や共通認識を図ることも重要となります。
小学校では、放課後に打ち合わせをするのが当たり前でした。
しかし、中学校では部活動や会議等でなかなかまとまった時間を確保することができません。
いろいろ終わって…という時間には、私は我が子のお迎えのために退庁…
そんな中、学年主任は放課後に私抜きで打ち合わせをしました。
そして、その打ち合わせの内容を伝えるために、勤務時間内にその時間を確保してくれました。
おかげさまで、その日もしっかりお迎えに行くことができました。
相手のことを気遣い、タイムマネジメントをする。
大事なこともさらりと対応できるところが素敵なんだなー。
改めて感じます。
学級担任ができるって幸せなことだと。
自分の学級に対する愛着が少しずつ高まっているようにも感じます。
やはり、数学の授業での反応が良い。(全員ではないけど…)
さ、宿泊行事の準備をしようかな。
【「えがお」を大切に 焦らず、誠実に、前向きに】
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