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中学校教師 #19 自分の学級っていいな


4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照

8月28日から2学期が始業しました。
始業して1週間。
各クラスの数学の授業が始まり、生徒も私も1学期のことを思い出しながらスタートしています。
幸い、大きな事故やケガもなく学校に戻ってきた生徒たち。
再び会うことができて、話すことができてうれしいです。

そして、思ったよりも落ち着いてスタートしています。
また、「2学期は~をがんばろう!」とか「成績を上げたい。」というやる気に満ちた言葉や表情にも出会うことができてうれしいです。
さすが中学生!

自分の学級っていいな


担当しているすべての学級で2学期初回の数学の授業を行いました。
2年生は1次関数の章の続きから入りました。1学期に学習したことを振り返りながら学習を進めます。3年生は県の学力調査に向けた対策プリントを取り組みました。簡単な計算問題から情報量の多い文章問題まで、様々な問題に取り組みました。

各クラスに行ってみますが、それぞれのクラスの良さが見られます。
・落ち着いて課題に取り組む
・反応が良い雰囲気
・課題を解決しようとするためにじっくり考える
・問題を解いた後、友達同士で確認、教え合いをしている

どのクラスも好きです。
クラスごと違う良さを生かして授業が進められるようになりたいと思っています。

その中でも、やはり自分の学級で授業する時間が好きです。
理由その① 反応が良い
これは、数学の課題に対する反応ももちろんですが、それ以外の雑多な話に対する反応も良いということです。もしかしたら数学の本筋から逸れた話もしているかもしれません。(いや、絶対話をしている)それでも、生徒たちはあたたかい気持ちで受け止めたり、時には受け流したりしながら反応しています。学級担任が授業しているからでしょうか…。

理由その② 生徒が動く
この問題を解こうという指示を出すと、どのクラスの生徒も一生懸命に問題を解こうとしています。自分の学級の生徒は、このときの動きが良いなと感じます。班の友達にアドバイスを求める子、それに応える子。自分の班を飛び出してアドバイスをする子。「分からないです。」と意思表示ができる子。
どの子も、課題を解決するために真剣な姿が見られます。教室の熱量が高いイメージ。この雰囲気が好きだなって感じます。

親バカならぬ担任バカで申し訳ないのですが、自分の学級での授業が好きです。

そして、何よりも担任を持たせていただいているこの状況に感謝できる自分でありたいです。


「目標=ミッション」でありたい

夏休みにしっかり休むことができたので、これからについてたくさん考えることができました。どんな授業をしたいのか、どんな学級経営・学年経営をしたいのか、ICTやタブレットの活用、働き方改革などなど。どれも重要なことです。そして、どれもやってみたいと思えることです。

しかし、何か物足りない気がしていました。

そもそも、何を目指しているのか?

5年後、10年後と長期間を見通して、どんな姿になりたいのかと考えました。そう考えると、まだ自分の描く目標やビジョンが明確でないことが分かりました。それも当たり前です。4月から急に中学校教師となり、初めてのことだらけの1学期を駆け抜けたのですから。

今後掲げる目標が短期的なものばかりでは物足りないと感じています。
長期的な目標を掲げて努力を続ける人間になりたい。
また、その目標がミッションであることで、そのミッション達成に向けて努力を続ける人間になりたい。

今のところ(すごく簡潔ですが…)、授業づくりや研修に関することに力を入れたいと考えています。
ざっくりとした授業の理想のイメージ。
・子どもが「わかる」「できる」を実現する授業
 *集団づくり→安心して学ぶ、学び合う、教え合う集団
 *ICT活用→基礎・基本を効率良く定着 AIドリル
     →思考を深めるツールとしての活用
・学んだことを生かすことができる授業
 *数学を生かして考える魅力的な課題
 *課題を解決するために、必然的に数学の知識・技能を生かす

今後、このあたりのイメージを明確にできるようにします。


生徒は自分の命を大切にして夏休みを過ごしてくれました。
無事に学校に戻ってきてくれて安心です。

1週間を終え、金曜日の爽快感を久しぶりに感じています。
とりあえず、2学期もがんばれそうです。

みなさんの2学期の実践も充実しますように。


【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】


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