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四季折々の風物

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四季折々の風物を取り上げた自分の記事をまとめています
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記事一覧

藤色に包まれて(^O^)

洋の東西を問わず、古来、高貴な色とされてきた紫。 淡い青みを帯びた紫色の花、藤も、何とな…

白金台でアート散歩 ~東京都庭園美術館&松岡美術館~

今日は初夏の日差しが降り注ぐ白金台にて、東京都庭園美術館でアールデコ建築を、松岡美術館で…

草津と京都の春 その2

旅の続きです。 二日目は朝早く起きて京都に移動。 電車とバスを乗り継いで、開苑時間の9時を…

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草津と京都の春 その1

東京の桜は例年より遅く咲き、花散らしの雨風であっという間に終わり。 春を満喫すべく、関西…

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小さきものは、みなうつくし ~ 枕草子

「何も何も、小さきものは、みなうつくし」 「枕草子」の一節ですね。 古語で「うつくし」と…

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映画『戦雲』とNHKドキュメンタリー『下山事件』が放つ、微かな希望の光

映画『戦雲(いくさふむ)』を観ました。 <作品紹介>(映画の公式サイトより) 沖縄本島、…

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ETV特集『膨張と忘却 ~理の人が見た原子力政策~』 日本の宿痾と春の花

非常に見ごたえのある調査報道番組でした(焦点がぼやけまくって腰砕けもいいところ、かなり「??」だったNHKスペシャル「“絶望”と呼ばれた少女 ロシア・フィギュア ワリエワの告白」とは段違いの迫力)。 この3月2日に初回放送、昨日の深夜に再放送があり、9日(土)の午後11時59分までNHKプラスで配信されています。 https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2024030221737/ NHKプラスのサイトから番組概要を引用します。 長年国の原子力政

春と冬がせめぎあうとき

福寿草に水仙、クロッカス… 寒さが残る早春に咲く花は、明るい黄色が多い気がしませんか。 と…

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今更ながら読みました『裁判官の爆笑お言葉集』

2007年に出版され、巷で話題になった新書『裁判官の爆笑お言葉集』をやっと読むことができ…

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冬の薔薇のように…

東京のよみうり大手町ホールで公演中のミュージカル『ジョン&ジェン』を観てきました。以下、…

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『100%モネ』の贅沢

『100%モネ』すなわち「展示作品のすべてがモネ」が売りの眼福な展覧会を『上野の森美術館』…

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ステンドグラスと湯煙と紅葉の旅~2023年の晩秋@湯布院

小樽、金沢、那須、伊豆高原、掛川、そして湯布院…。 これらの土地の共通点、おわかりでしょ…

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横浜 山手西洋館のハロウィン♫

気持ちのいい秋晴れの日、ハロウィンの装飾で一段と華やかな、横浜山手の西洋館を訪れました。…

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白い萩と月の光

鎌倉幕府の三代将軍、源実朝。 昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、必ずしも北条氏の傀儡ではなく、和歌や上方の風流を深く愛しつつ、政(まつりごと)においても自分の道を切り開こうとした人物像が注目されましたね。 先日図書館で借りた本で、彼のこんな歌を知ったので、ご紹介しましょう。 萩の花 暮れぐれまでもありつるが 月出でて見るに なきがはかなさ 夕暮時までは咲いていた萩の花が、夜には月の光にまぎれてか目に映らなくなってしまったその儚さを詠った、実朝のとても繊細な感性が窺わ