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四季折々の風物

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四季折々の風物を取り上げた自分の記事をまとめています
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記事一覧

自省してしまう映画2本『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』と『関心領域』

イギリス発のちょっと趣の変わったロード・ムービー『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』と、…

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天上の音楽♪~周防亮介のヴァイオリンと聖路加のチャペル

さる6月15日の午後のひと時、浜離宮朝日ホールで行われた周防亮介さんのヴァイオリン・リサ…

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心と体に良い栄養を!~浅田真央アイスショー&ペニンシュラのマンゴーAT

浅田真央アイスショー Everlasting33 に ペニンシュラ東京のマンゴーアフタヌーンティー こ…

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このGWに考えたこと ~映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』ほか

今年は、GW中、宗教がらみで考えさせられることが重なりました。 その1 映画『エドガルド・…

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藤色に包まれて(^O^)

洋の東西を問わず、古来、高貴な色とされてきた紫。 淡い青みを帯びた紫色の花、藤も、何とな…

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白金台でアート散歩 ~東京都庭園美術館&松岡美術館~

今日は初夏の日差しが降り注ぐ白金台にて、東京都庭園美術館でアールデコ建築を、松岡美術館で…

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草津と京都の春 その2

旅の続きです。 二日目は朝早く起きて京都に移動。 電車とバスを乗り継いで、開苑時間の9時をやや回った頃にお目当ての場所 「原谷苑」に到着しました。 巷間、桃源郷とか極楽とか絶賛されているのも納得。 枝垂れ桜を中心に、春の花が咲き乱れる様は、言葉を失うほどの素晴らしさでした。 原谷苑は、洛北の原谷にある個人所有のさくら苑です。代々の当主が農園内の木々や桜を手入れして景観を楽しんでいましたが、人伝に評判が広がったため、現在は梅、桜、紅葉の時期だけ一般公開しています。京の桜の隠

草津と京都の春 その1

東京の桜は例年より遅く咲き、花散らしの雨風であっという間に終わり。 春を満喫すべく、関西…

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小さきものは、みなうつくし ~ 枕草子

「何も何も、小さきものは、みなうつくし」 「枕草子」の一節ですね。 古語で「うつくし」と…

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映画『戦雲』とNHKドキュメンタリー『下山事件』が放つ、微かな希望の光

映画『戦雲(いくさふむ)』を観ました。 <作品紹介>(映画の公式サイトより) 沖縄本島、…

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ETV特集『膨張と忘却 ~理の人が見た原子力政策~』 日本の宿痾と春の花

非常に見ごたえのある調査報道番組でした(焦点がぼやけまくって腰砕けもいいところ、かなり「…

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春と冬がせめぎあうとき

福寿草に水仙、クロッカス… 寒さが残る早春に咲く花は、明るい黄色が多い気がしませんか。 と…

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今更ながら読みました『裁判官の爆笑お言葉集』

2007年に出版され、巷で話題になった新書『裁判官の爆笑お言葉集』をやっと読むことができ…

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冬の薔薇のように…

東京のよみうり大手町ホールで公演中のミュージカル『ジョン&ジェン』を観てきました。以下、若干のネタばれありです。 暴力的な父と従順な母の元、寄り添い助け合って生きる、6歳差の姉と弟、そして後に生まれる姉の息子(弟の名を継ぐ)。 その愛憎と絆を描く二人ミュージカルです。 出演者が二人のミュージカルという以外、情報を入れずに劇場へ。 姉のジェン役は濱田めぐみと新妻聖子、ジョン役は田代万里生と森崎ウィンの、それぞれダブルキャストで、4通りの組み合わせで上演されています。私が観た回