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伝統と文化を綴る日記(熊野古道、那智山編その1)

皆さんは、伊勢へ七度、熊野へ三度という言葉をご存知でしょうか?

信仰心があついこと。また、信仰心に深すぎることはないということを意味することわざです。

伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕様(山)へは月参りと呼ばれることもあります。

ちなみに 伊勢は伊勢神宮、熊野は熊野三山、愛宕様は東京にある愛宕神社のことを指すようです。(総本社は京都)

その中の熊野三山の中の一つ、熊野那智大社がある那智山は複数の見所がある素晴らしい場所です。

今回はその那智山を御紹介したいと思います。

長くなるので今回はスポットの紹介のみ現地の様子は次回に投稿します。


そもそも熊野三山とは?

和歌山県那智勝浦町にある熊野那智大社、田辺市の熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉大社とともに熊野三山とされ、全国に約4,000社以上もある熊野神社の総本社と呼ばれています。

熊野三山を目指す参詣道は「熊野古道」と呼ばれ、世界遺産にも登録されているのでご存知の方も多いのではないかと思います。

熊野三山は、和歌山県の南東部にそれぞれ20~40㎞の距離を隔てて位置しており、「熊野古道(熊野参詣道)中辺路」によって、お互いに結ばれています。

熊野は全ての人を救う聖地と呼ばれ沢山の人が、そのご利益を求め熊野三山に訪れました。

蟻の行列に喩えて「蟻の熊野古道」と呼ばれるほどの人出だったとか。

熊野那智大社とは

那智山の中腹に鎮座し、那智大滝(那智の滝)に対する自然崇拝を起源とする神社。
 熊野三山の一つとして熊野十二所権現を祀るが、当社では那智大滝を神格化した「飛瀧権現」を加え十三所権現とも呼ばれています。

夫須美神(ふすみのかみ)を御主神としており、

夫須美神とは伊弉冉尊(いざなみのみこと)ともいい万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、また縁結びの神様として崇められています。

那智山青岸渡寺

西国三十三所の観音霊場の第一番札所になります。

那智山は、遠く1600年の昔に、インドの僧、裸形上人によって開基されました。
上人が熊野浦に漂着して那智の滝にたどり着き、きびしい修行を重ねるうちに、観世音を感得したと伝えられています。

飛瀧神社

那智の瀧をご神体としています。この神社では、那智御瀧を大己貴命(大国主命の別称)の現れとして祭っています。

那智御瀧は古くから修験の場とされ、多くの人々が修行を行ってきました。特に、花山法皇が修行中に龍神から如意宝珠や鮑を授かったという伝説があります。

ここでは延命長寿の水をいただくことができます。

大門坂

樹齢800年という夫婦杉をはじめとする杉木立の中を通る熊野古道の道で、平安の昔に花山法皇や平維盛らが歩いた時と変わらない石畳が残っています。この道が熊野那智大社まで繋がっています。

今回は場所の説明をさせていただきました。
次回は実際の様子をご紹介します。
よろしければご覧くださいね、




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