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みやぎアピール大行動2023 レポート😃

いやー、なんとかなんねーんだべか😅
この蒸し暑さ😭
地球にクーラー、はよ😭

てなわけで😃
9月3日に行われた、みやぎアピール大行動2023のレポートです😃
どーじょー😃

1. 概要
1) 日時
令和5年9月3日(日)13時~
2) 場所
せんだいメディアテークオープンスクエア
3) プログラム
① 第一部
講演『しょうがい者があたりまえに生きられる社会を実現するために』
木村英子参議院議員(れいわ新選組)
② 第二部 リレートーク
 『県立精神医療センター富谷市移転反対!』
WEB署名発起人 青木もらんさん(仮名)
 『すべての人にとって暮らしやすい社会に』
トランス・アドボケイツ 山形純さん
 『今すぐ優生保護法問題の全面解決を』
優生保護法裁判原告 東二郎さん(仮名)
 『手話言語条例制定後の変化』
一般社団法人宮城県聴覚者障害協会副会長 菅原伸哉さん

2. 感想
「みやぎアピール大行動」は、2007年3月にしょうがい当事者等が始めた活動で、実行委員会加盟団体は、41団体にものぼります。活動の目的は、障害者自立支援法が障害当事者の暮らしを脅かすものであるため、障害当事者が地域で安心して暮らせるよう求めていくことです。
大行動が終わった後は、「大行進」と称して、仙台市内をパレードしたようです。(私は都合により大行進は参加せず)
木村英子参議院議員は、小さいころ障害を持ち、施設で暮らしてきました。たび重なる手術の結果、車いす生活となってしまったそうです。しかし、しょうがいを持っても地域で暮らしたいという想いが強く、行政と多くの折衝をされてきました。地域でしょうがい者が暮らしやすくする活動もそうですが、就労という面で、重度訪問介護の対象外であることの問題、入院時の介護支援が受けられない問題なども国会で質問されています。東海道新幹線の車いす用スペースを増やすことに貢献されたのは記憶に新しい所です。
木村議員には直接、自身が行っている活動を紹介するとともに、しょうがい当事者にイベント等に参加していただく難しさにどう対応していけばよいかということを質問させていただきました。
木村議員からは、しょうがい当事者が地域に出るためには支援が必要だし、それを可能にする法整備が必要。また、心のバリアフリーという問題もあり、自分の姿を地域に晒すことに抵抗のある当事者もいらっしゃる。日々の活動を通じて、しょうがいはあるけれども普通の人であるということを、それぞれが感じていただければ、どんどん広がっていくのではないかとお応えいただきました。
その後、木村議員と、その秘書の依田さん(元新宿区区議会議員、LGBT当事者)にkaigoカフェと「れいわケアLABO」の活動を話させていただき、素晴らしい活動ですねと言っていただきました。
第二部は宮城県の病院問題、LGBT当事者のお話し、旧優生保護法裁判当事者のお話し、聴覚しょうがい当事者のお話しがありました。
病院問題は政治の話が絡みますので、あまり深く話せないところです。しかし、病院というのは、経済学者の宇沢弘文氏が提唱された社会的共通資本の一部です。社会的共通資本は、人間が生活を営む上で必要な社会インフラをさします。それは赤字でも必要ですので、本来は国が投資して支えなければいけない分野です。ただし、国はどんどん民営化していて、公立の病院は全体の11%(2015年総務省調べ)となっています。地域に病院がなくなればどうなるか。しかも、精神医療が別地域に移動すれば、通院さえ困難になり、支援が必要になるわけです。在宅で支えればいいという声もありますが、医療制度研究会の本田宏副会長がおっしゃるところの、OECD平均より13万人少ない医師数では、根本的に難しいであろうと思うところです。
LGBTの問題は、先ほど述べた依田さんからも学んでいるところですが、宮城学院女子大学がトランス女性の受け入れをしているということに感銘を受けました。個人の尊重というのは憲法13条で保障されているので、実は日本では性的マイノリティを受け入れる素地はあるわけです。同性婚も然りで、憲法24条では「両性の合意にのみに基づいて成立」となっています。
旧優生保護法については、恥ずかしながらよくわかりませんでした。ただし、地裁で勝訴したものを国が控訴したということは、明確な憲法違反ではないかと思ったところです。つまり、人権とは何かという事です。人権は人が生まれながらにして持つもので、誰かから許可を得て持つものではないという事です。原告は高齢化が進んでいますので、人権に基づいた判決がおりることを望みます。
最後の手話言語についても、恥ずかしながらまだよくわかっていませんでした。しかし、こうした条例が全国にあるということは、単純に素晴らしいと思います。宮城県では、宮城県(2021年3月)で条例制定しているほか、塩釜市(2020年4月)と名取市(2021年12月)だけです。しかし、それらの地域は広域にも手話講座を行ったりしていますので、登米市でもそうした取り組みや条例をまねしていくという事も必要だと思います。また、ろうあ者を扱った映画「咲む(えむ)」が、名取市文化会館で10月7日10時~と、13時半~と、2回上映されるとのことです。
会場には出展ブースもあり、麦の会コッペのクッキー等を購入しました。
総じて言えることは「人権」ということだと思います。日本における人権というのは、法学博士の藤田早苗氏が指摘するように、国際人権からかなり遅れています。それは入管法問題で暴露された感がありますし、国連の人権委員会でも何度も指摘されているところです。
私達が「人権」を擁護するときというのは「かわいそう」と思う時ではないでしょうか。しかしそれはただ「かわいそう」というだけであって、「人権」そのものではありません。「人権」とは生まれながらに持っているものだからです。
近代歴史家の加藤陽子氏は、基本的人権こそ既得権であると話しています。基本的人権とは生まれながらに持っているのにもかかわらず、何度も棄損されてきて、その都度多くの屍を乗り越えて勝ち取ってきた歴史があるという事です。
それに加えて、私は、支援を必要とする人たちの人権を守るためには、支援する側の人権も守られなければならないと思っています。私達は憲法で定められているような、「健康で文化的な最低限度の生活」を営めているのだろうかと。訪問介護の国家賠償請求の方々の声も聴くと、事業所単位でなんとかなる問題ではないですし、地域でなんとかするという話でもないと思います。国が定めた法律や制度を変えられるのは国でしかないのです。そして、倫理綱領や行動規範にあるように、私達支援する者は、支援を受ける人たちの声をいかに届け、社会に働きかけるかという事が大事ではないかと思いました。

木村英子参議院議員と😃
よだかれんさんと😃
チラシ😃

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