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読書記録〜存在の耐えられない愛おしさ〜肌に合ってる本はもってるだけで勇気がもらえる

ずっとこの人の文章を読んでいたいと思った。

芸人やタレントなど、なんとなく人となりをしっている人のエッセイではなく、
手に取るまで知らなかった人のエッセイで、
こんなに感動するんだ。と思った。

感動、、感動ではないな。
でも何度も涙が出た。
読んだ瞬間から暖かさを感じた。
肌に合っているのかもしれない。

肌に合ってる本は読んでいるだけで温かく、勇気をもらうことができるんだと感じた。

情緒不安定さがあったのは否めないが、
冒頭の自己紹介の時点で何故か涙が溢れてしまった。

自分と重なる部分があったのかな?
彼女は自己紹介の章で結論づけるのが苦手と記した。
悩みながらも、少しずつしゃべりだす、
それでも言葉を紡いでいこうとする意思と姿に
なんとなく自分と重ねてしまったような気がする。

ただ、読み進めると自分よりもずっと人生を歩んでいる!という感じがして、
当たり前だが、言語能力や表現もすごくて、一つ一つのエピソードがドラマのようだった。

なので、それに対比する自分の人生や展開の
このあっけなさ、、といったらと落胆する部分もあった(比べるものではない)

現実って思ってるよりドライなんだよな、、と思う日々。。
思い返して感傷的にまとめられるエピソードなんてこれっぽちもない。

たぶん自分がドライなんだろうな。

ドライ、というか、
コミュニケーションから逃げた末に訪れた当然のあっけなさ、、みたいな感じ。

人と向き合うことから逃げた、
それっぽい動きだけしてみてなあなあに濁した、そんな行動結果からくるサクッとした終わり。

もともとサバサバしていたいという思いもあるのだが、
サバサバしているのと向き合うことから逃げることは違う。とひしひしと感じる。

作者の目から、脳からみた人間関係や日々は
わたしにとってとても心地の良い刺激で、さりげない、でもさりげなくない愛情をずっとどこかで感じ取れる部分があった。

だからこの人の文章をずっと読んでいたいって思ったのだろうか。

わたしも自分の言葉で、自分の信念で
対話をしたり、行動をしたりしたい。
コミュニケーションから逃げずに、悩みながらでも少しずつしゃべりだして、結論づけをちやと自分でできるようにしたい。


またエッセイ出してくれたら買おうっと、、
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