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感想文〜きみの言い訳は最高の芸術〜

新たな扉が開かれるような本だった。
自分の頑固な部分に対して、新しい解釈を提示してくれるようだった。

①嫌いという感情の出力についてのかんがえかた
「嫌いという感情を見ることで、その人の人間味をより感じられる」(意訳)
嫌いなものの話や、ネガティブな話があまり好きではない私にとっては新たな解釈の手法を教わった気分になった
ちょうど自分が逆にいい子ぶった、おもしろみのない人間だなと思っている最中でもあったから。
勿論不快になることをわざわざ出す必要はないし、無理やり価値観を変える必要もないけど、こんな切り口で自分も他人も面白く見れたらいいなと思った。

②言葉への囚われに対するかんがえかた
大人になって、言葉や、言語化について意識することが多くなった。なるべく丁寧に言語化をしていきたい、いざという時にある程度ちゃんと思いを言葉にできるようにしたいと。
でも、この本での
「言葉に表すことによって切り捨てられてしまう意味がある」(意訳)という文章を読んだ時かなりハッとさせられた。
これで上記の決意?が変わるわけではないけど、わたしが、自分の言葉、相手の言葉によって振り回されている事実があるので、
その点について、かなり寛容的になれる気がした。
その許し方を見つけることができた気がするのはとても大きい。


自分の脳が追いつかないせいなのか
なかなか頭が混乱する文章をお書きになるな、という感情も正直持ってしまった瞬間もあるが、
次第にそれ以上に自分がまだ固定観念が強い思想をもっているのだなと思わせられるようになった。
こんなに丁寧に、且つ自分の信念をもって?言葉を連ねているので、また自分の視野を広げられたな。読んでよかったです。

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