見出し画像

奇跡的勝利と悔し涙。


シーズン初戦。

1-1で迎えた試合終了間際のフリーキック。

味方のセンターバックの選手が思いっきり蹴ったボールが、相手のゴールキーパーを超えてネットを揺らした。

試合終了、2-1。

味方が泣きながら抱き合って喜ぶ中、ベンチで嬉しさか悔しさかよく分からない、複雑な涙が込み上げました。



このシーズン開幕戦までの1週間、今までにないほど試合が楽しみで、ワクワクして、待ちきれなくて、手帳の中で毎日カウントダウンをしながら過ごした。

試合当日。

「日本で磨いた技術、夏休みに鍛えたフィジカル、今まで練習してきたこと、全部今日のため。点決める。勝つ。」

力強く手帳にそう書いた。



でも、試合では全く思うようにプレーできなかった。

相手のごつくて速い選手をとめられなかった。攻守の早いゲーム流れをスローダウンさせられなかった。守備にいっぱいいっぱいで、すきな攻撃を楽しむ余裕がなかった。前半、後半ともに15分ほどで交代。


チームがずっとずっと勝ちたかった試合についに勝ったのに、何も力になれなかった自分が情けなくて、チームを勝たせたのが自分じゃなくて悔しくて、それでもチームが勝ったことが嬉しくて、涙が溢れました。


今まではっきり見えていた道が真っ白になって、道に迷った感覚でした。

技術には自信があったのに、ここで何も出来ないなら、自分の強みなにもないじゃん。

でも時間が経つにつれて思った。

一試合うまくいかなかったくらいで自信をなくすほど、今まで簡単に考えていた自分が謙虚さにかけている。


つまずいたときは、成長できるときだ。



何があっても絶対に足を止めないこと。

自分を変えるのではなくて、自分の強みを活かすためにプレーする。

恐れずにボールを触る。相手にボールを触らせない。

自信をもって、やり続ける。


今シーズンはまだ始まったばかり。

目標のRMACトーナメントにいく。

自分が絶対に点とってチームを勝たせる。


できるかできないかなんて誰にも分からないし、

きっと誰も気にしてないから、

自分だけは、できるって200%信じよう。

誰かじゃなくて自分のために。


落ち込んだ私がここからどう変わっていくのか、私のチームは目標のトーナメント出場を達成できるのか、楽しみにしててください。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?